僕は友達が少ない (9)

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僕は友達が少ない9 (MF文庫J)僕は友達が少ない9 (MF文庫J)
平坂 読 ブリキ
メディアファクトリー 2013-08-27

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 夜空復活というよりも復活編の前編といった感じ。そういえば『CONNECT』でも夜空についてはそれほど深く掘り下げていなかったっけ。あいかわらずこの作者は基本的には気軽に笑える作品なのに、一部で妙に重たい設定を持ち込んでくるな。内容的には十分面白くて満足で、これでやたらと刊行間隔があいたり延期を繰り返したりしなければ絶賛できるのに。というわけで次こそはあまり間を置かずに出してほしい。

(以下ネタバレ)















(ネタバレ開始)

 恋愛的には星奈が勝者のはずなのに、内容的にはどう見ても理科の一人勝ちな件について。やはりこの作品においては「友達」ポジションキャラこそが一番の勝者だということなのか。今回星奈は影が薄い印象だしなあ。

 一方、幸村は星奈とは別の方向性でブレませんな。友達がなかなか作れない人間の集まりであるはずの隣人部なのに、あっさり友達を作ってしまう幸村さんマジパない。小鷹と理科なんて前回あれだけ大騒ぎして友達になったのに。

 そして隣人部全員友達みたいなものと思っていたのは理科と小鷹ぐらいで、他の連中はそうでもないという事実にちょっと笑いつつも納得。読者側としてもこいつらもう友達じゃねえかと思っていたけど、そうだよな、そんな単純なものじゃないよな。

 しかしそうやって冷静に考えてみると、小鷹に一途といえば聞こえはいいけど、信頼に値しないとみればあっさり夜空のことを切り捨て、同じ後輩組の理科についてもほとんど無関心という幸村の偏り具合って怖いというか、夜空に負けず劣らず重い気が。8巻で隣人部が崩壊しかけたときに迷わず小鷹についていっていつも通りだったのも、裏を返せば小鷹のそばにいられれば他の連中なんてどうでもいいからこその態度だとも考えられるわけで。

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