個人的な注目作品を紹介したり、たまに感想を書いたり

ドミノ (角川文庫)ドミノ (角川文庫)
恩田 陸
KADOKAWA/角川書店 2004-01-01

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 微妙。こういう多数の見ず知らずの登場人物たちの行動が絡まりあって混沌とした状況を引き起こすタイプの話を読むのが初めてなら楽しめたのかもしれないけど、何作か他にも同じような作品を知っているので、これといった特徴のない凡作ぐらいの印象でしかなかった。大事件なのにコメディタッチで気軽に楽しめたのは良かった。

信長の忍び 11 (ヤングアニマルコミックス)信長の忍び 11 (ヤングアニマルコミックス)
重野なおき
白泉社 2017-02-28

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『真田魂』を読んでいるとこちらではまだ武田勢が存続していることに違和感をおぼえてしまうな。長篠の戦いで千鳥と千代女の決着もつくことになるのだろうか。三位殿は不気味で怖く思えるけど、家族を殺され、自身も命を狙われながら泥水をすすり草をかじって生き延びるような経験をすれば、そりゃあこれぐらい恨むよなという気も。しかし如春の言う通りこの時代そんな境遇の者はいくらでもいたわけで。乱世ってやっぱ恐ろしいわ。

ママレード・ボーイ little 5 (マーガレットコミックスDIGITAL)ママレード・ボーイ little 5 (マーガレットコミックスDIGITAL)
吉住渉
集英社 2017-01-25

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 本編の延長戦みたいなものなのであまりドロドロさせずふわっとした路線でいくとか一巻ぐらいでいっていたようなおぼえがあるのだけど、やはり恋のライバルが次々と出てくるのは変わらないのか。まあそりゃ恋愛ものなんだからこういう恋のいざこざが一番人気があるのだろうけどね。無印版では一度別れたり実の兄妹疑惑があったりしたわけだが、さてこっちはどうなるだろう。

ゆるキャン△ 3巻 (まんがタイムKRコミックス)ゆるキャン△ 3巻 (まんがタイムKRコミックス)
あfろ
芳文社 2017-02-10

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 なんだかキャンプをしている場面より移動の場面が長かったので小旅行もののような印象になってきた気が。まあそりゃ厳密にキャンプする場面だけに限ってしまったら、テントを設営して食事して寝袋で寝るだけになってしまうし、キャンプ旅行ものと考えれば移動中の寄り道も醍醐味だろうけど。あと今回の話を読んでたらほうとうと焼き豚まん食べたくなった。

寄宿学校のジュリエット(4) (週刊少年マガジンコミックス)寄宿学校のジュリエット(4) (週刊少年マガジンコミックス)
金田陽介
講談社 2017-02-09

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 誕生日のトラブルを通してペルシアの恋心がより自覚的に確固たるものになったようなのはけっこうなのだけど、監督生を目指すという目標ができたためペルシアの出番がちょっと減ってきた気が。

終奏のリフレイン (電撃文庫)終奏のリフレイン (電撃文庫)
物草 純平 藤 ちょこ
KADOKAWA 2017-03-10

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「重力子」を操る特殊なオルゴール技術と、その粋である「歌唱人形」が一般化し、ついに「電気離れ」を果たした世界。“機械しか愛せない”壊れた少年技師・タスクがある日、出会ったのは――。
「わたしは、ガラテア・シスターズNo.7/リフレイン。今このときより、貴方の『花嫁』です」
 歌唱人形技術、その始まりとなったオーパーツそのものだと主張する、美しき歌唱人形リフレイン。彼女を巡って事態は動き出す。追う者、追われる者、そして、恋をする者――。
“機械しか愛せない”少年と“人間に近づきすぎた”少女型人形。ヒトでなしの人間と、モノでなしの人形の織りなす恋が、世界を変えてゆく――!?
 世界の歯車が音色を奏でる、旋律のギアハート・ファンタジー登場!
 微妙。何度も打ち切りにあったからかやたらと主人公のまわりに女キャラを配置したり、萌え的な描写が目立つようになって、その露骨な読者サービスが逆にしらける。正直この作者の作品の中では第一作のロロが一番魅力的だったと思うのだけどな。ストーリー展開の方も『ミス・ファーブル』の劣化版、とまでは言わないまでも同等以下な印象で、個人的には『ミス・ファーブル』は好きだけどあの作品だって4巻までで続きは出てないぐらいなのだから、だとすれば今回も厳しいのではという気が。ちなみにこの作品の続きか『ミス・ファーブル』の5巻、どちらが読みたいといわれれば後者の方が読みたいです。

なでしこドレミソラ (2) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)なでしこドレミソラ (2) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)
みやびあきの
芳文社 2017-03-11

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 ようやくメンバーが勢ぞろいということで今回はメンバー間の交流と掘り下げがメインな印象。その分、楽器に関するうんちくは減った感じだけど、そのへんは一歩踏み込んだ世界が描けるかもという次からに期待。高校生の部活(というか同好会)としてはマイナーなジャンルなので活躍の場は限られてくるがどうするかとか、やはり将来的には巻頭のカラー口絵のような和服姿で演奏するようになるのかなとか、今後の展開も楽しみ。

ワールドトリガー 18 (ジャンプコミックス)ワールドトリガー 18 (ジャンプコミックス)
葦原 大介
集英社 2017-03-03

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 三雲隊はワイヤー戦術がハマっていい感じだが、まだまだ安定して勝てる実力チームとは言いがたい状況だな。そのへんを補強するためのあの人物の参戦なわけだが、どういうトリガーの組み合わせを選ぶのか気になるところ。さらに玉狛第2の古株なんて登場人物たちも出てきて続きが待ち遠しいのだけど、連載中断中というのが何とも残念。とはいえ、作者さんには身体を大事にしてちゃんと治してほしい。復帰を楽しみに待っている。

この恋と、その未来。 -一年目 春- (ファミ通文庫)この恋と、その未来。 -一年目 春- (ファミ通文庫)
森橋ビンゴ Nardack
KADOKAWA/エンターブレイン 2014-06-30

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超理不尽な三人の姉の下、不遇な家庭生活を過ごしてきた松永四郎。その地獄から逃れるため、新設された全寮制の高校へと入学を決めた彼は、期待を胸に単身広島へ。知らない土地、耳慣れない言葉、そして何よりもあの姉達との不条理な日々から離れた高揚感に浸る四郎だったが、ルームメイトとなった織田未来は、複雑な心を持つ……女性!? 四郎と未来、二人の奇妙な共同生活が始まる――。『東雲侑子』のコンビで贈る、ためらいと切なさの青春ストーリー。
 まあまあ。体は女、心は男な相手との恋愛ものなんてめんどくせえと敬遠していたけど、東京ではなく広島が舞台で、しかも全寮制の学校ということでちょっと変わった青春ものとして見ればなかなか面白かった。しかしそれまでもたまに意識してドキッとすることはあってもわりとフラットにつきあってたのに、終盤になって急にはっきりと恋心を自覚する四郎の心情にはいまいち共感できず。なので今後は「恋しているけどそれを表に出すことができず切ない」という展開になるのだろうけど、その切ない気持ちに共感できなくてついていきづらくなりそう。

ピアノのムシ 1巻 (芳文社コミックス)ピアノのムシ 1巻 (芳文社コミックス)
荒川三喜夫
芳文社 2013-10-16

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 まあまあ面白かった。主人公は腕は超一流だけど性格は難あり……という設定だけど、客も同業者もけっこうろくでもないやつが多くて、そりゃこういう態度にもなるよなあと納得。そんなろくでもない客や同業者を腕で黙らせるからすっきりしてそれなりに楽しく読めた。最後に出てきた新人の女の子はシリーズを通しての相棒役になるのだろうか。