カンピオーネ! XIII 南洋の姫神

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カンピオーネ! 13 南洋の姫神 (カンピオーネ! シリーズ) (集英社スーパーダッシュ文庫)カンピオーネ! 13 南洋の姫神 (カンピオーネ! シリーズ) (集英社スーパーダッシュ文庫)
丈月 城 シコルスキー
集英社 2012-08-24

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 あとがきで作者がバカンス篇と語っている通り、年末年始にかけて巫女さんの集まる行事を見物したり、温泉に行ったり、海外の海に行ったりと、どこのリア充だよと言いたくなるような話だった。もっとも山の中をさまよったり、命がけで川下りをしたり、見知らぬ異国の島に放り出されたりと危険もいっぱいなのがいかにもカンピオーネらしいが。

 バトルの方も今回登場の神さまが今までとは違ったタイプでかなりの苦戦になって読み応えがあって良かった。が、護堂さん仲間に助けられてばかりでちょっと不甲斐ないんじゃね? という気も。もともと仲間と力を合わせてがんばるタイプの主人公というコンセプトとはいえ、どんな不利な条件、それこそ魔術も武術もど素人の一般人の少年が神様と戦うことになっても、あれやこれやの手段で勝利をもぎ取るのが「カンピオーネ」という存在なんだから、ピンチのたびごとに仲間に助けてもらうのではなくて、たまには自力の創意工夫なり爆発力なりでなんとかしてほしい。まあ裏を返せばピンチの際には上手くフォローができるぐらい仲間同士の連携がスムーズになってきたということなんだろうけどさ。

 あと前からちょっと感じていたのだけど、この作品、意外と設定の後出しが多い気が。今回も『猪』にはこんな能力があったんです、『鳳』にはこんな能力があったんです、という場面があったし、天叢雲にしたって能力吸収というチート臭い性能があるし。神様を倒すたびに権能を獲得したらシリーズが長くなるほど護堂がどんどん強力になってしまうので、そうはならないように毎回いろいろ工夫して権能を獲得しないような流れにしているようだけど、こんな後付けくさい設定が出てくるぐらいならひとつ、ふたつぐらい条件無しに自由に使える権能を獲得させても良かった気が。

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