ある夏のお見合いと、あるいは空を泳ぐアネモイと。

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ある夏のお見合いと、あるいは空を泳ぐアネモイと。 (一迅社文庫 し 2-1)ある夏のお見合いと、あるいは空を泳ぐアネモイと。 (一迅社文庫 し 2-1)
朱門 優
一迅社 2008-05-20

by G-Tools
『お見合い』と呼ばれる町の行事に幼なじみの巫女さん美少女と一緒に参加することになって町を巡り歩きながら「見えくなったものを探す」というストーリー。作者はエロゲシナリオライターらしいけど、この方の関わった作品をプレイしたことはないので、この作者の作品はこれがはじめて。基本的にとにかく町を巡り歩いているだけでバトル要素などはなし(途中で妙なゴスロリ少女に襲われる場面もあるけど……)。面白おかしいやりとりと、神道関連などのうんちくが魅力の作品ですな。

 正直中盤あたりは会話のズレっぷりがよくわからないし、露骨に過去にワケありな様子なのに全然そのあたりに触れないのがいかにも話の都合でもったいぶってるように感じられて少々不快だったり、気持ちのすれ違う様子がじれったかったりで、こりゃいまいちかと思っていたのだけど、終盤ですべての事情がわかって伏線が解き明かされると一気にスッキリして満足できた。まあ、やはりちょっとまわりくど過ぎないか? という気もしないではないけど、人の悩みなんてそんなものといわれればそうだろうし。

 登場人物同士のやりとりは面白いし、作中の出てくる様々なうんちくも楽しめたし、伏線のはり方と回収の仕方が非常に上手くてお見事。物語としてとてもよくできているかと。この作品はこれ一冊で完結しているけど、この作者の次の作品が出たらぜひ読んでみようと思う。

 イラストも味のあるいい絵だった。特にP15とP275のイラストがお気に入り。最初数ページの登場人物同士のやりとりとP15のイラストで手を出してみることを決めたようなものだし。P275はクライマックスの場面なので、もはや言うまでもありませんな。
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