ラフダイヤモンド まんが学校にようこそ 1

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ラフダイヤモンド まんが学校にようこそ 1 (ジャンプコミックス)ラフダイヤモンド まんが学校にようこそ 1 (ジャンプコミックス)
緒方 てい
集英社 2014-11-04

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 微妙。漫画学校ものだけどまだ始まったばかりということで漫画作りのノウハウについての話は少なめですな。80年代の漫画家美少女幽霊なんてキャラを出しているわりにはいまいち存在意義が薄い気が。幽霊を削って高校生講師と生徒ものでも十分話が成り立ちそうだと思うのだけどな。他にもいろいろすっきりしない点が。

(以下ネタバレ)











(ネタバレ開始)

 まず二話目の主人公が講師の話を引き受ける際の気持ちの動きがよくわからん。一話目で漫画家をやめて高校生らしい青春を取り戻そうとしていたが留年になって落ち込んでいた→講師を引き受ければその留年も取り消してもらえる。なのに講師の話を断る→もう漫画の世界に関わりたくないから……と、ここまではいいとして、あきらの話を聞いたら急に気が変わるのはなぜ? いや、あきらの話を聞いて漫画が好きだった原点の気持ちを思い出したからというのは理屈ではわかるのだけど、あれだけでそんな急に変わるかなと共感しづらかったというか。

 あとキャラ。霊感持ちの少々きつめの元OL、元ヤクザ、「昇り龍だ!」が口癖の少年、男の娘、ツンデレ妹。わかりやすく読者にもすぐおぼえてもらえる特徴のあるキャラをという意図はわかるのだけど、わかりやす過ぎてキャラが記号的な印象になってしまっている気が。話が進めば掘り下げられて印象も変わるのかもしれないけどね。

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