扉は閉ざされたまま

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4396334060扉は閉ざされたまま (祥伝社文庫)
石持 浅海
祥伝社 2008-02-08

by G-Tools

大学の同窓会で七人の旧友が館に集まった。
〈あそこなら完璧な密室をつくることができる……〉
伏見亮輔は客室で事故を装って後輩の新山を殺害、外部からは入室できないよう現場を閉ざした。
自殺説も浮上し、犯行は成功したかにみえた。
しかし、碓氷優佳だけは疑問を抱く。
開かない扉を前に、息詰まる頭脳戦が始まった……。
 倒叙ものということで主に犯人の視点から描かれるため、何気ない日常シーンでも緊張感があって良かった。この作品でもなかなか犯行が発覚せず、半分以上は普通に同窓会をやっているだけのシーンだけど十分読みごたえがあるし、また要所要所で探偵役の優佳が鋭いところを見せて緊張感を持続させるのも好印象。ただ、解説によると最後に収録されている「前夜」は文庫化にあたって加筆されたようだけど、これは蛇足だったのではないかと。やはり終章の最後のあの一行で終わっておいたほうがきれいだったと思う。これ一冊で終わりではなく続編もあるようなので、そっちも読んでみよう。

(以下ネタバレ)















(ネタバレ開始)

 優佳と伏見がこの後どうなったのかも見てみたかったな。まあ、そこまで書いてしまうのは野暮というもので、この後のことは読者の想像におまかせしますということなんだろうけど。個人的な予想としては優佳と伏見は一時的につきあうものの結局わかれてしまうんじゃないかという気が。そのへんが続編でわかればいいのだけど、多分そういったことは描かれないのだろうな。

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