Guns for Nosferatus 1 此よりは荒野

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此よりは荒野 (ガガガ文庫)此よりは荒野 (ガガガ文庫)
水無神 知宏
小学館 2008-11-18


ダークファンタジー×西部劇

19世紀末、アメリカ西部。近隣の村とともに家を襲われ、母と妹を亡くしたアラン・グリーンウッド。彼を助けた少女は言った。襲撃者は「不死者秘儀団」だと。炎に包まれる家を前に、アランは復讐を誓う。――それから3年。保安官の叔父のもと、キングスウェイ市で保安官補となっていたアランは、かつての少女――「屍人殺しのステラ」の二つ名で呼ばれる凄腕の拳銃使いと再会する。その間に埋められぬ力の差を感じ、自嘲するアラン。そんな折、街が人狼に襲撃され……。いま、ふたりの復讐劇が幕を開ける!!
 作者の水無神知宏さんはずいぶん前に富士見ファンタジア文庫で『装甲戦闘猟兵の哀歌』という作品を出していたとか。個人的にはいちおうタイトルに聞きおぼえぐらいならあるけど残念ながら未読。そちらではなく『Crescendo~永遠だと思っていたあの頃~』の方で知っていたので手を出してみた。

 アンデッドやら人狼やらサキュバスやらがわりと身近な存在として出てくる世界で西部劇をやるという基本路線はなかなか魅力的なのだけど、ただ情報が頭の中を通り過ぎていくだけで、まるで心の琴線に触れるものがなくて微妙だった。客観的に見れば文章もストーリーも悪くないのはわかるので、相性が悪かったとしかいいようがないか。

 ひとつはっきりと気になった点としては、前半で未熟者として描かれていた主人公が後半になったら急激に成長し過ぎではないかと。いちおう父は優秀な人物だったとか、幼いころはその父から教えを受けていたとか、素質は悪くないという伏線が張られているのはわかるのだけど、主人公の成長が単なる話の都合みたいに感じられてしまって素直に話の流れに乗れなかった。

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