天冥の標V 羊と猿と百掬の銀河

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天冥の標Ⅴ: 羊と猿と百掬(ひゃっきく)の銀河 (ハヤカワ文庫JA)天冥の標Ⅴ: 羊と猿と百掬(ひゃっきく)の銀河 (ハヤカワ文庫JA)
小川 一水
早川書房 2011-11-25

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西暦2349年、小惑星パラス。地下の野菜農場を営む40代の農夫タック・ヴァンディは、調子の悪い環境制御装置、星間生鮮食品チェーンの進出、そして反抗期を迎えた一人娘ザリーカの扱いに思い悩む日々だった。そんな日常は、地球から来た学者アニーとの出会いで微妙に変化していくが――。その6000万年前、地球から遠く離れた惑星の海底に繁茂する原始サンゴ虫の中で、ふと何かの自我が覚醒した――急展開のシリーズ第5巻
 ダダー編というかノルルスカイン編というかそんな感じ。シリーズ全体を貫くバックグラウンドというか基礎の土台というべき設定なんだろうけど、スケールが大き過ぎてついていけない部分もあるので、やはりこういう土台の上で生きる登場人物たちの生き様が一番の注目点かな。この巻だとタックをはじめとするパラスの農家の人々の生き様も読みごたえがあったしね。前回は性風俗だったけど、今回は農業とかちょっとした料理とか、そういう身近なところでもしっかりSF的な設定にもとづいた描写になっているのがお見事だよな、この作品。終盤ではいよいよ話が大きく動くことになりそうな気配を見せていて、次のエピソード6は3冊もある大きな山場のひとつのようなので楽しみ。

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