ぴにおん!

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ぴにおん! (MF文庫J)ぴにおん! (MF文庫J)
樋口 司
メディアファクトリー 2008-11

by G-Tools

第4回新人賞<佳作>受賞作!
木元二葉、15歳 超能力が使えます


俺の名前は佐々木与四郎。何の変哲もない高校生だ。……すまん、何の変哲もないというのは嘘だ。実は超能力が使える。その力を使って、俺は日夜仲間たちと共に悪の組織との戦いを繰り広げている。……やっぱり嘘だ。超能力が使えたからって良いことなんか何も起きないし、楽しくない。……そう思っていたんだけれど――「木元二葉です。佐々木与四郎と3年後に結婚します」高校の入学式の日、自己紹介でこんな爆弾発言をしたヤツがいた! それからというもの可愛い女の子たちに次々に求婚されて――いったいなにが起きてるんだ!? 第4回MF文庫Jライトノベル新人賞<佳作>受賞、独特のテンポで送る新感覚超能力コメディ、スタート!
 あらすじからするとハーレム型ラブコメっぽく思えるけど、そういう印象ではなかった。しいていうならちょっとおかしなドタバタ日常もの? これ一冊で完結だと思うが、そう思っていたら続いた作品なんていくらでもあるし、この作品はどうなるだろう。

 主人公の一人称語り口調がうっとうしい。特に実は嘘だというパターンを何度も繰り返されたのはナメてんのかと腹が立った。作者としては面白おかしい愉快な一人称のつもりなのかもしれないけど、残念ながらまったくの逆効果としか思えなかった。おまけに最後の大きなトラブルもなにそれって言いたくなるようなオチだし。

 方向性がでたらめでまとまりがないかと思っていたが、最終的にそれなりにまとまっていたのは上手かったと思う。でも、美少女たちに迫られるハーレム的な状況でありながらニヤニヤできるような描写は薄く、迫ってくるのは打算一本槍なのがまるわかりだからヒロインたちにも魅力を感じづらく、MF文庫J作品らしいエロ要素もほとんどなく、超能力をいかして問題解決するわけでもなくて、どこを楽しめばいいのかわかりづらい作品だった。個人的にはマイナス印象でしかなかったが、主人公の語り口調を受け入れられる人なら楽しめるかも。

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