個人的な注目作品を紹介したり、たまに感想を書いたり
ミニスカ宇宙海賊(パイレーツ) (朝日ノベルズ)ミニスカ宇宙海賊(パイレーツ) (朝日ノベルズ)
笹本 祐一 松本 規之
朝日新聞出版 2008-10-21

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宇宙ヨット部の部活や、レトロ喫茶店でのアルバイトに忙しい元気印の女子高生・茉莉香は、突然、死んだ父親の部下だと名乗る二人の男女から、宇宙海賊船弁天丸の船長就任の要請を受ける。一世紀前、独立戦争のどさくさの中で発行された私掠船免状によれば、船長の死んだ海賊船の存続は、直系の継嗣による世襲が絶対の条件らしいのだが――。新シリーズの痛快スペースオペラ、華麗に登場!
 微妙だった。ストーリーやキャラクターの魅力ではなく、どちらかというとSF的な小道具をあれこれ散りばめて楽しませるタイプの作品だと思うのだけど、普段あまりSF系の作品は読まないせいかあまり楽しめなかった。まあこのへんは好みの問題なので、こういう作品が好きな人にとっては楽しめるのではないかと。

 あと気になった点としては主人公の茉莉香の個性が弱く感じられたことかな。ちらほらと海賊船の船長を受け継ぐのにふさわしい資質を見せる場面もあるのだけどいまいち印象が薄いし、いきなり海賊船船長に就任するよう求められてとまどいもするものの、それでもわりとのんきというかあまり動じていないような態度なので内面が見えづらいし。この一巻を海賊船船長となることを決めるための巻とするなら、もっとそのへんの内面描写に力を入れてほしかった。