個人的な注目作品を紹介したり、たまに感想を書いたり
C3-シーキューブ 2 (2) (電撃文庫 み 7-8)
 人の姿になる力を持った正体は呪われた道具である少女たちとのラブコメ&バトルもの。今回は新しい呪われた道具である登場人物が現れて・・・という無難でいかにも二巻目らしい内容。微グロ要素は一巻と比べてかなり少なめ。エロ要素は随分がんばって隙あらば入れようとしている感じ。全体的に一巻以上に普通のライトノベルらしくなったなあ。まあこれはこれで悪くないのだけど、一巻の普通のライトノベルっぽい内容の中に含まれた微妙なエグさもけっこう気に入っていたのだけどな。
4785929502シュガーはお年頃 1 (1) (ヤングキングコミックス)
二宮 ひかる
少年画報社 2008-04-28

 子どものころ将来の夢について「何にもなりたくない」と言い、高校生となった今は娼婦になりたいと思っている少女・畑中恵子と、中学のころ売春していたと噂される少女・浅見椿が出会って仲良くなる話……かな? あまりどうのこうのいうような具体的な方向性はなく、このちょっと平均的な感性から外れたふたり(主に恵子の方)を中心にしてものの感じ方を描いた作品というか。今作では性描写はほぼなし。

 ひさびさの新作ということでなんだかんだで期待していたのだけどいまいち。主人公の恵子がどうにも受けつけなかった。これがリアルで身近にこういう人物がいるというだけなら、それなりにつきあっていけるかもしれないけど。絵はあいかわらず魅力的だっただけに残念。
我が家のお稲荷さま。 1 (1) (電撃コミックス)我が家のお稲荷さま。 1 (1) (電撃コミックス)
松風 水蓮 柴村 仁
メディアワークス 2007-11-27

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 原作未読。高上家の次男・透が妖怪に命を狙われているため天狐空幻の封を解くことになり、天狐空幻はなりゆきから高上家の守り神として居着くことになるというストーリー。第壱章「初めまして、お稲荷さま。」〜第陸章「御乱心!? 恵比寿様。」の土地神に詞を授けられるところまで収録。

 アニメがいまいちだったので比較的短時間で読んでしまえる漫画の方はどんなものかと手を出してみたのだけど、漫画で読んでもやはりいまいちだった。妖怪バトルものというにはバトルに迫力がなく、ギャグが特に笑えるわけでもなく、金髪獣耳娘や巫女さんがいるけど恋愛要素もエロ要素もほとんどなく、日常ものというには独特の雰囲気が足りなく、何を売りにした作品なのかよくわからないんだよな。アニメで見たときは一話目だからまだうまく話が動いていないのかと思ったが、どうも漫画版もこんな調子だということは、原作からしてこんな感じということなのだろうか。だとしたら残念ながらあまり続きに興味が持てないな。
ミスマルカ興国物語 II (角川文庫―角川スニーカー文庫)ミスマルカ興国物語 II (角川文庫―角川スニーカー文庫)
林 トモアキ
角川グループパブリッシング 2008-04-24

 大帝国の侵略に対してボンクラ王子の主人公ががんばる話。前巻では第三皇女が相手だったが、今回は対第二皇女戦。作者は代表作に『お・り・が・み 』シリーズや『戦闘城塞マスラヲ』シリーズなどがある林 トモアキさん。この『ミスマルカ興国物語』シリーズも実はつながりが……

 まず今回はネタ的には自由の騎士ことゼンラーマン(笑) そりゃあとがきで「いきなり映像化の道を閉ざした」と述べるだけのことはあるわ。ありゃあ映像化できねえ(まあ最近は原作改変なんて珍しくもないので、あのへんだけ改変すれば十分映像化可能だろうけどさ)。

 この作品は主人公の対戦相手が美女なのが嬉しいですな。前作の第三皇女といい(ちなみに今回第三皇女の出番なし。謹慎中らしい)、今作の第二皇女といい。それに今回は和風美女将軍もついていたし。でもそんな美女・美少女率の高さのわりには意外にラブコメ的な場面はほとんどないけど。主人公のマヒロがああいう性格だからしかたないのかね。

 今回の話で今後のだいたいの話の流れは見えてきた気が。とりあえず次は最後にちょろっと出てきたあの人が相手で、そこで帝国侵略編にいったん決着をつけて、例のものを探索して、最後に真の敵である“獲物”と決戦といった流れかね?
 GW期間ということで繰り上がりで既に発売された作品もあるようだけど。


4757741731“文学少女”と神に臨む作家 上
野村 美月 竹岡 美穂
エンターブレイン 2008-04-28

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4785929502シュガーはお年頃 1 (1) (ヤングキングコミックス)
二宮 ひかる
少年画報社 2008-04-28

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4044266158ミスマルカ興国物語 II (角川文庫―角川スニーカー文庫)
林 トモアキ
角川グループパブリッシング 2008-04-24

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『ミスマルカ』早っ! アマゾンでは24日になってやがんの。『“文学少女”』はついに最終幕開始か。どんなものか楽しみだけど、上下巻構成のようだし、とりあえず手に入れるだけ入れておいて下巻の出る一週間前ぐらいまで置いておこうかな……などといいつつ、この表紙を見ていると抗いがたい誘惑が……! 『シュガー』は二宮ひかるさんのひさびさの新作ということで楽しみ。まあ正直ヤングアニマルで連載していた時の絶頂時には及ばないリハビリ的な内容なんだろーなーと思っているのだけど、それでもひさびさの新作だし。
アリソン (電撃文庫)アリソン (電撃文庫)
時雨沢 恵一
メディアワークス 2002-03

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 幼なじみ少年少女冒険もの。アニメの方で一巻分のエピソードが終わったのでざっと軽く再読。アニメを見ていると何故かやたらと原作の方を読みたくてしかたなくなる……。なんだかんだでメディアミックス展開に釣られているということかね。だいたい第一章「アリソンとヴィル」〜第二章「誘拐と放火と窃盗」がアニメ版の第一話相当、第三章「残った者達」〜第四章「朝食のち出撃」が第二話相当、第五章「ロクシェのスパイ」〜第六章「ワルターの戦い」が第三話相当、第七章「これはこれで」〜第八章「二人のいる世界」が第四話相当。

 こうしてみると人の死に関する描写がずいぶん変更されていますな。テレビでは規制が厳しいからなのか、あるいはNHK枠なのでソフトな作風に変更しているのか。まあ、それ以外にも変更点やら切り捨てられた部分は山ほどあってきりがないけど。

 最後の宝が何であったかとそれがもたらした結果に関してはやはり納得しがたい。いくらなんでもあれで戦争問題が解決されるとは思えないのだけどなあ。そのへんはそういう世界観ということでスルーするしかないのかね。

 派手さはないけど良質の少年少女冒険もの。小学校高学年ぐらいから大人まで男女を問わず楽しめそうな作風。NHK枠になるのも納得の内容なのだけど、アニメ版は絵とシリーズ構成がちょっとなあ……。まあアニメ版の是非はともかくとして、前は一巻だけしか読んでいなかったけど、これを機に続きも読んでみようかな。
ヤングガン・カルナバル後夜祭・ラストマンスタンディング (TOKUMA NOVELS Edge)ヤングガン・カルナバル後夜祭・ラストマンスタンディング (TOKUMA NOVELS Edge)
深見 真
徳間書店 2008-04

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 ヤングガンと呼ばれる高校生の殺し屋である少年少女の戦いと青春を描いた作品。ド派手なガンアクションが魅力。作者は代表作に『武林クロスロード』『疾走する思春期のパラベラム』『ブロークン・フィスト』などがある深見真さん。今巻で第二部完結とのこと。

 作品のタイトルともなっているカルナバルが開催されて、今までの新旧の敵勢力が一斉に集まって戦うような大規模な決戦が行われたのだから、もっと雑魚も主要登場人物も関係なく片っ端から死んでいくような展開になるのかと思っていたら、意外と生き延びた人数が多かったな。負傷して普通に脱落しただけだったり、生死不明だったり(でもほぼ間違いなく生き残っているだろうと思われる)。まあシリーズ最終巻というわけではないのだからこんなものか。

 第三部はいつ頃から開始で、どんな方向に進むのか気になる。このシリーズは毎回あとがきはないのだけど、今回はあとがきを書いて今後の予定とか教えてほしかったな。
人類は衰退しました 3 (ガガガ文庫 た 1-3)人類は衰退しました 3 (ガガガ文庫 た 1-3)
田中 ロミオ 山崎 透
小学館 2008-04-19

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 すでに人類の文明は崩壊し、衰退中の遠未来、妖精さんと人間の間を取り持つ調停官である主人公の「わたし」と「妖精さん」の交流を描いた作品。面白おかしい「わたし」の語り口調や、「妖精さん」の愉快な言動が魅力。今回は遺跡探検もので、とある事情により妖精さんがあまり出てこないためシリアス度が比較的高め。

 過去の事情が多少わかったりするのだけど、遺跡でさまよっている描写がやや中だるみしているように感じられて微妙だった。それにやはり妖精さんの出番が少ないのは残念。可愛くて愉快な妖精さんあってこそのこの作品だと思うのだけどなあ。まあ、そうはいいつつも、水がなくて追い詰められ行く時の様子は読みごたえがあったし、助手さんの絵本はたいそう面白かったのだが(笑)
ソード・ワールド2.0リプレイ  新米女神の勇者たち(1) (富士見ドラゴンブック 29-21)ソード・ワールド2.0リプレイ 新米女神の勇者たち(1) (富士見ドラゴンブック 29-21)
グループSNE 秋田 みやび
富士見書房 2008-04-19

『ソード・ワールドRPG』を大幅リニューアルし、『ソード・ワールド2.0』になって初のリプレイ作品(ルールブック1はこの本と同時発売)。GMおよびリプレイ執筆担当はへっぽこシリーズで知られている秋田みやびさん。

 読んで驚いたのだけど、同じソード・ワールドTRPGでも舞台となる世界が別世界なんですな。てっきり今まで通りのフォーセリア世界でクラスやら種族やら技能が大幅追加されるのかと思っていた。ちょうど『クリスタニア』みたいに。

 新しい世界になって、新種族なども出てきて、その中のタビット(二足歩行のうさぎ種族)が今回ずいぶん目立っていた感じ。グループSNEの公式HPに掲載されているうさぎが主要キャラクターのTRPG『バニーズ&バロウズ』を思い出すなあ。あれのリプレイ執筆担当をしていたのが秋田みやびさんだったっけ。

 あとこのゲームでは1セッション経るごとに能力値がランダムで1点上がるというルールだったのが印象的。そんなにガンガン上がって大丈夫なんだろうか? たしか前の『ソード・ワールドRPG』では能力値を1点上げるにはかなりの経験点を支払わなければならなかったと思うのだけど。そのへんは上手くバランス調整してどんどんパワーアップする楽しみを追求したということかね。他にも筋力やら敏捷度やら器用度を手軽にアップできるアイテムも簡単に購入できるようだったし。

 登場キャラクターは、ジークが毒を薄めたヒース、メッシュがバス、エアが赤貧属性をなくして妹溺愛属性をつけたマウナみたいな印象。ソラは今のところイメージが重なるキャラはいないな。これは中の人が同じなのか、新しいリプレイだから人気が出るようにわざとこういう書き方にしているのか、それともリプレイ執筆担当が同じ人だから無意識のうちに似たような感じになってしまうのか。ソード・ワールド・リプレイでもリプレイ内で恋愛フラグを見かけるようになったけど、一巻から早くもフラグっぽいのがあったのにはちょっとびっくり。

 今のところ新しい世界観や、種族や、特技が目新しさを感じさせながらも、やっていることはこれまで通りといった感じ。へっぽこシリーズは10巻まで続いた長編リプレイシリーズになったけど、この作品はどれぐらいまで続いて、その間にまだまだ始まったばかりの「2.0」の世界をどれだけ広げられるかな。
マージナル (ガガガ文庫 か 1-1)マージナル (ガガガ文庫 か 1-1)
神崎 紫電
小学館 2007-05-24

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 拷問や殺人などの危険なものに惹かれる嗜好の持ち主である主人公があるきっかけにより連続殺人犯から狙われ、自衛のために殺人犯を突き止めようとする話。まあ、ようするに人の狂気や異常な精神を題材にした作品。特にこの主人公はヒロインを殺したいという欲求を持っているというのが特徴。

 …………なのだろうけど、狂気の描き方が薄っぺらな印象でいまいち。なんというか、いかにもそれっぽいと思われるような言動を並べ立てているだけで、全然不気味さが感じられないというか。またクラスメイトたちとのやりとりもライトノベル作品らしく面白おかしい会話を入れたかったのかもしれないけど、はっきりいってこの作風だとアンバランスとしか思えない。姉を殺され、自身も危険な立場のはずなのに主人公のことで一喜一憂するヒロインには呆れてしまったし。残念ながら期待はずれ。
孤高の人 1 (1) (ヤングジャンプコミックス)孤高の人 1 (1) (ヤングジャンプコミックス)
坂本 眞一
集英社 2008-04-18

 ヤングジャンプ連載中。同名小説を原案とした作品。あくまで原案であって、話の中身は全然違うらしいが。主人公はあるきっかけからクライミングにハマることになって、というストーリー。第1登「校舎登攀」〜第9登「幻影」まで収録。いつまで読めるかわからないけど、こちらの公式サイトで試し読みもできる。

 偶然から何か打ち込むべきことが見つかって、というとよくあるパターンのストーリーだけど、この作品の場合、主人公がクライミングに打ち込む大きな理由の一つが孤独癖のあらわれであるためどこか危うさがただよっているのが大きな特徴。下手に慣れ合ったりせず、ぜひ今後もこの調子で進んでほしいところ。でもこのままだと最終的な結末は死んでおしまいになってしまいそうだなあ。
棺担ぎのクロ。~懐中旅話 1 (1) (まんがタイムKRコミックス)棺担ぎのクロ。~懐中旅話 1 (1) (まんがタイムKRコミックス)
きゆづき さとこ
芳文社 2006-03-27

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 黒づくめの格好で背に棺を背負い蝙蝠の「セン」と共に旅の供する(のちに「ニジュク」と「サンジュ」という双子も加わる)奇妙な旅人・「クロ」のファンタジー童話風旅もの。『GA 芸術家アートデザインクラス』が良かったので同じくきゆづきさとこさんの作品であるこちらにも手を出してみたわけだけど、これはすごく良かった。旅ものとして旅先での人々との出会いによるちょっとエピソードや、ギャグ描写がとても楽しめた。コマの外の地の部分が黒く塗りつぶされているのがこの作品の独特の雰囲気を作る一助になっていていいなあ。すでに入手済みの2巻も、おそらく今年中に出るであろう3巻も楽しみ。
ささめきこと2 (MFコミックス アライブシリーズ)ささめきこと2 (MFコミックス アライブシリーズ)
いけだたかし
メディアファクトリー 2008-04-23

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魔女ルミカの赤い糸3魔女ルミカの赤い糸3
田口一 カズオキ
メディアファクトリー 2008-04-23

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エマ 10巻エマ 10巻
森 薫
エンターブレイン 2008-04-25

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408630418Xアキカン! 5缶めっ (5) (集英社スーパーダッシュ文庫 ら)
藍上 陸
集英社 2008-04-25

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ヤングガン・カルナバル後夜祭・ラストマンスタンディング (TOKUMA NOVELS Edge)ヤングガン・カルナバル後夜祭・ラストマンスタンディング (TOKUMA NOVELS Edge)
深見 真
徳間書店 2008-04

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ARIA The ORIGINATION Navigation.1ARIA The ORIGINATION Navigation.1
斎藤千和 葉月絵理乃 大原さやか
メディアファクトリー 2008-04-25

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CHAOS;HEADCHAOS;HEAD
ニトロプラス 2008-04-25

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11eyes-罪と罰と贖いの少女-11eyes-罪と罰と贖いの少女-
Lass 2008-04-25

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4047150487Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ (1)
ひろやま ひろし TYPE-MOON
角川グループパブリッシング 2008-04-26

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月の海のるあ 1巻 (1) (ヤングキングコミックス)月の海のるあ 1巻 (1) (ヤングキングコミックス)
野上 武志
少年画報社 2008-04-09

 1960年代、南洋パラオを舞台に、「月の姫君」と呼ばれ短期間で急成長する神秘的な娘・るあを巡ってドイツ軍の部隊や不気味な日本人武装SSが絡んでくるというストーリー。第1話〜第6話まで収録。雑誌でのカラーページは再現されており、この作者らしく機体や艦に関するウンチクおまけページも充実し、美少女・美女の裸もいっぱいという作品。ヒロインの娘のるあが育ての親である主人公にべた惚れで義理の娘属性持ちの人にも喜ばれそう(笑) ヒロインのるあもいいけど、個人的にはドイツ軍の赤毛娘さんや6話の最後に出てきたお嬢さんが気になるところ。
ホワイト・ファング 狼よ、月影に瞑れホワイト・ファング 狼よ、月影に瞑れ
麻生 俊平
徳間書店 2008-04-15


 代表作に『つばさ』『無理は承知で私立探偵』『ザンヤルマの剣士』などがある麻生俊平さんの新作。狼人間少女もの。最近は遠ざかっていたとはいえ、『ザンヤルマの剣士』や『ミュートスノート戦記』は好きだったしなんだかんだでこの作者には期待しているので、ひさびさに手を出してみることにしたのだけど……だめだ、耐えられなかった。途中で読書放棄。

 この手の作品で敵がヤクザやら権力者のボンボンって小者過ぎるだろう。最初だけの主人公の実力を示すための引き立て役かと思ったらほぼ一冊この権力者のボンボンとの戦いに費やされるし。いちおう真の敵もいることはいるのだけど、ほとんどそっちがおまけのような扱い。このボンボンやその取り巻きの言動はほとんど電波の域で、そんなのにほぼ丸々一冊つきあうのに耐えきれなかった。

 それに主人公コンビの片割れの委員長タイプ少女の発言がやたらと綺麗ごとばかりで鬱陶しいこと鬱陶しいこと。こんなはっきり権力者に対しても文句を言うタイプならとっくに制裁されて黙らされていそうなものなのにどういうわけか物語開始時点まで無事だし、物語開始後は毎回都合よくピンチの時に助けられて、ただ助けられただけのくせに懲りずにまた同じようなことをくり返すし。正しいことを主張するのも結構だが、こんなふうに毎回都合よくピンチを回避できる登場人物の主張だから説得力がないことはなはだしい。

 あと、やたらと人の悪意や弱さや醜さの描写が強調され過ぎていて、なんだか読んでいて疲れる。まだ未消化の伏線もあるので続きもあるのかもしれないけど、少なくともこのシリーズには個人的にはこれ以上期待できそうにないな。残念。
ねくろま。3 (MF文庫 J ひ 2-11)
 幼なじみの少女のためにがんばるファンタジーラブコメ作品。今回も前巻と同じく3話収録構成。バイトしたり、根暗少女ががんばったり、幼女が料理したり、黒幕っぽい相手と決戦したり。

 あいかわらずこの作品はテンポが良くて、ギャグが笑えて、でもしっかりシリアス風味もあって面白い。今回も最後は見事きれいにまとまってた。前巻でずいぶんリードしたかと思われたキャロルは今回のあの全裸事件でまたツン状態に戻ったのだろうか(笑) イラスト担当者のあとがきのイラストは今回もナイス。和メイド姿可愛いなあ。
(以下ネタバレ含む感想)
世界平和は一家団欒のあとに 4 (4) (電撃文庫 は 9-4)世界平和は一家団欒のあとに 4 (4) (電撃文庫 は 9-4)
橋本 和也
アスキー・メディアワークス 2008-04

 家族全員不思議な力を持ち、なぜか世界を巡る危機に巻き込まれ、それを解決しなければならないヒーロー一家の長男を主人公に家族の絆を描いた作品。まあ家族の絆といってもそんな大げさなものではなくて、基本的にはコメディタッチのテンポのいい文章で描かれるので気軽に楽しめるかと。今回は一巻から登場していたものの今まで影の薄かった長女がメイン。今まで出番が少なかったからわからなかったけど、彩美はこういうキャラだったのか。てっきりもっと傍若無人な性格かと思っていた。

 とまあ、ようやく長女に出番がまわってきたのは良かったのだけど、正直今回はいまいち。主人公の軋人が前々から他力本願なところがあって(いくら家族の中で七美が最強だからといっても頼り過ぎな気が)どうかと思っていたけど、今回はいくら武術の心得がある相手とはいえ一般人にまでおくれをとる始末だし、むかし助けられたことがあったから好きになりました、憧れましたというのもいかにも安っぽく感じられてしまった。

 柚島の「よしよし、悪いパパね、まったく」は何気に今回の高レベル萌え台詞かと。
(以下ネタバレ含む感想)
ホワイト・ファング 狼よ、月影に瞑れホワイト・ファング 狼よ、月影に瞑れ
麻生 俊平
徳間書店 2008-04-15

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 麻生俊平さんの新作ということで注目。MFの『つばさ』は合わなくてしばらく遠ざかっていたけど、トクマ・ノベルズEdgeに流れ着いたか。今度こそはと期待したい……ところなんだけど、あらすじを読むとあいかわらずこのひとのセンスは古いものスキーだというかなんというか。それにどうも百合っぽいのがむかし短編で発表された『薔薇の復讐』を連想してしまってなんだか悪い予感が……
D.C.II ~ダ・カーポII (2) (角川コミックス・エース 182-2)D.C.II ~ダ・カーポII (2) (角川コミックス・エース 182-2)
龍牙 翔 CIRCUS
角川グループパブリッシング 2008-04-10

 漫画版『D.C.II』第2巻。SCENE8「願いを叶える桜」〜SCENE14「敵か味方か」+おまけ4コマ収録。クリスマスパーティーの前の小エピソード集といった感じで大きな進展はなし。どのヒロインもまんべんなく出番が与えられている感じだけど、どういうわけか唯一杏だけほとんど出番なしの脇役扱い。今回表紙にまで出てきているというのに……。2巻でもまだクリスマスパーティーすら始まらないとは意外だったな。漫画版はこのペースでどのへんまで消化するつもりなんだろう。何も本筋に触れないまま終わって、続きは原作でエンドとかは勘弁してほしいのだけど。
四畳半神話大系 (角川文庫 も 19-1)四畳半神話大系 (角川文庫 も 19-1)
森見 登美彦
角川書店 2008-03-25

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 代表作に『夜は短し歩けよ乙女』『太陽の塔』などがある森見登美彦さんの二作目の長編作品の文庫化版。四本の話が収録されていて、いずれも主人公は同じで周りの登場人物も同じ、話の展開も微妙な違いはあるものの他の話と重なる部分も多いというパラレルワールドもの。四本全てを読んで見えてくる全体像もあるもののたいしたものではなく、何故こういう構成にしたのかいまいちよくわからない作品だった。似たようなパターンの繰り返しで読んでいる途中で飽きてしまう人も出てきそうだが、個人的にはいつもの面白おかしい主人公の一人称と、それによって描かれる京都の街並みの描写が良くて最後まで楽しめた。
別冊図書館戦争 1 (1)別冊図書館戦争 1 (1)
有川 浩
アスキー・メディアワークス 2008-04

 メディアの規制が厳しくなった日本で、対抗するため武装するようになった図書館防衛部隊の隊員となった主人公の恋と成長を描いた『図書館戦争』シリーズの恋愛ネタを中心にした甘味成分大増量の番外編。時系列的には最終巻『図書館革命』の五話からエピローグまでの間にあったエピソード。

 帯やらあとがきやらでさんざんベタ甘といわれて、たしかにその通りな内容だったけど、毎回起こるちょっとした事件で描かれる人の悪意、脆さ、醜さがあいかわらず生々しかったなあ。特に二話目や四話目はけっこうきつかった。

 今回は郁と堂上の主人公カップルの話だったが、二巻は他の登場人物も予定しているとのこと。この一巻で意味ありげに上官の緒方の事情にもちょっと触れられていたけど、二巻で描くつもりなのかね。個人的にはやはり柴崎と手塚の話を読んでみたいな。それに玄田と折口の話も。
ヒャッコ 3 (Flex Comix)ヒャッコ 3 (Flex Comix)
カトウ ハルアキ
ソフトバンククリエイティブ 2008-04-12

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 学園日常コメディもの。16コメ「狐虎で会ったが百年目」〜23コメ「百虎夜行」の狐登場〜プール掃除まで収録。やたらと登場人物の多い作品だけど、今回の新登場人物は虎子の血縁者や『あずまんが大王』のちよちゃんみたいな飛び級天才ロリ少女か。

 狐はどうも悪人っぽく見えてしまって好感が持ちにくい。あまり頻繁に出てきてほしくないな。期待の飛び級ロリっ子は髪型と「ボク」という一人称のせいで『ひぐらし』の梨花とイメージが重なって仕方ない(笑) 23コメ「百虎夜行」のプール掃除の時点で夏休み直前といった時期のようなので、次からは夏休み編ということになるのかな。どうなるか、早くも今から次が楽しみ。
らじかるエレメンツ (GA文庫 し 4-1)らじかるエレメンツ (GA文庫 し 4-1)
白鳥 士郎 カトウ ハルアキ
ソフトバンククリエイティブ 2008-04-15

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『ヒャッコ』の作者がイラスト担当ということと、あらすじからスポーツチャンバラ部活ものとして楽しめることを期待して。


4088774264孤高の人 1 (1) (ヤングジャンプコミックス)
坂本 眞一
集英社 2008-04-18

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 ヤンブジャンプで連載中の孤高登山もの。最近はヤングジャンプ連載作品の中でこれが『ハチワンダイバー』と並んでお気に入り。


人類は衰退しました 3人類は衰退しました 3
田中 ロミオ 山崎 透
小学館 2008-04-19

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ヤングガン・カルナバル 後夜祭・ラストマンスタンディング

『人類は衰退しました』は2巻が出るのがずいぶん遅かったわりには、今回はわりとすぐに出たな。

『ヤングガン・カルナバル』はなんだかひさびさの新刊の気が。以前はけっこうなペースで出していたと思うのだけど。最近はいろいろお忙しいということかね。
<追記>
『ヤングガン』は来週ごろ発売らしい。


L  詐欺師フラットランドのおそらくは華麗なる伝説L 詐欺師フラットランドのおそらくは華麗なる伝説
坂照 鉄平
富士見書房 2008-04-19

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生徒会の二心  碧陽学園生徒会議事録2生徒会の二心 碧陽学園生徒会議事録2
葵 せきな
富士見書房 2008-04-19

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『L 詐欺師フラットランドのおそらくは華麗なる伝説』は『太陽戦士サンササン』の作者の新作ですな。前作は読んでないけどタイトルに惹かれて注目。

『生徒会の二心 碧陽学園生徒会議事録2』は生徒会室でネタ雑談を繰り広げているだけと一部で話題になった作品の続編。1巻読んだけどそれほどツボにはまらなかったのでたぶんスルー。でも一応注目。


4829145242ソード・ワールド2.0 ルールブックI
グループSNE 北沢 慶
富士見書房 2008-04-19

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ソード・ワールド2.0リプレイ  新米女神の勇者たち(1)ソード・ワールド2.0リプレイ 新米女神の勇者たち(1)
グループSNE 秋田 みやび
富士見書房 2008-04-19

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 長年続いたソード・ワールドのルールがついに新しくなるということで注目。ルールブックが最初から単行本サイズと価格で出てくれるのはありがたい(とはいえ、1000円近い価格のようだけど)。でっかい本だとなかなか手を出す気にはなれないしなあ。同時発売のリプレイも『へっぽこ』シリーズの秋田みやびさんが担当ということですごく楽しみ。
ランペイジ1 (Flex Comix)ランペイジ1 (Flex Comix)
吉永 裕ノ介
ソフトバンククリエイティブ 2008-04-12

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 劉備が美少女で、仙人によって造られた特別な矛を手に入れた張飛が主人公という設定のファンタジー三国志もの。第1話〜第5話までの趙雲が攻めてきたところまで収録。『ブレイク ブレイド』の作者の作品ということで期待していたのだけど、正直いまいちだった。張飛がただのへタレあんちゃんにしか見えなくて魅力不足。この巻では活躍する場面も矛に乗っとられている時だけだし。それにストーリーも三国志とは関係なしの完全オリジナル作品でも十分代替可能な内容で、三国志をベースにする必然性が感じられないんだよなあ。
かりん 13 (13) (角川コミックス ドラゴンJr. 67-14)かりん 13 (13) (角川コミックス ドラゴンJr. 67-14)
影崎 由那
富士見書房 2007-12-08

かりん14 (角川コミックス ドラゴンJr. 67-15)かりん14 (角川コミックス ドラゴンJr. 67-15)
影崎 由那
富士見書房 2008-04-09

 ドジっ娘吸血鬼……ではなく増血鬼の恥じらいラブコメ作品。14巻が最終巻で完結。13巻は恥の51「グラークの思惑と友里耶の誘い」〜恥の54「囚われの果林と健太たちの出発」、14巻は恥の55「絶望の果林とソフィアの欠片」〜最終話・恥の58「約束の朝と幸せの未来」まで、さらに作者あとがきの後にその後の雨水家のとある日曜日の朝を描いたおまけ漫画4P収録。

 13巻から14巻の56話まではあまりに果林がつらそうできっついなあ。13巻のはじめのあたりはやたらと幸せそうなだけになおさら。さすが作者は登場人物いじめが趣味というだけはあるというか。そんななか、13巻はあとがき漫画が笑える。同人誌で売ったのか(笑)

 14巻は最後に残った「プシュケー」の問題の解決がえらくあっさりで拍子抜け。というか、どうもいまいち「ソフィア」がどういう存在だったのかよくわからなかった。57話で泣いている果林を見つめている描写があることから察するに、呪いが解けただなんて言ってたけど、むしろ自主的に消えたということなのかな?

 最終話の58話はめでたしめでたしの結末なんだろうけど、純粋に幸せ一色でなくて何とも切ない終わり方だった。いい終わり方だと思うけど、みんな笑顔の終わり方も見てみたかったなという気が。最後のおまけ漫画は今までで一番ラブコメらしい雰囲気かも(笑) 

『かりん』はこれで終わったけど、あとがき漫画によると作者はこの後のスケジュールもすでにぎっしりなんだそうで。この『かりん』でずいぶん出世して人気漫画家になったなあ。
図書館戦争LOVE&WAR 1 (1) (花とゆめCOMICS)図書館戦争LOVE&WAR 1 (1) (花とゆめCOMICS)
弓 きいろ
白泉社 2008-04-05

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 メディアの規制が厳しくなった日本で、対抗するため武装するようになった図書館防衛部隊の隊員となった主人公の恋と成長を描いた『図書館戦争』シリーズの漫画版。こちらはLaLa連載作品だけど、電撃大王でも漫画化されているようで。第1話〜第4話の図書館でのリクエスト対応業務まで+おまけまんが収録。

 原作既読なので読む前は漫画版はイメージに合っていないのではないかという心配もあったけど、絵は好みに合っていて郁は可愛く、柴崎は美人で、堂上・小牧・手塚はかっこよくて、玄田隊長はいかにも豪快な人といった感じで良かったし、原作の重要部分の取捨選択も上手くできていて問題なく楽しめた。オリジナルのおまけまんがも面白かったし、作者はこれが初の単行本だそうだけど、十分な実力があるかと。今度どういうふうにストーリーが進むかわかってはいるが、それでもこの漫画版の続きが楽しみ。
れでぃ×ばと! (電撃文庫)れでぃ×ばと! (電撃文庫)
上月 司
メディアワークス 2006-09

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 不良っぽい外見の主人公がお嬢様やメイドや執事を育てる名門校に入学して執事を目指すという、ちょっと変わった学園が舞台のラブコメ作品。とりあえず今回出てきたヒロインは、昔の知り合いの猫かぶり腹黒美少女、金髪縦ロールお嬢さま、ドジっ娘メイドの三名。それとルームメイトの少年はおそらく実は○○○というタイプかと思われる。ほか教職員として二名登場。

 続きが出ることを前提に書いたようで、まだこの一巻では本当に顔見せだけでしかなくてもの足りなかった。主人公に特に魅力が感じられる部分がなく、美少女ヒロインたちもテンプレ通りのキャラで、執事やお嬢さまやメイドを育てる学校という設定もメイド姿のヒロインやお嬢様ヒロインを出しやすかったり面白おかしいイベントを入れやすいという以上の意味はなくていまいち。べつにそんなたいそうなストーリーを期待していたわけではないけど、ここまでベタベタで面白味が感じられないとは思わなかったな。残念。
C3-シーキューブ (電撃文庫 み 7-7)
 人の姿になれるようになった呪いの道具の少女との同居ラブコメ+異能バトルもの。よくある作風といえばよくある作風だけど、そこに狂気やらグロ要素やらが入り混じっているのがさすがは『魔女式アポカリプス』の作者の作品といった感じ。最初はよくある作風で微妙かと思っていたが、フィアの正体がわかってから評価がはね上がったし。でも、まだまだ抑えがきいていて、何だかんだでよくある作風の範囲内で収まってしまっているのがもの足りない気が(笑)
モノクローム・ファクター 1 (1) (BLADE COMICS)モノクローム・ファクター 1 (1) (BLADE COMICS)
空廼 カイリ
マッグガーデン 2005-03-10

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 やたらと腐臭がするのでどうにもアニメは見る気が起きないのだけど、そっち方面の作品ではないらしいので、とりあえず原作の方を読んでみた。影の世界の化け物と戦う化け物バトルもの。

 まー、たしかにBLではないようだけど、ストーリーそのものはよくあるタイプのもので、バトル描写も特に迫力があって見応えがあるというわけでもないので、要は絵とキャラクターが気に入るかどうかが判断の分かれ目。

 個人的には残念ながら絵はともかく、キャラクターはそれほど魅力的とは思わなかった。仲間が増えてきたり、敵ももっと大物が出てきたら面白くなってくるのかもしれないけど、少なくともこの1巻だけで判断するならいまいちかな。
トラジマ!―ルイと栄太の事情 (電撃文庫 あ 7-40)トラジマ!―ルイと栄太の事情 (電撃文庫 あ 7-40)
阿智 太郎
メディアワークス 2007-08

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 偶然手に入れたトラジマパンツにはこれをはくと鬼の力が発揮できるという特別な力があって(より厳密には単にはいているだけでは駄目で、このトラジマパンツ以外のものは脱がなければならない)、その力を使って問題を解決したり、悪者退治をしたりするというストーリー。作者は代表作に『陰からマモル!』『住めば都のコスモス荘』などがある阿智太郎さん。

 この作者らしいいつも通りの作風で微妙。きれいにまとまっているのはけっこうなんだけど、まとまり過ぎていて面白味に欠けるというか。良くも悪くもぬるく安定したこの作風はライトノベルというより、児童書とかの方が向いているような気が(まあほとんど児童書とか読まないので、単にイメージでものを言っているだけだが)。主人公がわりとモテモテなのもいつものこの作者らしいのだけど、今回はヒロインはルイだけで固定なのかな? 最後に出てきたお嬢さまも仲間になるのかと思ったらああいうオチだったわけだし。

 エロ雑誌の女編集者みほを主人公にした4コマ作品。絵が好みに合ったのとエロありの4コマ作品ということで『ひとには、言えない』みたいなのを期待して手を出してみたのだけど、思ったよりもエロが薄くて残念。まー、『ひとには、言えない』が格別過激だっただけで、4コマにエロを期待する方が間違っているのだろうけど。タイトルからしてみほと梶原のふたりが主役? ウブな年下くんはいずれ捨てられるのかな。
あんころ。 1 (1) (ヤングサンデーコミックス)あんころ。 1 (1) (ヤングサンデーコミックス)
万乗 大智
小学館 2008-04-04

あんころ。 2 (2) (ヤングサンデーコミックス)あんころ。 2 (2) (ヤングサンデーコミックス)
万乗 大智
小学館 2008-04-04

 ヤングサンデー連載中。『DAN DOH!!』の作者が描く競馬もの。1巻はGallop:1「俊一、脱がされる。」〜Gallop:9「俊一、描かれる。」のアイアンフットの調教の途中、落馬して鎖骨のことを指摘されるところまで、2巻はGallop:10「俊一、我慢する。」〜Gallop:19「俊一、デビューする」のデビュー戦開始直前まで収録。

 カバー表紙デザインがすごく地味。これ単品で見れば悪くないかもしれないけど、本屋で他の作品と一緒に並べられると目立たないし、どういう作品かわかりづらい気が。思ったほどこづえさんのサービスシーンは多くないな。雑誌で読んでたときはもっと多かったように感じたのだけど。主人公がボロボロになりながらもがんばるというこの作者らしいストーリー。『DAN DOH!!』の初期の作風が好きな人なら楽しめるかと。
かりん 14 (14) (角川コミックス ドラゴンJr.)かりん 14 (14) (角川コミックス ドラゴンJr.)
影崎 由那
富士見書房 2008-04-09

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 最終巻。前巻は放置しているので一気にまとめて読んでしまうつもり。


別冊 図書館戦争 1別冊 図書館戦争 1
有川 浩
角川グループパブリッシング 2008-04-07

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葉桜が来た夏 (電撃文庫 な)葉桜が来た夏 (電撃文庫 な)
夏海 公司
アスキー・メディアワークス 2008-04-09

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れでぃ×ばと! 6 (6) (電撃文庫 こ)れでぃ×ばと! 6 (6) (電撃文庫 こ)
上月 司
アスキー・メディアワークス 2008-04-09

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C3-シーキューブ 3 (3) (電撃文庫 み)C3-シーキューブ 3 (3) (電撃文庫 み)
水瀬 葉月
アスキー・メディアワークス 2008-04-09

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世界平和は一家団欒のあとに 4 (4) (電撃文庫 は)世界平和は一家団欒のあとに 4 (4) (電撃文庫 は)
橋本 和也
アスキー・メディアワークス 2008-04-09

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トラジマ! 2 (2) (電撃文庫 あ)トラジマ! 2 (2) (電撃文庫 あ)
阿智 太郎
アスキー・メディアワークス 2008-04-09

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七姫物語 第5章 (5) (電撃文庫 た)七姫物語 第5章 (5) (電撃文庫 た)
高野 和
アスキー・メディアワークス 2008-04-09

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騎條エリと緋色の迷宮―英国亭幻想事件ファイル (電撃文庫 あ)騎條エリと緋色の迷宮―英国亭幻想事件ファイル (電撃文庫 あ)
秋月 大河
アスキー・メディアワークス 2008-04-09

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 多い……。とりあえず本命は『別冊 図書館戦争 I』『世界平和は一家団欒のあとに (4)』『七姫物語 第五章』。『七姫物語』はホントひさしぶりだな。このまま忘れ去られてしまうのかと心配していた。新作はとりあえずあらすじとイラストで興味を持った『葉桜が来た夏』『騎條エリと緋色の迷宮』に期待。その他、『れでぃ×ばと!』『C3 ―シーキューブ―』『トラジマ!』はこれを機に読んでみようと思うのだけど、どこまで手をつけられるのやら……


D.C.II ~ダ・カーポII (2) (角川コミックス・エース)