ハゲタカ(上)

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ハゲタカ(上) (講談社文庫)ハゲタカ(上) (講談社文庫)
真山 仁
講談社 2006-03-15

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ニューヨークの投資ファンド運営会社社長・鷲津政彦は、バブル崩壊後、不景気に苦しむ日本に戻り、瀕死状態の企業を次々と買収する。敵対するファンドによる妨害や、買収先の社員からの反発を受けながらも、鷲津は斬新な再生プランを披露し、業績を上げていく。企業買収、再生の真実を克明に描いた問題作。
 経済やら金融やらには無知で難しい話は苦手な自分でもなんとかギリギリついていけるぐらいには読みやすくて読みごたえもあった。しかしそんなだから十分にこの作品の面白味を味わえたとは言い難く、読んでいて疲れたりもした。それに読みごたえがあったとは感じるものの、ではどこが面白かったかと聞かれると何とも答え難い気が。登場人物が特別魅力的というわけではないし、ストーリー的にはまだやっと折り返し地点で終着点がどこか見えてこないし。もうちょっと当時の経済に興味や関心があれば、その当時の動乱ぶりがわかるような展開が面白く感じられるのだろうなとは思うのだけど。

 また、日本の当時の経済情勢を描いた作品としてはよくできているかもしれないけど、登場人物を中心とした人間ドラマとしては弱い気が。特に第一部。まだ最後まで読んだわけじゃないからわからないけど、人間ドラマ部分だけを見ればこの第一部はべつになくても良かったのでは。あと、あらすじでは「敵対するファンドによる妨害や、買収先の社員からの反発を受けながらも、鷲津は斬新な再生プランを披露し、業績を上げていく。」とあるけど、敵対するファンドによる妨害も買収先の社員からの反発も斬新な再生プランで業績上げも作中では無かった気が。そのへんは下巻でということなんだろうか。

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