個人的な注目作品を紹介したり、たまに感想を書いたり

君の膵臓をたべたい (双葉文庫)君の膵臓をたべたい (双葉文庫)
住野 よる
双葉社 2017-04-27

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ある日、高校生の僕は病院で一冊の文庫本を拾う。タイトルは「共病文庫」。それはクラスメイトである山内桜良が綴った、秘密の日記帳だった。そこには、彼女の余命が膵臓の病気により、もういくばくもないと書かれていて――。読後、きっとこのタイトルに涙する。「名前のない僕」と「日常のない彼女」が織りなす、大ベストセラー青春小説!
 漫画版は微妙な印象で原作はどうなのかと読んでみたけど、やはりあまりぴんとこなかった。何が問題なのかと考えてみると『主人公が特に何をするわけでもないのに魅力的な女の子から積極的に関わってきてくれる棚ボタ的恋愛描写か』と前半から中盤ぐらいまで醒めた視点で読み進めてしまったからかな。本来この前半の描写で主人公たちに引き込むべきところなのにそんなだから終盤の展開もあまり響かなかった。まあ最後まで読めばなぜ桜良が主人公に関心を持ったのか理屈の上では納得できるし、今の自分とは相性が合わない作品だったということなんだろう。こんなこともある。

ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った? Lv.2 (電撃文庫)ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った? Lv.2 (電撃文庫)
聴猫 芝居 Hisasi
アスキー・メディアワークス 2013-10-10

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 ネットゲーをやっているといかにもありそうなネタがいろいろ散りばめられていて面白かった。しかし最近のスマホガチャゲー隆盛の状況を考えると、MMORPGネタってのはすでに一昔前の話題に感じてしまうな。流行り廃りって怖い。最後もいい話風味に終わって読み心地が良かった。ゲームはしょせんゲームだけど人生を少し明るくしてくれるよね。あとがきでは二巻のネタが残っているか心配されていたなんて話があったけど、それが十巻をこえるシリーズになってまだ続いているのだからすごいな。ここからどう続いていくのだろう。

4040686357今日から俺はロリのヒモ! (MF文庫J)
暁雪 へんりいだ
KADOKAWA/メディアファクトリー 2016-08-25

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なんとなく漫画家を目指している俺・天堂ハルはある日、人生これでもかってくらい勝ち組になった。なんてったって、投資で自ら稼ぐ超金持ちの美少女小学生・二条藤花が俺の漫画の大ファンで、しかもパトロンになってくれるって言うんだ! 藤花の家に住まわせてもらい、衣食住は半永久的に心配する必要がなくなった。それに作品作りの資料として、漫画もBDもフィギュアもコスプレ衣装もなんでも買い放題だし、ソシャゲも課金し放題! 資料を集めたからといって漫画が描けるとは限らないけど、これだけ理想的な環境を与えられたんだ、きっといつか良い漫画が描けるに違いない。…うん、たぶん描ける、と思うよ…? あまくて楽しい理想のヒモ生活がスタートだ!
 微妙。タイトルからこういう作風なのだとわかっていたつもりだったけどやはり一般的な道徳観からは逃れきれず、ロリの金でガチャを引いたりと自堕落な生活を送る主人公にドン引きしてしまった。百歩譲ってロリのヒモであるのはいいとしても(全然よくないけど)あれだけ尽くしてくれるファンのために漫画を描こうとしないのはどうなんだと好感が持てなかった。終盤の展開がなかったら最後まで読み心地は悪いままだっただろうな。続きはまた気が向けば。

つぐもも : 2 (アクションコミックス)つぐもも : 2 (アクションコミックス)
浜田よしかづ
双葉社 2009-04-11

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 うでずもうやくくりとの勝負などバトル描写が迫力があって良かった。くくり戦の一也の帯繰りは焼付けがどうのこうのとかくくりの言動から察するにくくりが何かしてたということなのかね。アニメではこのへんの台詞はなかった気が。

鬼滅の刃 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)鬼滅の刃 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)
吾峠呼世晴
集英社 2016-06-03

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 悪くはないけどこの一巻だけだと地味な印象かな。正式な剣士になり、仲間の人物も出てくると勢いがついてきそう。

サクラクエスト (1) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)サクラクエスト (1) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)
原作:Alexandre S. D. Celibidache 漫画:古日向いろは
芳文社 2017-05-12

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 アニメの第1話~第3話までの内容収録。絵はなかなか可愛いし再現度もけっこう高くて悪くはないコミカライズだと思うけど、やはりアニメ本編には及ばないかなと。贅沢をいえばアニメ版では描かれていなかった部分を掘り下げるとかそういった漫画版ならではの見どころがほしいなあ。

ベイビーステップ(42) (週刊少年マガジンコミックス)ベイビーステップ(42) (週刊少年マガジンコミックス)
勝木光
講談社 2016-11-17

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 応援してくれる人たちの存在が力になるというのをこれだけ具体的に描かれるのはめずらしい気が。精神論はあまり好きじゃないけど、この作品では前からメンタル論も扱っているし、過剰なパワーアップじゃなくてあくまでなんとなく力になっている気がするぐらいの扱いなので受け入れやすくていいわ。

ベイビーステップ(43) (週刊少年マガジンコミックス)ベイビーステップ(43) (週刊少年マガジンコミックス)
勝木光
講談社 2017-01-17

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 リズムって大事だよ編。なっちゃんの教え方がえらく的確でくわしかったけど、なっちゃんはリズムに乗るプレイスタイルが得意でよく研究しているということなのかね。

ベイビーステップ(44) (週刊少年マガジンコミックス)ベイビーステップ(44) (週刊少年マガジンコミックス)
勝木光
講談社 2017-04-17

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 相手のコンディションがえらく良かったとはいえかなり厳しい力の差を感じさせる試合だったわけだけど、ここからどうその差を埋めていくのだろう。肉体改造や技術の向上は一朝一夕でなんとかなるものではないしなあ。その点、クリシュナの発言の根拠が気になる。

ストラヴァガンツァ-異彩の姫- 2巻<ストラヴァガンツァ異彩の姫> (HARTA COMIX)ストラヴァガンツァ-異彩の姫- 2巻<ストラヴァガンツァ異彩の姫> (HARTA COMIX)
冨 明仁
KADOKAWA / エンターブレイン 2014-04-14

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 いきなりウンバ(巨大な猿みたいな猛獣)に襲撃されて壊滅状態とか、こんなドシリアスな作風だったっけ? と思ったら、中盤~後半にはちょろっとギャグっぽい描写もあって一巻の名残を感じた。しかしそのせいであいかわらずファンタジー日常ものをやりたいのかバトルをやりたいのかよくわからない印象。

ストラヴァガンツァ-異彩の姫- 3巻<ストラヴァガンツァ異彩の姫> (HARTA COMIX)ストラヴァガンツァ-異彩の姫- 3巻<ストラヴァガンツァ異彩の姫> (HARTA COMIX)
冨 明仁
KADOKAWA / エンターブレイン 2015-02-14

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 ウンバの脅威はひとまず去ったけど背景を調べることに。前巻あれだけ絶望的な雰囲気だったわりには意外とあっけなかったな。根本的解決はまだこれからだけど。後半で黒幕組登場。どういう思惑があるのかはまだよくわからんね。

ストラヴァガンツァ-異彩の姫- 4巻<ストラヴァガンツァ異彩の姫> (HARTA COMIX)ストラヴァガンツァ-異彩の姫- 4巻<ストラヴァガンツァ異彩の姫> (HARTA COMIX)
冨 明仁
KADOKAWA / エンターブレイン 2015-11-14

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 思ったよりも黒幕と直接対峙するのは早かった。要するに麻薬を用いた異種族の侵略戦争みたいなものか。ゴルモアはダークエルフ的な種族ということなのかね。

 以前電子書籍でここまでまとめ買いしたけど、やはりストーリーが微妙な印象。絵はきれいだし裸率が高いのは嬉しいのだけど(笑)、日常描写のゆるい雰囲気とシリアス展開の緊張感がアンバランスなんだよな。どちらか一方の路線を徹底した方が良かった気が。

俺を好きなのはお前だけかよ (2) (電撃文庫)俺を好きなのはお前だけかよ (2) (電撃文庫)
駱駝 ブリキ
KADOKAWA/アスキー・メディアワークス 2016-04-09

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 いまいち。今回の騒動の原因といえる新登場人物のあすなろがマス○ミうぜえとしか思えず、最後までその印象が変わらなかった。またジョーロやパンジーの心情もよくわからん。ジョーロはそんなにパンジーが好きじゃないならもっと徹底的に避ければいいのでは。パンジーもなぜ好きな相手にやたらと毒舌なんだ? ジョーロは口や地の一人称の文で語っているほどパンジーのことが嫌いではなく、パンジーの毒舌は好きな相手ほど意地悪したくなるという心情なのかもしれないけど、ひねくれっぷりの度が過ぎていませんかねという気が。

やがて恋するヴィヴィ・レイン 1 (ガガガ文庫)やがて恋するヴィヴィ・レイン 1 (ガガガ文庫)
犬村 小六
小学館 2016-09-16

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「ヴィヴィ・レインを見つけて」。義妹の願いを胸に、スラム街の少年は旅に出る。限られた命を生きる人造の少女と意志を持つ機械兵。滅びゆく王国の姫、性別不詳の天才操縦士、皇帝に捨てられた侍女の子ども……。旅の途中、それぞれの傷を抱えた仲間たちと出会い、やがて少年は「災厄の魔王」と称され、楽園に支配された世界へ反逆の旗を翻す。ヴィヴィ・レインを捜す、ただそれだけだった小さな旅はいつしか時代のうねりとなり、世界を変革する戦いへ――。傷だらけの少年少女が織りなす恋と会戦の物語、開幕。
 いまいち。機械兵(ロボット)戦の描写が前シリーズの空戦描写とくらべて迫力不足な気が。まだ一作目だから慣れていないせいもあるのかもしれないけど。戦記ものとしては主人公は智将的な立場になりそうなんだけど、現時点ではまだ小ずるく立ちまわっているだけといった感じでいまいち冴えない印象なのも残念。このへんも今後成長して変わっていくのかね。あと主人公がスラムや戦場で育ったというかなりヘビーな生い立ちのわりには、ライトノベルらしさを意識したのかたまに妙に軽い言動になるのもしらけた。