ゼロから始める魔法の書

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ゼロから始める魔法の書 (電撃文庫)ゼロから始める魔法の書 (電撃文庫)
虎走かける しずまよしのり
KADOKAWA/アスキー・メディアワークス 2014-02-08

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 教会歴526年――。世界には魔女がいて『魔術』が存在していた。そして、世界はまだ『魔法』を知らなかった。
 そんな時代、人々に“獣堕ち”と蔑まれる半人半獣の傭兵がいた。日々、人間になることを夢見る彼だったが、その数奇な運命を一人の魔女が一変させる。
「――戻りたいのか? 人間に。ならば傭兵、我輩の護衛になってくれ」
 ゼロと名乗る魔女は、使い方しだいでは世界を滅ぼしかねない魔法書【ゼロの書】を何者かに盗まれ、それを探す旅の途中だという。傭兵は、人間の姿にしてもらうことを条件に、大ッ嫌いな魔女の護衛を引き受けるのだが、禁断の魔法書をめぐって人々の思惑が絡み合い……。第20回電撃小説大賞〈大賞〉受賞作!
 まあまあ。悪くない。普通に面白い。だけどストレートに「面白い」というにはどこか一味足りない。そんな感じ。

 ひとつ気になったのは中盤にある主人公とヒロインのすれ違い。そんなに深刻に悩むほどお互いが大切に思えるような交流ってあったっけ、という気がしてしまって素直に共感できなかった。まあ二人の境遇を考えれば互いが唯一の気兼ねなく接することができる相手ということになるのだからそりゃ大切に思えるのだろうなと理屈ではわかるのだけど、感情がついていかなかったというか。

 とはいえ世界観はしっかりしているし、伏線をきれいに回収していて物語の組み立て方もお見事だし、魔法と魔術の違いや呪文の仕組なども単純ながらなかなか面白くて全体的には十分楽しめたので、続きがあれば読んでみると思う。

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