アリス・エクス・マキナ 01 愚者たちのマドリガル

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アリス・エクス・マキナ 01 愚者たちのマドリガル (星海社FICTIONS)アリス・エクス・マキナ 01 愚者たちのマドリガル (星海社FICTIONS)
伊吹 契 大槍 葦人
講談社 2014-09-12

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 高性能アンドロイド・アリス──その普及に伴い、彼女たちの人格プログラム改修を行う“調律師”たちも、あちこちに工房を構えるように なっていた。
 ある日、そんな調律師の一人である朝倉冬治の工房を、一体のアリスが訪ねた。
 ロザと名乗ったその機巧少女は、一五年前に別れた冬治の幼馴染・永峰あきらと瓜二つの外貌を持っていた。戸惑いながらも他人の空似かと思う冬治だったが、あきらを想起させる行動を繰り返すロザに対し、次第に疑念を募らせていく。
 彼女は一体、あきらとどのような関係にあり、何のために工房を訪れたのか……。
 星海社FICTIONS新人賞選考会で絶賛を浴びた、美しくも哀しき抒情詩、装画に大槍葦人を迎え、遂に刊行──。
 もともとはなろうで発表していたものを賞に応募して受賞した作品のようだけど(なろうのは削除済みで今は読めない)WEB版未読。どうもなろうで発表していたときは感想数が少なかったようだけど個人的には納得。というのも本題に入るのが遅い。正直自分も序盤は退屈に感じて途中で読むのやめてしまおうかと思ったぐらいだし。まあ主に三体のアリスとの関係がどうなるか気になったのでとばし読みながら最後までいちおうつきあったけど。

 あと世界観や設定がなじみづらく感じたな。人造少女のアリスは印象値とやらをいじって好感度をどうとでもできるので人造少女といちゃこらものとしては素直に楽しみづらいし、アリスの反応がやたらと人間的な部分には、そもそもロボットがこんな人間的な反応を返すようにするのを社会的に受け入れられるものだろうかと舞台設定に疑問が生じて受けつけがたかった。

 イラスト担当が大槍葦人さんというのはばっちり合っていると思うのだけど、本文イラストは全く無しというのはどうなんだという気が。もったいないことしているよなあ。一巻でしっかり終わっているように見えるけど、二巻もあるようでどう続けるのだろう。

(以下ネタバレ)











(ネタバレ開始)

 終盤に明かされた真相はありきたりだけど読みごたえがあった。でもこれって言ってしまえば一昔前にはやった『泣きゲー』とかと同様のお涙ちょうだい的展開でちょっとずるい気が。あと読み終わってなんだかライトノベル的『ちょびっツ』みたいな作品だったなと感じた。それぞれのアリスとオーナーにそれぞれのドラマがあるあたりが。

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