個人的な注目作品を紹介したり、たまに感想を書いたり

JA~女子によるアグリカルチャー~(1)<JA~女子によるアグリカルチャー~> (角川コミックス・エース)JA~女子によるアグリカルチャー~(1) (角川コミックス・エース)
鳴見 なる 唐花見 コウ
KADOKAWA / 角川書店 2013-02-04

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 微妙。再婚家族の義理の四姉妹による農業ものだけど、農業ものとしてはそれほど掘り下げが深くなくてもの足りないし、義理の姉妹という関係を通して描く家族ものというにはそれほど家族関係に焦点があてられていないし、田舎を舞台にした美少女たちの日常ものというほど日常描写が中心というわけでもない。というか、どの要素もあるせいでそれぞれ要素の描写が浅くなっている気が。まだ一巻だからそんなふうに感じるだけで、話が進めばそれぞれの掘り下げが進んで面白くなってくるのかもしれないけど。

無職転生 ~異世界行ったら本気だす~ 14 (MFブックス)無職転生 ~異世界行ったら本気だす~ 14 (MFブックス)
理不尽な孫の手 シロタカ
KADOKAWA 2017-04-25

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(以下ネタバレ)

[無職転生 ~異世界行ったら本気だす~ 14]の続きを読む
つぐもも : 1 (アクションコミックス)つぐもも : 1 (アクションコミックス)
浜田よしかづ
双葉社 2008-06-28

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 アニメ3話目の途中あたりまで収録。多少の違いはあれどほぼアニメで見た通りの内容。あとがきによるとこれが作者にとっての初オリジナル長編連載作品だそうで、初のオリジナル長編でこれだけ長く続けられるとはすごいな。

ベルゼブブ嬢のお気に召すまま。 4巻 (デジタル版ガンガンコミックス)ベルゼブブ嬢のお気に召すまま。 4巻 (デジタル版ガンガンコミックス)
matoba
スクウェア・エニックス 2017-03-22

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 特に大きな動きのない巻だった。今回表紙のダンタリオンとモレクがメインのエピソードがあったのとベルゼブブの専属シェフのニスロクが出てきたのが特徴かね。ほんの数コマだけちょろっと出てきたミュリンの妹たちが気になる。

王国へ続く道2 (HJ NOVELS)王国へ続く道2 (HJ NOVELS)
湯水快 日陰影次
ホビージャパン 2015-12-22

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 シリーズ中トップクラスに重要ヒロインのセリアとノンナ登場。まあこの作品はヒロインの数がやたらと多いわりには無駄に使い捨てることなくどのヒロインもかなり後の方になっても出てくるのだけど、さすがに出番の頻度には差があるわけで、セリアとノンナはそういう意味でかなり出番多めの重要ヒロインなんだよな。聖剣デュアルクレイターというファンタジー的なアイテムも登場。しかしマジックソード無双にならずよく切れる剣程度の扱いで、馬上で振るうならやはり槍などの長さのある武器の方が便利というバランスが好き。クリストフやアンドレイも登場。こうして見るとなかなか長いつきあいになるんだな。

勇者のクズ1 (カドカワBOOKS)勇者のクズ1 (カドカワBOOKS)
ロケット商会 草河 遊也
KADOKAWA 2016-12-24

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「勇者なんて、最低のクズがやる商売だ」
 改造手術を受けたヤクザが魔王となり、それを狩る職業が勇者として合法化した現代。金に困り勇者志願の女子高生3人の家庭教師となったチンピラ勇者ヤシロは、魔王の事務所へのカチコミ、勇者養成学校への不法侵入、死んだ勇者の遺品漁りなど落ちこぼれの少女たちを『指導』するうち、身体強化薬《E3》を巡る陰謀に巻き込まれ――!? 第1回カクヨムWeb小説コンテスト現代アクション部門大賞作!
 こんなタイトルだけど現代異能バトル師弟もの。異能もあるけどわりと接近戦も重要で、そのへんの駆け引きや剣を使った接近戦の描写は読みごたえがあって良かった。しかし中盤ぐらいになると少々だれた。また押しかけ弟子の三人娘に魅力が感じられなくてつらかった。途中からこれはこれでいいかもと印象が持ち直したけど、でもそうなると今度はよくある教え子の少女たちから好意を向けられる師匠役の主人公という図式になってしまってそれはそれでどうなんだという気も。

かぐや様は告らせたい 5 ~天才たちの恋愛頭脳戦~ (ヤングジャンプコミックス)かぐや様は告らせたい 5 ~天才たちの恋愛頭脳戦~ (ヤングジャンプコミックス)
赤坂 アカ
集英社 2017-04-19

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 花火大会の話はかなりシリアス度高め。たまにならこういうのもありだと思うが、あくまでこの作品は気軽に楽しめるラブコメであってほしいのであまりシリアス重視の方にはいってほしくないな。その点、かぐやの家庭事情設定が重そうでちょっと心配。恋愛相談の一般生徒カップルの話もすっかり定番になっちゃって。しかし男の方にホレて追っかけている女の子はすでにストーカーの域なのでは。ところで今回のカバー折り返しの「恋の本質は~」ってのはどこからの引用なんだろう。

裏世界ピクニック ふたりの怪異探検ファイル (ハヤカワ文庫JA)裏世界ピクニック ふたりの怪異探検ファイル (ハヤカワ文庫JA)
宮澤 伊織 shirakaba
早川書房 2017-02-23

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仁科鳥子と出逢ったのは〈裏側〉で“あれ”を目にして死にかけていたときだった――その日を境にくたびれた女子大生・紙越空魚の人生は一変する。「くねくね」や「八尺様」など、実話怪談として語られる危険な存在が出現する、この現実と隣合わせで謎だらけの裏世界。研究とお金稼ぎ、そして大切な人を捜すため、鳥子と空魚は非日常へと足を踏み入れる――気鋭のエンタメSF作家が贈る、女子ふたり怪異探検サバイバル!
 元ネタのネット怪談を知っていれいばもうちょっと違った印象になったのかもしれないけど全然知らなかったので、わけのわからない状況でわけのわからんことになる物語という印象だった。本来そういう作風は苦手なんだけど、最後までそれなりについていけたのは主に主役二人のやりとりが楽しめたからかな。しかし主役二人の軽いやりとりとは裏腹に相当ヤバそうな状況で気軽に楽しみやすいとは言いがたい感じ。あとこういう怪談的作風で銃器で危機を乗り越えるというのはめずらしい気が。作者の趣味なんだろうか。

おそれミミズク あるいは彼岸の渡し綱 (講談社タイガ)おそれミミズク あるいは彼岸の渡し綱 (講談社タイガ)
オキシ タケヒコ
講談社 2017-02-21

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「ひさしや、ミミズク」今日も座敷牢の暗がりでツナは微笑む。山中の屋敷に住まう下半身不随の女の子が、ぼくの秘密の友達だ。彼女と会うには奇妙な条件があった。「怖い話」を聞かせるというその求めに応じるため、ぼくはもう十年、怪談蒐集に励んでいるのだが……。ツナとぼく、夢と現、彼岸と此岸が恐怖によって繋がるとき、驚天動地のビジョンがせかいを変容させる――。
 微妙。ホラーでSFでボーイ・ミーツ・ガールな作品と聞いたので読んでみたけど7~8割がホラーな印象で、たしかにSFやボーイ・ミーツ・ガール要素もないわけではないものの圧倒的にホラー成分が占める割合が高くて、ホラーが好みではない自分にはかなり後の方になるまで楽しめなかった。終盤になってようやくSF色が強くなり、最後はボーイ・ミーツ・ガールとしてきれいにまとまっていたので印象は持ち直したけど、逆に前半~中盤のホラー展開が気に入ったという読者だと後半の展開は好みに合わない人もいるのではないかと。

長崎・オランダ坂の洋館カフェ シュガーロードと秘密の本 (宝島社文庫)長崎・オランダ坂の洋館カフェ シュガーロードと秘密の本 (宝島社文庫)
江本 マシメサ
宝島社 2017-04-06

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長崎の女子大学に入学した東京出身の乙女は、オランダ坂の外れに一軒の洋館カフェを見つけ、バイトをすることに。クラシカルで雰囲気たっぷりのカフェのメニューは、一日一品のデザートセットのみ。不機嫌顔のイケメンオーナーは、本業不明でやる気ゼロ。その上、雨降る夜にしか開店しないという謎システム。乙女は怪しすぎるバイトをやめようかと思うが、提供される極上スイーツに攻略され、徐々にカフェと長崎の歴史に夢中になって……。
 グルメうんちくはさすがに豊富だったけど基本的に洋館カフェが舞台の中心なので長崎紹介ものとしては思ったほどではなかった。主人公が内向的でうじうじしたタイプではないかと心配だったけど、意外と神経図太くてさっぱりした性格だったのは好印象。ベタな少女漫画みたいな恋愛描写はちょっと好みじゃなかったけどそのへんは好みの問題でこれはこれでありかと。総じて普通。深い満足感はないけど軽い読み物としては悪くなかったというところ。