三国志(四) 臣道の巻

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三国志(四) 臣道の巻 (新潮文庫)三国志(四) 臣道の巻 (新潮文庫)
吉川 英治
新潮社 2013-02-28

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 このあたりから曹操と劉備が決定的に敵対するようになってきた感じ。曹操にしてみればそりゃたまったもんじゃないよな。無難に民を治めているのに排除されようとしたんだから。もちろん曹操には漢の帝を無下にするところもあるし、帝やその側近、漢の復興を願う者からしてみれば許し難いやつに見えるのも無理はないのだろうけど、そもそもことの発端となった黄巾の乱にしても役人の腐敗に端を発しているのであり、曹操にしてみればそんな腐敗の温床を生み出した王朝の旧勢力なんぞ信頼できんというのも当然なわけで。まあ後世の人間の立場だからこそいえることだけどね。

 一方、劉備は単なる人のいいおっさんのように見えて、実際はかなり油断のならない人物だよな。曹操の脅威を把握して常に油断なく警戒し、そのそばから離れ、窮地に陥っても弁舌で危難を見事逃れてみせるんだからすげえわ。実際、史実ではかなりあくどいところもある人物だったようだけど、こうして読んでみると演義版でもその片鱗がうかがえる。

 ところで関羽は曹操から与えられた財物は一切手をつけず返還したということだけど、赤兎馬だけはしっかり乗っていくあたりちゃっかりしているよな(笑)

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