烙印の紋章 II 陰謀の都を竜は駆ける

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烙印の紋章 2 (2) (電撃文庫 す 3-16)烙印の紋章 2 (2) (電撃文庫 す 3-16)
杉原 智則
アスキー・メディアワークス 2008-11-10

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帝都凱旋! 英雄への道を歩む剣闘士オルバの物語。

 初陣で勝利を飾り帝都へ凱旋したオルバ。都では皇帝の専横が目立ちはじめていた。反皇帝派の不穏な噂を耳にしたオルバは、真相を探るため建国祭の大剣闘大会に出場することになる。ガーベラからの使者ノウェ、ビリーナに敵意を燃やす皇太子の義妹イネーリ、オルバを操ろうとするフェドムなど、帝都は様々な思惑の坩堝と化す。
 そんな中、オルバは皇太子と剣闘士、二つの役割の間で揺れ動く。一方、ビリーナはオルバへの複雑な想いと、異国の姫という立場の間で思い悩む。はたして二人の関係と帝都を舞台にした政争の行方は──!?
 一巻で顔見せと初期配置が終わり、この二巻になっていよいよ本番開始といった感じで、いろいろな動きが出てきて面白かった。途中もっと後味の悪い結末になるのではないかと心配したが、最終的には無事に収まるべきところに収まってくれて一安心。この二巻で新しく出てきた魅力的な登場人物のうちの何人かは、今後も引き続き出番があるようで楽しみ。

 それにしてもビリーナはあまりヒロインらしく見えませんな(笑) 復讐者やら身代り皇子やら剣闘士やら、いろいろなものを背負っているオルバに対して、いまいちビリーナはこれといったアピールポイントに欠ける印象なので。オルバがビリーナを特別に意識しているよう描かれているのはわかるけど、それが単なる話の都合でしかないように見えてしまうのが困りもの。もう少し特別視するに足るだけの魅力が読者側にも伝わってくるような要素があればいいのだけど。現時点ではどちらかというと小悪魔系傲慢娘としてあれこれ場を引っかき回してくれそうなイネーリの方が気になるところ。もっとも次からはイネーリの出番は減りそうなのがちょっと心配。次の巻が楽しみだけど、一巻と二巻の刊行間隔からするとかなり先になりそうだなあ。

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