SFマガジン700【国内篇】

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4150119619SFマガジン700【国内篇】 (創刊700号記念アンソロジー)
大森 望
早川書房 2014-05-23

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日本SF界の礎にして最先端であり続けた専門誌〈SFマガジン〉の創刊700号を記念したアンソロジー【国内篇】。1959年の創刊当時から現在までの掲載作品から、平井和正、筒井康隆、鈴木いづみの傑作短篇、貴志祐介、神林長平、野尻抱介、秋山瑞人、桜坂洋、円城塔の書籍未収録短篇の小説計9篇ほか、手塚治虫、松本零士、吾妻ひでおのコミック3篇、伊藤典夫のエッセイ1篇を収録。編者・大森望による「編集後記」も併録
 普段あまりSFを読まない自分でも知っている名前が多く入っていたので読んでみた。一番気に入ったのはやはり秋山瑞人さんの「海原の用心棒」。この人の作品はあいかわらず「出会いと別れ」の物語だな。『鉄』『猫』『イリヤ』いずれもそんな感じだし。ただ、前中後編の三回分の分量があるようなので他の収録作と単純に比較するのは少々不公平か。次点は野尻抱介さんの「素数の呼び声」。未来の社会の変化と異星の生命の在り様がいかにもSFらしく、主要登場人物二人のとぼけたやりとりが楽しかった。桜坂洋さんの「埼玉チェーンソー少女」は悪くはないけど期待したのとは方向性が違っていた。貴志祐介さんの「夜の記憶」は読んでて上田早夕里さんの『華竜の宮』を思い出した。これも悪くはなかったのだけど、はっきりしない部分が残ったのが消化不良。

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