もと子先生の恋人

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もと子先生の恋人 (ジェッツコミックス)もと子先生の恋人 (ジェッツコミックス)
田中 ユタカ
白泉社 2009-01-29


ボクは愛しています。

あなたの事も、

あなたの作品の事も。


仕事に一途な女性と、
仕事に情熱を燃やす男性・
2人は「漫画家」と「編集者」。
でも2人は恋人同士でもあった…。
 Chapter.1~Chapter.5まで収録。これ1冊で完結(だと思う)。各Chapter内に複数の小エピソードが入っているという構成。漫画家のもと子と編集者の慎太郎、ふたりの仕事にがんばる姿と恋の始まりから恋人になりふたりで過ごす時間を優しく丁寧に描いた作品。

 登場人物が漫画家と編集者とはいえ漫画の創作や業界に関して深く切り込んでいるわけでもなく、恋愛を描いているとはいえ大きな波乱が生じるわけでもなく、ごく普通の日常の一コマを描いているだけなのだけど、温かく包み込むような雰囲気が良かった…………と言いたいところだけど、一見どこにでもあるような平凡な日常に見えて、実はこの作品の中で描かれる日常はだれもが夢見て、でも容易には手の届かない理想の日々なのではないかと。

 ときに大変だったり、しんどかったりもするけど、でも結局は好きだと心から言える仕事があって、熱心に取り組むことができ、恋した相手と問題なく恋人になれて、恋人は趣味も仕事も理解し受けとめてくれるという状況は、実際のところなかなか得難いものの気が。恋人でありながら仕事上でもパートナーとなるとどこかで派手に大きく衝突することも起こりそうなものだけど、少なくともこの作品の中ではそのへんは描かれないし。そういった「現実にはなかなか手が届かないけど実際あり得そうに思える身近な理想の日々」の描写が読んでいて心地よく感じられるのが良かったのかなと分析してみたり。

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