個人的な注目作品を紹介したり、たまに感想を書いたり

徒然チルドレン(9) (週刊少年マガジンコミックス)徒然チルドレン(9) (週刊少年マガジンコミックス)
若林稔弥
講談社 2017-10-17

by G-Tools
 今回は一組進展があったぐらいで全体的にはあまり大きな動きがない巻だったなー……と思っていたら、その一組もえらく後味の悪いところで次巻に続いてしまった。つきあうまでよりもつきあってからの方がたいへんというのはごもっともだけど、この作品では今のところちゃんとカップル成立したペアに大きな波乱はありませんな。今後つきあったけど別れることになったなんてペアも出てくるのだろうか(で、その後紆余曲折を経てまたくっつくと)。

ほうかご探偵隊 (創元推理文庫)ほうかご探偵隊 (創元推理文庫)
倉知 淳
東京創元社 2017-06-21

by G-Tools
 いまいち。自分の好みには合わなかった。推理の根拠が状況証拠ばかりで物的証拠が無く、確実性が弱いのが好みに合わないというのがひとつ。また正直ことの始まりである事件の謎がそれほど魅力的とは感じられず、こんな謎に250Pと短めとはいえ長編一本分もかけるのがまどろっこしく感じられた。こういう日常の謎的なものなら連作短編形式の方が好みだな。まあ単に連作短編形式の日常の謎系の方が読み慣れているからこんなふうに感じるだけかもしれないけど。

クジラの子らは砂上に歌う 4 (ボニータ・コミックス)クジラの子らは砂上に歌う 4 (ボニータ・コミックス)
梅田阿比
秋田書店 2015-02-16

by G-Tools
 二度目の襲撃を切り抜けて新展開開始。しかしまだまだ謎は深まるばかりといった感じ。平和な島で育った主人公たち泥クジラ側は襲撃を切り抜けるのは難しいのではないかと思っていたのだけど、泥クジラ側の住人の方がサイミアが強いという設定があるなら互角以上に戦えるのも納得。次巻からの新展開も楽しみ。

現実主義勇者の王国再建記 1 (オーバーラップ文庫)現実主義勇者の王国再建記 1 (オーバーラップ文庫)
どぜう丸 冬ゆき
オーバーラップ 2016-05-25

by G-Tools
 面白かった。内政もの。現代社会の知識を生かして活躍したりもあったけど、現代社会知識SUGEEEというより資金を搾り出してとにかくひたすら地道に問題に対策を打つのが好感が持てて良かった。とはいえ、一巻の時点ではひとつの問題にひとつの区切りがついたところまでで、次巻からは血なまぐさい展開や他の国との関わりについての展開もありそうでどうなるか楽しみ。

こいとうたたね(2) (電撃コミックスNEXT)こいとうたたね(2) (電撃コミックスNEXT)
鳥生 ちのり
KADOKAWA / アスキー・メディアワークス 2017-09-27

by G-Tools
 大きな関係の変化などがあったわけではないけど、今回もゆるい一つ屋根の下同居ものとして楽しめた。従姉弟同士ということだけど、一緒に暮らしているのはどういう事情があるのだろう。あまり重くてシリアスな事情にしないで今の調子で続いてほしい。

異世界詐欺師のなんちゃって経営術【電子特別版】 (角川スニーカー文庫)異世界詐欺師のなんちゃって経営術【電子特別版】 (角川スニーカー文庫)
宮地 拓海 ファルまろ
KADOKAWA / 角川書店 2016-04-30

by G-Tools
 微妙。主人公が本来36歳という年齢のはずのわりには言動がやたらと子どもっぽくてげんなり。そりゃ歳をとっても子どもっぽい言動の大人だっているし、肉体年齢に精神が引っぱられたとかそんなふうにこじつけて考えることもできるけどさ。初対面の人間、まだ知り合って間もない相手に対してやたらと失礼な態度をとったりするのもどうなんだという気が。そんな人間が優秀な詐欺師という設定にはなはだ違和感が。もっともあとがきからすると詐欺師の策略描写に主題を置いているわけではないようで、なるほどだからこんな詐欺師らしくない主人公像なのかと納得だった。

数字で救う! 弱小国家 電卓で戦争する方法を求めよ。ただし敵は剣と火薬で武装しているものとする。 (電撃文庫)数字で救う! 弱小国家 電卓で戦争する方法を求めよ。ただし敵は剣と火薬で武装しているものとする。 (電撃文庫)
長田 信織 紅緒
KADOKAWA / アスキー・メディアワークス 2017-09-08

by G-Tools

 小国ファヴェールの王女・ソアラは悩んでいた。隣国との緊張が高まり、戦争の気配がちらつき始めた今、国力が低い自国を守るにはどうすればよいか。父王は病に倒れ、頼みの綱の家臣たちも、前時代的な「戦いの栄誉」ばかりを重視し、国を守る具体案を誰も持たないまま。このままファヴェールは滅ぶのか……。
 しかし、そんな時、彼女の前にある人物が現れた。《ナオキ》――後の歴史に《魔術師》の異名を残したその青年が扱う『数字』の理論と思考は、ソアラが求めた「国を救うための力」だった……!
 異能ナシ、戦闘力ナシ、頼れるのは2人の頭脳だけ……! 理系青年と、敏腕王女が『戦争』という強敵に挑む『異世界数学戦記』、ここに登場!
 面白かった。数学要素をからめているけど要するに軍師ものですな。主人公が学者タイプでなんとなく『銀英伝』のヤンを思い出した。主人公が王女に協力しようと思う動機付け、王女が主人公を必要とする理由、どれもしっかりしていて良かった。この手の作品ではお約束の足を引っぱる味方も、この世界のこういう文化であればこんな考え方をしてもおかしくないなと思えるものだったし。この一冊できれいにまとまっているけど、続きがあればぜひ読んでみたい。

冴えない彼女の育てかた13 (ファンタジア文庫)冴えない彼女の育てかた13 (ファンタジア文庫)
丸戸 史明 深崎 暮人
KADOKAWA 2017-10-20

by G-Tools
 前巻のラストがあんなだったからってここぞとばかりにいちゃいちゃしやがって! ……という最終巻だった。あと最後まで英梨々と詩羽先輩は優遇されていて、出海ちゃんと美智留はおまけヒロインだった。やはり5ヒロイン全員を立てるのは難しいのかね。『WA2』などは5人とも魅力的だったけど、あれはメインヒロイン2人が確定していてそこから全体を組みた立てれたのに対し、こちらはライトノベルシリーズということで人気次第で早期打ち切りの可能性もあったから仕方ないか。今後はどうするのだろう。番外編もいいけど萌えラブコメみたいな作風ばかりでなく、また『V.G. NEO』とか『FOLKLORE JAM』とか『Classroom☆Crisis』みたいな作風にも挑戦してみてほしい。

Dr.STONE 2 (ジャンプコミックスDIGITAL)Dr.STONE 2 (ジャンプコミックスDIGITAL)
稲垣理一郎 Boichi
集英社 2017-09-04

by G-Tools
 一区切りついて新展開開始。なるほど、こういう方向に進むのか。石化の謎も当然まだわからないままだけど新たな視点が提示されて、最終的にどういう答えを用意しているのか気になる。

鬼滅の刃 8 (ジャンプコミックスDIGITAL)鬼滅の刃 8 (ジャンプコミックスDIGITAL)
吾峠呼世晴
集英社 2017-10-04

by G-Tools
 煉獄編終了。短い出番だったけどカッコイイあんちゃんだった。壁は分厚く、一朝一夕の近道で強くなれる方法がないのはごもっともだが、上弦の鬼と因縁ができてしまってのんびりしていられないのも事実なわけで。ここからさらなる飛躍を果たすにはどうすればいいのだろうな。

クジラの子らは砂上に歌う 3 (ボニータ・コミックス)クジラの子らは砂上に歌う 3 (ボニータ・コミックス)
梅田阿比
秋田書店 2014-09-16

by G-Tools
 内紛状態は決着がつき、新体制を確立し、再度の襲撃に対抗するところまで。この襲撃を乗り切れるかどうかも厳しいところだけど、仮に乗り切ったとしてここからどう進めていくのだろう。やはり他の国の勢力とかが出てくるのかな。

えとせとら 1巻えとせとら 1巻
なかざき冬
Benjanet 2014-05-14

by G-Tools
 微妙。この物語の最重要アイテムというべきエトガンに魅力が感じられない。十二支の動物の力を宿す弾丸を撃てるといっても弾道が変わるだけで描き分けが弱い気が。だいたい銃弾の弾道が様々に変化したらむしろ使いづらいのでは。まあ作中の描写からするとある程度銃手の狙い通りに当たる機能もついているようだけど、それでも一種か二種あれば十分じゃね? と思えてしまうんだよなあ。

虹果て村の秘密 (講談社文庫)虹果て村の秘密 (講談社文庫)
有栖川有栖
講談社 2013-08-09

by G-Tools
 微妙。事件のなぞも、真相も、犯人の動機も、舞台設定もはっきり言って地味。読んでいてわくわくどきどきしなかった。文庫版あとがきによると作者としては<斬新なミステリ>ではなく密室殺人や犯人探しに興味を絞った<古典的な本格ミステリ>が好きなのでこういうのを書いたそうだけど、それにしたってもうちょっと派手な展開にできなかったのだろうか。もともとは子ども向けのジュブナイル・ミステリだったそうだから控えめにし過ぎたのかね。全体的に優等生的なんだけどおとなしくまとまり過ぎていてもの足りない感じ。

血涙(上) (PHP文庫)血涙(上) (PHP文庫)
北方 謙三
PHP研究所 2009-04-01

by G-Tools
 楊家軍と耶律休哥・石幻果軍は今のところ五分五分といった感じで戦況が膠着しがちですな。ここからどう戦況が傾いていくのか。とりあえず今回の最後に起こったあれがどう波紋を及ぼすのか気になる。

びわっこ自転車旅行記びわっこ自転車旅行記
大塚志郎
竹書房 2015-06-27

by G-Tools
 いまいち。夏の長距離自転車旅行の大変さはよくわかったけど、その大変さの半分以上が主人公たちの計画性の無さ、考えの無さが原因だろと呆れる気持ちが強くて素直に楽しめなかった。それにゴール(実家)に近づいたときにマナーが悪い行動があったのも印象悪かった。最後にミもフタも容赦もないオチがあってちょっと笑えたのは良かったが。

北斎のむすめ。(1) (まんがタイムコミックス)北斎のむすめ。(1) (まんがタイムコミックス)
松阪
芳文社 2017-04-07

by G-Tools
 絵が特にきれいなわけではなく、ギャグがすごく笑えるわけでもなくて、つまらないわけではないけどぬるい四コマといった印象でしかなくて微妙だった。基本的には気軽に読めるものを求めているけど、できればもうちょっと同じ絵の道を歩む天才の親を持つ娘の苦悩とか、女なのに美人画や春画を描く覚悟といった部分なども掘り下げてほしかった。花魁の高尾との関係がどうなるかはちょっと気になる。

犬神さんと猫山さん: 3 (百合姫コミックス)犬神さんと猫山さん: 3 (百合姫コミックス)
くずしろ
一迅社 2014-04-18

by G-Tools
 なんだか今回は秋の出番が多めだった気が。虎生さんと龍崎さんも登場。しかし正直だれがどんなキャラだったかあまりはっきりおぼえていない。

マジックユーザー  TRPGで育てた魔法使いは異世界でも最強だった。マジックユーザー TRPGで育てた魔法使いは異世界でも最強だった。
三河 宗平 Ryota-H
幻冬舎コミックス 2017-03-24

by G-Tools
 微妙。使う呪文は前もってチャージしておかなければならない、チャージした呪文は使用すると消えてしまってまたチャージしなければならない、どんな呪文も使うには10秒かかる、チートキャラだけどあくまで魔術師キャラなので肉体的には貧弱、という制限があるのでもっとじっくり考えて機転をきかせて困難を乗り越える作品かと思っていたら、ぽんぽん無雑作に呪文使いまくりの魔法無双もので期待したのと違っていた。またあとがきによると強大な力を持っているけど普通のおっさんが悪戦苦闘するというのが売りのようだけど、残念ながら自分にはよくあるテンプレ展開、テンプレ主人公像としか感じられなかった。

山と食欲と私 5巻 (バンチコミックス)山と食欲と私 5巻 (バンチコミックス)
信濃川日出雄
新潮社 2017-07-07

by G-Tools
 海外ドラマにハマって体力を落としてしまうなんて展開があるとは。そのおかげでガチ勢なこの主人公にしてはめずらしい軽めの登山エピソードなども読めて良かった。

妹さえいればいい。 8 (ガガガ文庫)妹さえいればいい。 8 (ガガガ文庫)
平坂 読
小学館 2017-09-20

by G-Tools
 アニメ化に限らずゲームのイベント情報とか、フライングネタバレはそれほどめずらしいことではない印象だったのでたいしたことじゃないように思っていたけど、関係者にとっては大事だったんだな。そんな大事なのにこれだけ頻繁に起こっている管理体制の杜撰さもどうかとも思うが。春斗のまわりのフラグが増えてきた気が。このライトノベル主人公め。反面、伊月や那由多の出番は少なくなってきた気が。伊月はまだこれからアニメがどうなるかという問題があるけど、那由多はこれからどうドラマを作っていくのだろう。

ROBOT×LASERBEAM 2 (ジャンプコミックスDIGITAL)ROBOT×LASERBEAM 2 (ジャンプコミックスDIGITAL)
藤巻忠俊
集英社 2017-10-04

by G-Tools
 帝王登場。すっごい変態っぽい(笑) でもまだ帝王というほど圧倒的にすごい実力者という印象じゃないなあ。そのへんを見せるのはこれからなのかね。

スピーシーズドメイン 7 (少年チャンピオン・コミックス)スピーシーズドメイン 7 (少年チャンピオン・コミックス)
野呂俊介
秋田書店 2017-10-06

by G-Tools
 ほぼ一巻まるまる体育祭巻。普段は目立たない脇役たちの出番も作りつつ主要キャラの活躍も描いていかにもお祭り的で楽しい巻だった。次巻の文化祭編も楽しみ。

クジラの子らは砂上に歌う 1 (ボニータ・コミックス)クジラの子らは砂上に歌う 1 (ボニータ・コミックス)
梅田阿比
秋田書店 2013-12-01

by G-Tools
 まあまあ。なるほど、たしかに『新世界より』っぽくて容赦ない展開ありの作品だわ。あと『イムリ』にも似ている気がする。絵はきれいだし世界観も独特で魅力的。少々話の動きがにぶい印象だったけど、じっくり話を動かす作品だと思えばこれぐらいでも十分許容範囲内だし、後半ではしっかり動きがあったのでここからどうなるか気になる。

クジラの子らは砂上に歌う 2 (ボニータ・コミックス)クジラの子らは砂上に歌う 2 (ボニータ・コミックス)
梅田阿比
秋田書店 2014-04-16

by G-Tools
 まだまだわからないことが多いけど、登場人物が増えてきて今後の展開に期待が持てる。今回はまだ内紛状態の描写がメインなわけだけど外の世界にはどれだけ多くの出来事が待っているのだろう。

ライセカミカ(1) (角川コミックス・エース)ライセカミカ(1) (角川コミックス・エース)
瀬川 はじめ
KADOKAWA / 角川書店 2017-09-26

by G-Tools
 面白かった。異世界転生もの。といっても最近はやりのファンタジー異世界転生じゃなくて、異世界というのは天界で、異世界に転生するのではなくて生まれてくる前は神様でしたという作品だけど。『天空戦記シュラト』とか思い出すなー(古っ) あっちとちがってこっちは天界と現世を行ったり来たりしているけど。それに展開が早いな。主人公とヒロインの前世はもうちょっと引っぱるのかと思ったら早々に明らかになるし。続きも楽しみ。

みなさまエト・ヴ・プレ?(1) (角川コミックス・エース)みなさまエト・ヴ・プレ?(1) (角川コミックス・エース)
田丸鴇彦
KADOKAWA / 角川書店 2017-08-10

by G-Tools
 フェンシングもの。微妙。廃部をかけて大会に出ることになったり、団体戦のメンバーを集めようとしたりとがんばってお約束を踏襲しようとしているようだけど、正直導入があまり上手くない印象。フェンシングがどういう競技なのか、基本となる技術として何が大切なのか、そのためにどんな練習をするのかがよくわからなくて、今のところ主人公が感情にまかせて適当に動きまわっているだけといった感じでそれほど話に引き込まれなかった。

1518! イチゴーイチハチ!(4) (ビッグコミックス)1518! イチゴーイチハチ!(4) (ビッグコミックス)
相田裕
小学館 2017-08-30

by G-Tools
 あらたなお仕事として応援部の手伝いと同級生の男子一名追加編。地味な作風なんだけどやっぱ好きだなあ、この作品。後半にあったエピソードは同人誌版にもあった話ですな。公志郎に加え会長の方の葛藤にも決着がついて、会長の卒業後の進路の話も出てきて終わりの形が見えてきたかなという感じ。まあまだ一学期なんだけど、生徒会役員も三年生はどこかで引退するだろうし、そこで終わりかな。それともまさかの世代交代二年目編もありなのかね。どちらにせよ今後も楽しみ。

ナイツ&マジック 8 (ヒーロー文庫)ナイツ&マジック 8 (ヒーロー文庫)
天酒之瓢 黒銀
主婦の友社 2017-09-30

by G-Tools
 前々巻でイカルガが大破して、てっきり強化版新型機登場かと思ったらちょっとオプションがくっついたぐらいの変化しかなかったのが残念。それに大森海編とりあえずの一区切りのわりには終盤がいまいち盛り上がり切らなかった気が。次からの新展開はどんな話になるのだろう。

ワルキューレのキコ 1 (ヤングチャンピオン烈コミックス)ワルキューレのキコ 1 (ヤングチャンピオン烈コミックス)
阿倍野ちゃこ 天王寺キツネ
秋田書店 2017-09-20

by G-Tools
 普通。女の子たちが凄惨な戦いに身を投じるのは『マドマギ』、敵が巨神族でえぐい描写ありなのは『進撃の巨人』と、流行りネタを集めて無難に仕上げましたという感じ。主人公の苦悩と葛藤もテンプレ過ぎるほどテンプレなぼっち像でしかないし、絵はきれいで素材は悪くないとは思うのだけど目新しさは今のところ全然感じられなかった。今後どんなふうに個性を出していくか次第かね。あと電子書籍版で読んだのだけど、カバー下にあるらしいおまけ漫画が収録されていなかったのが残念。今どきの電子書籍はそこらへんもしっかり入れてくれるものが多いのに。