黙示録 上

ここでは、「黙示録 上」 に関する記事を紹介しています。

黙示録 上 (角川文庫)黙示録 上 (角川文庫)
池上 永一
KADOKAWA 2017-05-25

by G-Tools

1712年、琉球王に第13代尚敬王が即位した。国師の蔡温は国を繁栄させるため、王の身代わりとなる存在「月しろ」を探し始めた。一方、貧しさから盗みを働く蘇了泉は、王宮を追われた舞踊家・石羅吾に踊りの天賦の才を見出される。病気の母親を救うため、謝恩使の楽童子として江戸に上ることを決めた了泉。だが船中には、もうひとりの天才美少年・雲胡が同乗していた……。将軍に拝謁すべく、2人の舞踊家が鎬を削る!
 まあまあ。『テンペスト』の作者のあたらしい琉球歴史長編ものということで読んでみた。最初は主人公の了泉にあまり魅力が感じられず、また苦しい状況が長々と続いて素直に話に入っていきづらかったが、読み進めていくうちに了泉も含めて登場人物たちの、決してきれいなところばかりでなく野心やろくでもない欲望を持っていたりもするものの活力にあふれた様子に好感が持てるようになってきて楽しめた。とりあえずこの上巻でひとつ大きな区切りがつくのだけど、下巻でここから話はどう動いていくのだろう。

コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://lowo.blog22.fc2.com/tb.php/4949-3643d9f0
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック