GOSICK ―ゴシック―

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GOSICK‐ゴシック‐ (角川ビーンズ文庫)GOSICK‐ゴシック‐ (角川ビーンズ文庫)
桜庭 一樹 武田 日向
角川書店(角川グループパブリッシング) 2011-03-31

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パイプを片手に、恐るべき頭脳で難事件を解決していく不思議な少女ヴィクトリカ。人形とみまごうほどの美貌をもつ彼女だが、性格は超傍若無人!? 真面目で誠実な留学生久城一弥はそんな彼女に日々振り回されっぱなし…。そんな中、とある占い師の死をきっかけに、二人は豪華客船で起こる殺人事件に巻き込まれてしまう。次々と命を落とす乗客達、そして明かされる驚愕の事実とは――!? 天才美少女の極上ミステリー、開幕!!
 再読。前に読んだときはまだ富士見ミステリー文庫が存続しているころだったなぁ。

 読んだのがかなり前のことで、さすがに細かい部分はけっこう忘れているので、アニメで見たときすっきりしなかった部分の情報補完のためと、いま読んだらどんな印象か確認したかったので読んでみたのだけど、やはり原作からしてツッコミどころ満載だな。勝手に他人の招待状を使って客船に乗り込むあたりも、アニメの方は省略されただけで、原作ではもうちょっと納得のいくような展開になっているのかと思ったら、原作でもそのへん全然フォローなしだし。

 というわけで、原作を読んでもアニメ版とあまり変わらない印象だったのだけど、今回再読して以前は見逃していた発見が一つあったのは思わぬ収穫だった。

(以下ネタバレ)















(ネタバレ開始)

 客船での復讐劇に関してはいろいろツッコミどころが多いが、「猟犬のネッドが悪役と見せかけて(ある意味、たしかに悪役だけど)実はジュリィが真犯人という二段オチ」「冒頭の占い師殺しの事件が終盤につながりを見せるところ」などは、なかなか工夫を感じさせて良かったかな。

 あと回想のモノローグで何気に男と思わせておいて実は女でしたという叙述トリックを使っているのには今回再読してはじめて気づいてちょっとびっくり。こんな小細工をしかけているとは、今にして思うと富士見ミステリーの中ではかなりまっとうなミステリものだったのか。しかしアレックスといういかにも男性名的な名前なのに、何のフォローもなしに実は女でしたというのはちょっとずるい気が。

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