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やがて恋するヴィヴィ・レイン 1 (ガガガ文庫)やがて恋するヴィヴィ・レイン 1 (ガガガ文庫)
犬村 小六
小学館 2016-09-16

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「ヴィヴィ・レインを見つけて」。義妹の願いを胸に、スラム街の少年は旅に出る。限られた命を生きる人造の少女と意志を持つ機械兵。滅びゆく王国の姫、性別不詳の天才操縦士、皇帝に捨てられた侍女の子ども……。旅の途中、それぞれの傷を抱えた仲間たちと出会い、やがて少年は「災厄の魔王」と称され、楽園に支配された世界へ反逆の旗を翻す。ヴィヴィ・レインを捜す、ただそれだけだった小さな旅はいつしか時代のうねりとなり、世界を変革する戦いへ――。傷だらけの少年少女が織りなす恋と会戦の物語、開幕。
 いまいち。機械兵(ロボット)戦の描写が前シリーズの空戦描写とくらべて迫力不足な気が。まだ一作目だから慣れていないせいもあるのかもしれないけど。戦記ものとしては主人公は智将的な立場になりそうなんだけど、現時点ではまだ小ずるく立ちまわっているだけといった感じでいまいち冴えない印象なのも残念。このへんも今後成長して変わっていくのかね。あと主人公がスラムや戦場で育ったというかなりヘビーな生い立ちのわりには、ライトノベルらしさを意識したのかたまに妙に軽い言動になるのもしらけた。