個人的な注目作品を紹介したり、たまに感想を書いたり
獅子の玉座「レギウス」〈3〉妖精楽園 (電撃文庫)獅子の玉座「レギウス」〈3〉妖精楽園 (電撃文庫)
マサト 真希
アスキーメディアワークス 2009-01-07

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神々と英雄、剣と神秘のファンタジー叙事詩、第三弾!

 女神エウレネの言葉に導かれ、王領ベルギカへ渡る傭兵レオンと聖王女アリアン一行。彼らの前に、伝説の古きまつろわぬ民、妖精小人リリピティエンが姿を現す。彼らは“無貌の王”と誓約を結んだアリアンの未来を予見するという。
 その頃ダルディス皇国の都では、女皇エンジェリナの戴冠式を前に不穏な叛乱の噂が流れていた。宰相の座についたユーサーは、聖霊ウルフェと名乗る少女をつれて、陰謀渦巻く都を後に鎮圧におもむくが──
 神のおわす楽園で、お互いへの秘められた想いに気づくレオンとアリアン。許されぬ想いにとまどう二人に、過酷な運命が容赦なくせまる!
 シリーズ第三巻。さあ、この第三巻の壁を突破できるか。今回の内容から言えばまだ全然終わっていないけど、打ち切られるときは容赦なく打ち切られるからなあ。あとがきでも今後について良くも悪くもなんとも述べていなかったし。

(以下ネタバレ)











(ネタバレ開始)

 カラやジジも素性にワケありの一軍レギュラーキャラだったのね。てっきり二軍の脇役扱いかと思っていたのでびっくり。カラの因縁の方はもうだいたいわかっているけど、いまだ秘密のままのジジの素性はどんなものか気になるところ。

 今回ジジとハーヴィン、ユーサーとキアラにフラグが立ったかな? それに多分からかっているだけなのだろうけど、ひょっとしたらというレベルでカラとラウルにも。

 エンジェリナはもっと曲者かと思っていたのだけど、今のままだと小物っぽく終わってしまいそうで残念。

 ずいぶんレガリアも集まり、また古の民も出てきた印象だけど(レオンの側にはなくてもユーサー側にあったりするし)全部でいくつくらいあったんだったっけ? あまりはっきりとはおぼえていないけど、もう大体は集まったし、今回のラストでレオンはアリアンのもとで地位を得たので、今までは神々の過去のいざこざに翻弄される事件が多かったけど、次からは国を取り戻す戦いがメインになりそう。

 神々の過去やレオンの秘密は今まで引っぱってきたのに今回ラウルの口からあっさり明かされてしまって残念。まだ秘密の全部がわかったわけではないのだろうけど、もうちょっと盛り上がりがほしかったな。

 国を取り戻すこと、邪神を退ける手段を見つけること、どちらか一事でも大ごとなのにその二つが重なり、神々すら味方とは言えず、さらにそこにレオンとアリアンの恋愛問題もからむのだから、とんでもない茨の道だなあ。だからこそ読者としては面白いわけだけど。

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