個人的な注目作品を紹介したり、たまに感想を書いたり

平浦ファミリズム (ガガガ文庫)平浦ファミリズム (ガガガ文庫)
遍柳一 さかもと侑
小学館 2017-07-24

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五年前、ベンチャー企業の社長である母を亡くした平浦一慶。残されたのは、喧嘩っ早いトランスジェンダーの姉、オタクで引き籠りの妹、コミュ障でフリーターの父だった。かくいう一慶も、高校にもろくに通わず、母譲りの技術者としての才能を活かし、一人アプリ開発に精を出す日々を送っていた。穏やかな家庭での日常。退屈な学校生活。そんな現状を良しとしていた一慶だったが、たったひとつの事件をきっかけにして、事態は徐々に、彼の望まぬ方へと向かっていくこととなる……。第11回小学館ライトノベル大賞ガガガ大賞受賞作品。
 面白かった。家族ドラマものは苦手だけど評判がいいので読んでみたら、心配したようなべたべたしたお涙頂戴路線ではなく、文章がなじみやすくて良かった。終盤に大事件が起きるのが個人的にはちょっと不満かな。こんな大事件でもないと変われないといわれている気がしてしまって。個人的には日常のちょっとしたことの積み重ねの延長で変わっていく方が好み。そういう意味では一之瀬の話が良かった。とはいえそのへんは個人の好みの問題で全体的には十分満足。

怪滅王と12人の星の巫女 3 (電撃コミックスNEXT)怪滅王と12人の星の巫女 3 (電撃コミックスNEXT)
七介
KADOKAWA / アスキー・メディアワークス 2016-06-27

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 真頼はいいとこ見せた。がんばった。シスターは落ちたかと思えば命約はまだおあずけなのか。“星約の環”とやらは譲渡できるものならしてしまった方が良さそうに思えるのだけど、じいさんがそれを良しとしないのはなぜだろう。桃音はチンピラごときにとっつかまるってのはどうなんだ。てっきりアクマの罠か何かでもあるのかと思えばそんなわけでもなさそうだったし。

空挺ドラゴンズ(1) (アフタヌーンコミックス)空挺ドラゴンズ(1) (アフタヌーンコミックス)
桑原太矩
講談社 2016-11-07

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 読んでいて『ラピュタ』を思い出した。ドーラ一家の暮らしってこんな感じだったんだろうなあって。グルメ要素はそれほど強くないかな。やはり空挺暮らしの描写がメインかと。

ハッピーシュガーライフ 1巻 (デジタル版ガンガンコミックスJOKER)ハッピーシュガーライフ 1巻 (デジタル版ガンガンコミックスJOKER)
鍵空とみやき
スクウェア・エニックス 2015-10-22

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 絵はガンガン系らしい可愛い絵柄なんだけどぐるぐるおめめの表紙からわかる通り中身は頭のねじがぶっとんでいるやつ。とはいえ、これの前に『サークラちゃん』を読んだせいか、ぶっとび具合がもう一つ足りない気が。そのへんは今後のエスカレートに期待かね。

サークラちゃん(1)サークラちゃん(1)
ねんど。
小学館 2014-11-10

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 少年誌では絶対できないようなえげつない展開も容赦なくありの突き抜けっぷりが面白かった。しかしこれだけなんでもありの行動の行きつく先がたかだか大学の一サークル崩壊ってだけというのはしょぼい気が。まあサークル崩壊が目的ってわけではなく、周囲を踏みにじり破滅させていくのが日常レベルなんだろうけど。どんな人生を歩めばこんな娘になるのか気になるけど、実はこんな悲しい過去があったんです展開は勘弁してほしいな。天然生粋の悪魔っ娘であってほしい。

怪滅王と12人の星の巫女 2 (電撃コミックスNEXT)怪滅王と12人の星の巫女 2 (電撃コミックスNEXT)
七介
KADOKAWA / アスキー・メディアワークス 2016-02-27

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 なんだか途中から冥二郎がアクマのアストラルを発しているように見えるのだけど(具体的には第6話、P88以降)、作中で他の人物からツッコミが入らないということは単に普通のアストラルを見やすいように演出で影の部分を描いているだけなのかね? でも尻ぺロさんや内腿さんのアストラルはわざわざ影を描いていないようにも見えるしなあ。

風光る(1) (フラワーコミックス)風光る(1) (フラワーコミックス)
渡辺多恵子
小学館 1997-10-25

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 まあまあかな。悪くはないしがんばって歴史うんちくを入れているとは思うのだけど、たまに少女漫画臭さが鼻につくというか。このへんの匙加減は個人の好みの問題だろうけど。このあとの歴史の荒波の中でどうドラマが展開するのか興味があるけど、そこまで長そうだなあ。というか現時点で40巻も出ているようだし。しかもまだ終わっていないみたいだし。

K2(1) (イブニングコミックス)K2(1) (イブニングコミックス)
真船一雄
講談社 2004-11-22

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 KEI先生、『Doctor K』では世界を騒がせるスーパーテロリストだったのにすっかり一般人みたいになっちゃって。あんなことをしでかしておいてどうやってこんなふうに普通に暮らせるようになったんだ。まあ事件を起こしていたころも全く足取りをつかませなかったほどだから追跡から逃れるのもお手のものなのか。それはそれとして、裏の一族といっていたわりにはあっさり表舞台に出てきたのはちょっと拍子抜け。これじゃあ単に世代交代しただけで、前とやっていることは変わらない気が。水戸黄門みたいなもので、その変わらなさがいいのかもしれないけどさ。

ちはやふる(35) (BE・LOVEコミックス)ちはやふる(35) (BE・LOVEコミックス)
末次由紀
講談社 2017-08-10

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 けっこう豪華な組み合わせの対戦もあるのだけど今回は次以降のためのつなぎの巻といった感じ。あと作中で原田先生が語る通り、主人公たちだけでなくどの人物もそれぞれがドラマを持っているのだというのを強く感じる巻だった。

兄の嫁と暮らしています。 3巻 (デジタル版ヤングガンガンコミックス)兄の嫁と暮らしています。 3巻 (デジタル版ヤングガンガンコミックス)
くずしろ
スクウェア・エニックス 2017-07-25

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 あいかわらず暗いというかじっとりと悲しみのもやがかかっているような感じというか。最終的にどこに行きつこうとしているのだろう。