魔女の戴冠 I

ここでは、「魔女の戴冠 I」 に関する記事を紹介しています。

魔女の戴冠〈1〉 (幻狼ファンタジアノベルス)魔女の戴冠〈1〉 (幻狼ファンタジアノベルス)
高瀬 美恵
幻冬舎コミックス 2008-08

by G-Tools

聖エレオノーラ女学院は、一流の魔女を養成する名門校。可憐な少女達が、魔法の勉強に勤しむ学院で、突如凄惨な事件が巻き起こる! 兄を殺された白魔女の卵・キアラは、禁断の黒魔術を持ち出し復讐を誓うが、忽然と目の前に現れた冴えない風情の青年に阻まれ…。2人の出会いは、やがて聖エレオノーラ女学院おろか、国全体を巻き込む大きな物語の幕開けだった…。
 面白かった。でもこれ、終盤にいきなり伏線はりまくり過ぎだろ(笑) タイトルに1とついているからそりゃあシリーズものなんだろうなと最初からわかるようにはなっているけど、それでも普通これ1冊でもうちょっとそれなりにまとまっているものだろうに。

 魔女、女学園、禁じられた邪法、異国の魔術師、殺人、ヤクザものの眼帯執事、秘められた過去を持つ青年、ゲイバー(笑) ……といろいろな要素が詰まっていて、いちおう殺人事件の真相を追うのを主軸に話は進むものの、兄を殺された少女の復讐物語になるわけでもなく、事件の真相解明に凝ったミステリ的謎解きがあるわけでもなく、ハデな魔法バトルが展開するわけでもなく、女学園の優秀そうな生徒会長やら問題児も出てくるものの学園ものとして展開するわけでもなく、普通なら主人公っぽい立ち位置の青年も目立って活躍するわけでもなしで、なんだか変な作品だなあと思って読んでいたら、終盤にいきなりドカッと大量の伏線が出てきて驚いた。

 というわけで消化不良気味だし、ストーリーの中身や構成に関しては正直なところあまり上手く調理できていないと思うのだけど、どことなくとぼけたようなコミカルな作風や登場人物たちが気に入って楽しめた。それになんだかんだで今回だけではわからなかった伏線の真相も気になるので続きも読んでみる。次は今回あまり出番のなかった登場人物たちにも出番があってほしいなあ。

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