血と霧1 常闇の王子

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血と霧1 常闇の王子 (ハヤカワ文庫JA)血と霧1 常闇の王子 (ハヤカワ文庫JA)
多崎礼 中田春彌
早川書房 2016-05-24

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血の価値を決める三属性――明度(バリュー)、彩度(クロマ)、色相(ヒュー)――による階級制度に支配された巻き貝状の都市国家ライコス。その最下層にある唯一の酒場『霧笛』で血液専門の探索業を営むロイスのもとに、少年ルークの捜索依頼が持ち込まれた。だが両親だと偽る男女は、事件の核心部分を語ろうとしない。価値ある血を持つと思われる少年に自らの過去の因縁を重ねたロイスは調査を始めるが、それは国家を揺るがす陰謀の序章に過ぎなかった。
 微妙。ある種の喪失感を抱えた主人公ということでハードボイルドものっぽい雰囲気のある作品だけど、ハードボイルドと呼ぶには感傷的過ぎる印象で、主人公の言動がいまいち好みに合わなかった。嫌いというほどではないけど好感が持てるとも素直に言いがたい感じ。血の異能設定も決して作中でいかされていないわけではないけどハデな異能バトルというほどではないし、話の本筋らしきものが見え隠れするもののこの一巻ではそのへんははっきり動かなくて場当たり的に問題を解決しているだけだしで、全体的に悪くはないけどすっきりしない印象の作品だった。

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