少女キネマ 或は暴想王と屋根裏姫の物語

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少女キネマ 或は暴想王と屋根裏姫の物語 (角川文庫)少女キネマ 或は暴想王と屋根裏姫の物語 (角川文庫)
一 肇
KADOKAWA 2017-02-25

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2浪の果てに中堅お坊ちゃん私大に入学した、十倉和成20歳。ある日、彼のボロ下宿の天袋からセーラー服姿の少女が這いおりてきた。少女・さちは5年前から天井裏を住処にしてきたという。九州男児的使命感に燃えた十倉はさちを庇護すべく動きだした。そしていつしか、自らの停滞の原因――高校時代の親友であり、映画に憑かれて死んだ男・才条の死の謎に迫っていく。映画と、少女と、青春と。熱狂と暴想が止まらない新ミステリー。
 主人公の恋愛描写は蛇足だったかなと。恋愛要素を入れずに、かつての友人の足跡をたどり四苦八苦する映画の物語でまとめても良かった気が。まあそのへんは好みの問題だし、そういった自分の好みには合わなかった部分を差し引いても十分面白いと言える作品だった。ちょっと時代がかった言いまわしが古臭くも読み心地がいいし、かつての友人の足跡をめぐって苦悩する主人公の姿には引き込まれ、終盤の一線を突き抜けた怒涛の勢いがすごかった。ファンタジー要素の影響が大き過ぎるのでもうちょっと控えめの方が良かったけど、それも好みの問題か。

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