いちご同盟

ここでは、「いちご同盟」 に関する記事を紹介しています。

いちご同盟 (集英社文庫)いちご同盟 (集英社文庫)
三田 誠広
集英社 1991-10-18

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中学三年生の良一は、同級生の野球部のエース・徹也を通じて、重症の腫瘍で入院中の少女・直美を知る。徹也は対抗試合に全力を尽くして直美を力づけ、良一もよい話し相手になって彼女を慰める。ある日、直美が突然良一に言った、「あたしと、心中しない?」。ガラス細工のように繊細な少年の日の恋愛と友情、生と死をリリカルに描いた長篇。
『四月は君の嘘』で出てきてたので読んでみたけど微妙。あらすじを読んだときはおもいっきり『四月は君の嘘』とよく似た話の作品なのかと思ったのだけど、いざ読んでみるとひたすらローテンションで、カラフルな『四月は君の嘘』に対し、こちらは薄暗い灰色な印象の作品だった。恋愛要素もあるものの、互いにどのへんでそんなに強く惹かれたのかよくわからん。逆に進路に思い悩むあたりは青春ものとして共感しやすく、十代のころに読めば良かったかなという気が。


(追記)

 良一が直美に惹かれたのは気になっている「死」に現実に向き合っている存在だから、逆に直美が良一に惹かれたのは特に病気などもなく未来があるはずなのに「死(自殺)」に関心を示す存在だからかね。徹也にも惹かれてただろうけど、徹也は野球のスタープレイヤーということで華々し過ぎて逆に距離を感じたとか。

 話がローテンションで淡々とした印象なのは、やろうと思えば物語らしく盛り上げられたのだろうけど、そういった意図的な盛り上がりを持ち込ませずに、あくまで登場人物たちが置かれた状況に対してどう向き合うかだけを描こうと意図したからなのかな。

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