あまねく神竜住まう国

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あまねく神竜住まう国 (児童書)あまねく神竜住まう国 (児童書)
荻原 規子
徳間書店 2015-02-13

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伊豆の地にひとり流された源頼朝は、まだ十代前半の少年だった。土地の豪族にうとまれ、命さえねらわれる日々に、生きる希望も失いがちな頼朝のもとへ、ある日、意外な客が訪れる……かつて、頼朝の命を不思議な方法でつなぎとめた笛の名手・草十郎と、妻の舞姫・糸世の運命もまた、この地に引き寄せられていたのだった。
北条の領主に引き渡され、川の中州の小屋でともに暮らし始めた頼朝と草十郎。だが、土地の若者と争った頼朝は、縛り上げられて「大蛇の洞窟」に投げこまれ……?
土地神である神竜と対峙し、伊豆の地に根を下ろしていく少年頼朝の姿を描く、日本のファンタジーの旗手・荻原規子の最新刊。
 勾玉三部作や『風神秘抄』を読んだころからずいぶん時間が経っているので、ものの考え方や感性が変わっていて今ではもう楽しめないのではという心配があったのだけど、意外とまあまあ楽しめた。さすがに全盛期の『空色勾玉』や『白鳥異伝』を読んだときほどではなかったが。

 思ったよりも『風神秘抄』の草十郎と糸世ががっつり話にからんできて、頼朝の物語というより『風神秘抄』の外伝短編を膨らませたらこの作品になったという感じ。頼朝の恋愛描写が無かったのは残念。ヒロインとの年齢差を考えれば仕方ないけどね。

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