姫狐の召使い

ここでは、「姫狐の召使い」 に関する記事を紹介しています。

姫狐の召使い (富士見ファンタジア文庫)姫狐の召使い (富士見ファンタジア文庫)
春日 みかげ p19
富士見書房 2012-02-18

by G-Tools

「光くんは私と結婚するの! これは決定事項なの!」
 そんなことを堂々と語る幼なじみ・朝日奈紫とともに古びた神社で見つけた古文書の中に吸い込まれてしまった水原光。
 見知らぬ地に放り出された光を助けてくれたのは、都の守護者を自称する狐耳の美少女だった。彼女は呆然とする光に言い放つ。
「無能だな。ご主人さまに対してその態度は何だ」
 気がつけば毒舌狐耳美少女の召使いにさせられ、それでも幼なじみを捜し回る光が巻き込まれるのは、陰謀? それとも修羅場?
「僕はただ、心静かに暮らしたかっただけなのに……」
 異世界修羅場ラブ&アクション、堂々開幕!!
『織田信奈』の方は有名武将のほとんどが何故か美少女になってはいるもののまがりなりにも史実をベースにしているのに対し、こちらは安倍晴明の伝説や『源氏物語』といったフィクションがメインベース。そのせいか、作中で主人公がツッコミを入れているけど、厨二病的な設定や用語が多い気が。

 べつに厨二病的な設定を使うのはかまわないのだけど、ピンチになったらスーパーパワーに覚醒だとか、仲間を傷つけられて怒ったら真の力を発揮だとか、土壇場で実はすごい力を秘めていたことが判明とか、ストーリー展開まで厨二病的かつご都合主義的になるのは勘弁してほしかった。

 また、『信奈』の方は史実を踏まえた上で、それをどのように物語に反映させていくかというところが作者の腕の見せ所のひとつだったわけだけど、こちらはフィクションがベースなので自由度が高過ぎてそういった見所に欠けているのも残念。

 そんなわけで全体的な印象としては微妙だった。次巻以降持ち直してくれればいいのだけど。

コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://lowo.blog22.fc2.com/tb.php/2481-65e937c8
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック