黄金の王 白銀の王

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黄金の王 白銀の王 (角川文庫)黄金の王 白銀の王 (角川文庫)
沢村 凜
角川書店(角川グループパブリッシング) 2012-01-25

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二人は仇同士であった。二人は義兄弟であった。そして、二人は囚われの王と統べる王であった――。翠の国は百数十年、鳳穐と旺厦という二つの氏族が覇権を争い、現在は鳳穐の頭領・ひづちが治めていた。ある日、ひづちは幽閉してきた旺厦の頭領・薫衣と対面する。生まれた時から「敵を殺したい」という欲求を植えつけられた二人の王。彼らが選んだのは最も困難な道、「共闘」だった。日本ファンタジーの最高峰作品!!
 単行本で出たとき話題になって読んでみたいと思ったものの持ち歩きにくい単行本はあまり手を出さないので放置したままだったのだが、文庫になってくれたので読んでみたら評判に違わず素晴らしかった。500ページ近くある厚さで普段見慣れない漢字が出まくっているので読み始めたばかりの時は最後までついていけるかちょっと不安になったけど、見慣れないややこしい漢字は出てくるたびにしっかりふり仮名がふってあるので戸惑うことはなかったし、とても読みやすい文章で読むのがまったく苦にならず、しっかりとストーリーに集中できた。将来のためを思い、あえて私情を押し殺して憎しみの連鎖を断ち切り、周囲から理解されずともあえてその最も困難な道をいくふたりの王の姿がとても気高く魅力的。何度も何度も困難が生じようともそのたびに苦しくとも最善の道を行こうとするのがとても読み応えがあって良かった。

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