幽霊詐欺師ミチヲ

ここでは、「幽霊詐欺師ミチヲ」 に関する記事を紹介しています。

幽霊詐欺師ミチヲ (角川ホラー文庫)幽霊詐欺師ミチヲ (角川ホラー文庫)
黒 史郎
角川書店(角川グループパブリッシング) 2011-03-25

by G-Tools

借金を苦に自殺しようとしていたところ、カタリという謎の男に声をかけられた青年ミチヲ。聞けばある仕事を引き受ければ、借金を肩代わりしてくれるという。喜ぶミチヲだったが、その仕事とは、失意の果てに命を絶った女の幽霊を惚れさせ、財産を巻き上げることだった! かくして幽霊とのデートの日々が始まるが……はたして幽霊相手の結婚詐欺の結末は!? 究極のウラ稼業“チーム・ミチヲ”が動き出す! 痛快感動暗黒事件簿。
 面白くなかった。二話収録されているわけだが、最初の一話目が幽霊のマミコと会って、戻ってきてカタリと話をして、またマミコと会っての単調な繰り返しに感じられて非常に退屈だった。マミコと交流を始めた初期の恐ろしさとか、そんなマミコが交流を重ねるにつれてじょじょにいじらしい一面を見せるところとか、そんな彼女に惹かれていくミチヲの心理とかが見どころなのかもしれないけど、マミコの変化に関してはあの程度のやりとりでコロッと騙されるなんてお手軽だなぁという印象でしかなかったし、ミチヲの心情の変化にしても短絡的に目先の情に流されているだけとしか思えなくて呆れるだけだった。二話目も要するにカタリの台本通りに動いているだけで主人公のミチヲにまるで主体性が感じられない。

 ホラーなんだからストーリーがどうのこうのよりも恐ろしそうな雰囲気を楽しむべきなのかもしれないけど、幽霊の血まみれの姿ってのははじめはインパクトがあっても何度も続くと慣れてしまって、グロいなぁとは思っても恐怖は薄れてしまうし(もちろん実際に目の前に現れたら怖いだろうけど、これは文字情報がメインの小説でしかないからなぁ。自分の想像力が足りないせいもあるのだろうけど)、幽霊に殺されてしまうかもしれないという恐ろしさも単純に思えていまいちだった。

コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://lowo.blog22.fc2.com/tb.php/2171-a19c2dfa
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック