個人的な注目作品を紹介したり、たまに感想を書いたり
BAMBOO BLADE (1) (ヤングガンガンコミックス)

 アニメが良かったので読んでみた。剣道部活もの。いちおう試合のシーンもあったりするけど、バトルものやスポ根ものではなく、基本的に魅力的なキャラクターたちがわいわいがやがややっているのを楽しむ作品。それもそのはずで、一巻の原作担当者のあとがきを読むとキャラ作りに専念してあとは普通の日常の中で勝手に動いてもらっているのだとか。納得。

 第一巻ではタマちゃんが入部して、みんなで道具を買いにいくところまで収録。初期の頃のタマちゃんはなんだか今のイメージよりも等身が高いですな(笑) それに無表情やクールというよりもちょっと冷たい感じの目なのもびっくり。まあ、わりとすぐにイメージ通りの可愛いタマちゃんになっているけど。作画担当者のあとがきにあるタマちゃんの最初のキャラ表が今と全然イメージが違っていて面白い(笑)


BAMBOO BLADE 6 (ヤングガンガンコミックス)

 アニメで見たので途中の話はとりあえず置いといて第六巻。ここまでがアニメで原作に沿って放送された部分ですな。インターハイ県北予選の昼休み〜東城高戦決着と剣道部のテーマソング(笑)を決めたり、道場に絵を飾ったり、額に賞状を入れるところまで収録。

 さすがに一巻のころとずいぶん絵が違うなあ。一巻のころはもっとシンプルな作風だったけど、この頃になるとずいぶん演出が凝ったものになっているのね。オマケまんが劇場も面白い。次巻予告はカッコいいなあ。
僕と彼女の××× 5 (5) (BLADE COMICS)僕と彼女の××× 5 (5) (BLADE COMICS)
森永 あい
マッグガーデン 2008-03-28

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 第34話「2割増しの思い」〜第41話「乙女戦線異状あり」の修学旅行直前〜修学旅行2日目の夜、夜這い開始まで+番外編2話(妹が腐女子属性に目覚める話と桃井さんと千本木が意気投合する話)収録。まあ内容はいつもの通りで安定。椎名さんが男女含めて全登場人物の中で1番魅力的ですな。
4063613771みなみけ 2 (2) (ヤングマガジンコミックス)
桜場 コハル
講談社 2005-11-04

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 南家三姉妹を中心にした日常コメディ。アニメが(主に無印が)良かったので手を出してみた。この2巻では第20話〜第39話までと読み切り作品「コワイオンナ」収録。1巻はけっこう前に読んだことがあったので2巻を読んでみたのだけど、大半がアニメですでに見たエピソードでもの足りなかった。アニメで見てから原作を読んでみても楽しめる作品もあるけど、残念ながらこの作品はそうではなかった。最近出た新刊の5巻から手を出した方が良かったか。
銀宵亭夜曲銀宵亭夜曲
椋本 夏夜
ソフトバンククリエイティブ 2008-03-08

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 もともとはWebで連載されていたらしい椋本夏夜さんのイラストストーリー。漫画でも小説でもなく、イラストにちょこっと文章をつけて物語仕立てにしている感じというか。本編に加えて、キャラクター設定、ラフ画稿、またGA文庫から『ジョン平とぼくと』を出している大西科学さんの書き下ろし銀宵亭夜曲短編小説も収録。

 さすがに6年も前の作品だけあって絵がちょっと違いますな。短編小説につけられたイラストやエピローグと比較するとどう変わったのかよくわかるかも。なんというか画面がLittlewitchの『白詰草話』や『Quartett!』みたいな感じ。そう考えると何となく雰囲気も似ている気が。
4894256916月曜日は魔法使い [HJ文庫G シ01-01-01] (HJ文庫G シ 1-1-1)
シェリー マザノーブル 森永 みぐ 滝野原 南生
ホビージャパン 2008-04-01

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4894256924メタルヘッド・ノベル 虹の天使 フリー=アイ [HJ文庫G タ01-01-01] (HJ文庫G タ 1-1-1)
高平 鳴海 狭霧 光明
ホビージャパン 2008-04-01

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4044223122コードギアス 反逆のルルーシュ 朱の軌跡 (角川スニーカー文庫 201-6)
大河内 一楼 谷口 悟朗 岩佐 まもる
角川書店 2008-03-27

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4044736014機動戦士ガンダム00 (1) ソレスタルビーイング (角川スニーカー文庫 0-75)
富野 由悠季 木村 暢 矢立 肇
角川書店 2008-03-27

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4861134129誰しもそうだけど、俺たちは就職しないとならない
秋田禎信 中川いさみ
サンクチュアリパプリッシング 2008-04-01

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4091513239あんころ。 1 (1) (ヤングサンデーコミックス)
万乗 大智
小学館 2008-04

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4091513247あんころ。 2 (2) (ヤングサンデーコミックス)
万乗 大智
小学館 2008-04

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4592180461図書館戦争LOVE&WAR (花とゆめCOMICS)
有川 浩 弓 きいろ
白泉社 2008-04-05

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真月譚 月姫(6)

 表紙が今までのと雰囲気が違い過ぎてすぐには『月姫』の新刊だとわからなかった(笑) アルクルートを基調としながらもオリジナル展開に入っているコミック版『真月譚 月姫』もそろそろ佳境。この巻の見所は

・暴走してアルクを押し倒す志貴
・志貴とハルオの過去
・シエル先輩VSロア戦
・シエル先輩の過去
・七夜一族殲滅時の志貴の過去(またこのとき少々ながら軋間紅摩登場)

といったところ。

 志貴が暴走してアルクを押し倒すシーンはしっかり乳首まで描かれているけど、いいのかこれ(笑) 過去のハルオくんはいいやつですなあ。このままで成長したハルオと志貴のやりとりとかも見てみたかったな。

 シエル先輩の過去は重いなあ。よくこれで精神的に壊れなかったものだ。ロアがアルクを見かける場面の「この男の あんな望みのために――」というシエルの台詞から察するに、シエルがアルクと仲が悪いのはこのへんにも原因があるのかね。

 ロアの「生きているならば 神さえ殺せる力を!」ってのは最近『空の境界』のプロモ映像でよく聞く台詞だけど、これは『空の境界』の劇場公開に合せて使ったのか、それとも原作に出てくる台詞なのかな?

 今のところシエルや秋葉はなんとかそれなりに出番があるものの、翡翠や琥珀はほとんど出番がないのが気になるところ。なんとか翡翠や琥珀の話も消化してほしいのだけど。ひさびさの新刊だったけど、次はいつ頃になるのかなあ……
狼と香辛料(1)

 行商人の青年ロレンスと狼の化身であるホロのニヤニヤ行商旅作品『狼と香辛料』のコミック版。この一巻ではゼーレンの企みを見抜いてミローネ商会に行こうとするところまで収録。ロレンスがホロと出会う場面はホロが真っ裸なのはもちろんのことカラーページで収録と力が入っている。

 ホロの裸はしっかり隠さず描いているので一般作であるにもかかわらずなかなかエロっちいね。まあ健康的なエロさだけど。雨宿りのときもあまり照れた様子がなかったけど、これぐらいの社会だと村でも水浴びする娘とかを目撃することもあるぐらいなので、裸ぐらいではまだあまり羞恥心を感じなかったんだったっけ?

 絵柄も作風に合っているし、重要なエピソードを削ったり、無理に背伸びして変なオリジナル要素を入れることもなくて、これはいいコミック版。原作小説を読んだ人やアニメから入った人にも満足できる内容かと。どのぐらいまで続ける予定なのかわからないけど、ぜひ原作一巻の分だけでなく二巻の分もその先も続けてコミック化してほしい。
4840234515狼と香辛料〈2〉 (電撃文庫)
支倉 凍砂
メディアワークス 2006-06

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 行商人の青年ロレンスと狼の化身であるホロのニヤニヤ行商旅もの。ファンタジーものにありがちな中世ヨーロッパ風の世界観だけど、主人公は剣も魔法も使わない商人であり(世界観的に剣は存在するけど魔法はおそらく存在しないかと思われる)、そのため商売が話の中心になってくるのと、ホロとロレンスのやりとりが非常にニヤニヤできるのが特徴。

 アニメが良かったので一巻以来ひさびさに手を出してみた。この二巻はアニメで言うと第八幕〜第十三幕の内容。ほぼアニメと同じ内容ながら、羊飼いの社会的地位などといった世界観や、ロレンスがノーラのどのあたりを気に入ったのかとか、アニメでは見過ごしていた細かい駆け引きがわかって楽しめた。実際の中世ヨーロッパ的社会を参考にしているのだろうけど、この作品は世界観がしっかりしているのがいいな。最後のあの場面はアニメ版とは違っていて、どちらかといえばアニメ版の方が個人的には良かった。
レヴィアタンの恋人 (ガガガ文庫 い 2-1)レヴィアタンの恋人 (ガガガ文庫 い 2-1)
犬村 小六
小学館 2007-06-19

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 文明崩壊後の世界を舞台に「特進種」と呼ばれる特別な力を持った者たちの戦いを描いた超人バトルもの。文明崩壊後の世界といってもある程度過去の名残があり、しかも日本が舞台なのでなじみやすい名前や地名が出てくるのが特徴。

とある飛空士への追憶』の作者の作品ということで読んでみたのだけど、やはりずいぶん作風が違うなあ。かなりエグいグロ描写とかもあったりするし。そのことを承知の上で読んだから個人的には気にならなかったけど、知らずに同じような作品だと思って手を出してみたらかなりがっかりするかも。まあ、背表紙のあらすじを読めば全然違った作風だとわかるだろうけど。

 でも残念ながら普通の異能力超人バトルものとして見ても微妙。それほどバトル描写が優れているわけでもなく、もっと様々なタイプの「特進種」が出てくるのかと思っていたら、パターンが少なくて期待はずれだったし。まあそのへんは今後いろいろなタイプの登場人物が増えていくのかもしれないけど。過去にあったという神追軍や各地で各勢力が争っている設定、それにあとがきから察するに、むしろこの作品は登場人物が増えてきてからの方が面白くなるタイプの作品なのかも。
(以下ネタバレ含む感想)
姫宮さんの中の人 (MF文庫 J つ 1-8)姫宮さんの中の人 (MF文庫 J つ 1-8)
月見 草平
メディアファクトリー 2007-06

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 だれもがあこがれる学園のアイドルであり生徒会長の姫宮ちとせにはある秘密があって、その秘密を偶然知ってしまった主人公が彼女とお近づきになるというラブコメ作品。このあらすじとタイトルと表紙イラストを見れば「秘密」の内容は八割がた予想がつくかと。

 このヒロインの「秘密」が最大の特徴なんだけど、正直いまいち。この設定のせいでメインヒロインが二タイプに分かれてしまってどっちつかずになってしまっている気が。一方を気に入ればもう一方が出ている時はその分気に入った方の出番が減っていることになってしまうわけだし(ところでロリヒロインタイプの方の「ですう」口調はどうしても『ローゼンメイデン』の翠星石のイメージが重なってしまったな)。

 それに面白い設定だとは思うものの、しょせん一発ネタで、最初の一撃の印象が薄れてしまえばそれまでなのに、これ以外にこれといった特徴や良かった点も見当たらなかった。二巻目以降は新しい要素も加わっているのだろうけど、これは続きも読んでみようとはあまり思わないなあ。イラストはかなり好みに合っている絵柄なだけに残念。
ライタークロイス (富士見ファンタジア文庫 170-2)ライタークロイス (富士見ファンタジア文庫 170-2)
川口 士
富士見書房 2007-07

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 騎士になろうと田舎から都会にやってきた少年が、他の騎士志願者と知り合ったり、迷ったり、励まされたりしながらがんばる一種の青春もの。大量の美少女が出てくるわけではなく、派手な魔法が炸裂するわけでもなく、主人公が最強というわけでもなく、ドロドロした狂気があるわけでもなく、昨今のライトノベル作品とは思えないほどすごく地味。でも妙な味わいがあってなかなか楽しめた。

 友人となる同じ騎士志願者のレイクや侍女のイングリドが特にお気に入り。正ヒロインっぽい立ち位置のファリナは今回それほど見せ場はありませんな。でも意味ありげに語られた振り子時計の親友の存在が気になるところ。
ねくろま 2。 (2) (MF文庫 J ひ 2-10)ねくろま 2。 (2) (MF文庫 J ひ 2-10)
平坂 読
メディアファクトリー 2007-09

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 主人公が幼なじみ少女のためにがんばろうとするファンタジー・ラブコメ。何といってもメインヒロインである幼なじみの設定が非常に個性的。それに良い意味で世界観がゆるく、登場人物同士のやりとりがすごく笑えるのがとても気に入った。

 主人公はラブコメ作品らしくモテモテだが、よくある超絶鈍感タイプではなくいちおうちゃんと他のヒロインの気持ちも察していたり、それでいてメインヒロインである幼なじみのために一途にがんばろうとするところが好感度高し。

 この巻はいちおう一続きになっているものの「眼鏡がない!」「キャロルさんちの家庭の事情」「幼女乱舞 IN 温泉」の三本立ての中編集のようなものですな。「眼鏡がない!」は後輩二人組メイン、「キャロルさんちの家庭の事情」はツンデレ同級生のキャロルメイン、「幼女乱舞 IN 温泉」はロリ先輩生徒会長のシェンファメイン。前の一巻ではとりあえず顔見せ程度だったサブヒロインの掘り下げエピソード中心。こうしてみるとサブヒロインもどの娘もそれぞれ魅力的でいいなあ。

 そんなふうに笑ってちょっとエッチで、でも最後のしめ方は切ない……。今回の一連のエピソードを通じてマシロの気持にも変化が生じたようで、単なるサブヒロインお披露目だけで終わらせず、本筋もしっかり進展させているあたりが上手い。イラストも最後のあとがきのイラストがグッジョブ。あれはきつかったわ。どうかシリーズの最後は幸せな結末を迎えてほしいと思わずにはいられない。

 まあ、そういうシリアス要素を持ちつつも基本的にはげらげら笑って楽しめる作品なので、肩の力を抜いて気軽に読めるのがこの作品のいいところ。続きにも大いに期待。
シゴフミ―Stories of Last Letter (電撃文庫)シゴフミ―Stories of Last Letter (電撃文庫)
雨宮 諒
メディアワークス 2006-10

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 死者の最後のメッセージ・シゴフミ(死後文)を届ける配達人・文伽(フミカ)を中心に死者とその死者に関わりのある人物のドラマが描かれるちょっといい話系のオムニバスストーリー集。この第一巻では「飛べない蝶」「ひとひらの想い」「父さんの眼差し」の三編収録。

 アニメがわりと良かったのでこちらも読んでみることにしたのだけど、けっこうアニメと違っているなあ。

・文伽(フミカ)の一人称がアニメ版では「ボク」、小説版では「私」
 またアニメ版では中性的な口調だが、小説版では女性的

・文伽(フミカ)の持っている杖がアニメ版ではカナカ、小説版ではマヤマ
 また杖の人格もカナカは女性のようだが、マヤマは少年的

・文伽がアニメ版のフミカに比べてややおせっかい気味

・アニメ版では基本的にシゴフミが届けられる生者の側のドラマしか描かれないのに対し
 小説版ではシゴフミを送る死者も出てくる

・アニメ版は救いようのない話もあればイイ話もある清濁入り混じるストーリーだが
 小説版は最後にはめでたしめでたしの話のみ(少なくともこの一巻では)


 一巻しか読んでないからはっきりとはわからないけど、おそらく文伽(フミカ)の事情もアニメ版とは違っているかと。もともとメディアミックス展開前提の企画だったらしいけど、最初からパラレルワールド扱いという予定だったのかね?

 で、小説の方はというとイイ話系のストーリーにしようとしているのはわかるが、肝心の内容が陳腐に思えて正直いまいち。前述の通り小説の方はどれも最終的にはめでたしめでたしで終わるのでアニメ版よりもこちらの方がいいという人もいるだろうけど、個人的にはアニメ版の方が良かったな。 
ブレイク ブレイド 2巻 [Flex Comix] (Flex Comix)ブレイク ブレイド 2巻 [Flex Comix] (Flex Comix)
吉永 裕ノ介
ソフトバンククリエイティブ 2007-09-12

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 魔力でロボットを動かす世界で、魔力を持たない主人公が魔力以外の動力源によって動く古代のロボットで活躍する姿を描いたファンタジーロボットもの。この第2巻では早くも主人公の行動に関わって敵味方に死者が出て重苦しい展開に。なんてこったい。

 ゼスは降伏時の条件を知らないで、ホズルならさっさと降伏するだろうと考えているから、たいして苦悩する様子もなく攻め込んできてたわけね。納得。実はこいつ、すでに妻子持ちな設定なのには驚いた(笑)

 ドジっ娘未熟軍人なクレオはある一面ではゼス以上の天才なのか。いままでは戦いは苦手だったようだけど、恨みで容赦なく攻撃するようになって、いずれは強敵となって立ちふさがることになるのかね。
475752241XBAMBOO BLADE 8 (ヤングガンガンコミックス)
土塚 理弘 五十嵐 あぐり
スクウェア・エニックス 2008-03-25

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4840121931ねくろま 4。 (4) (MF文庫 J ひ 2-12)
平坂 読
メディアファクトリー 2008-03

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4840121958姫宮さんの中の人 (4) (MF文庫J (つ-01-11))
月見 草平
メディアファクトリー 2008-03

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404387801X四畳半神話大系 (角川文庫 も 19-1)
森見 登美彦
角川書店 2008-03-25

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4047150320H2O-FOOTPRINTS IN THE SAND 2 (2) (角川コミックス・エース 187-2)
枕 すかぢ 狗神 煌
角川書店 2008-03-26

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4840242526真月譚月姫 6
佐々木少年
角川(メディアワークス) 2008-03-27

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4840242542狼と香辛料 1
角川(メディアワークス) 2008-03-27

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4840242461sola 2
角川(メディアワークス) 2008-03-27

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4056070164魔法少女リリカルなのはStrikerS 2 (2) (ノーラコミックス)
学習研究社 2008-03-28

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4861274885僕と彼女の××× 5 (5) (BLADE COMICS)
森永 あい
マッグガーデン 2008-03-28

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4757740778学校の階段8
櫂末 高彰 甘福 あまね
エンターブレイン 2008-03-29

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4757740794白銀のカル
竹内 なおゆき 駒都 えーじ
エンターブレイン 2008-03-29

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4757739230ナイトウィザードThe 2nd Edition リプレイ 愛はさだめ さだめは死
田中 天 F.E.A.R. みかき みかこ
エンターブレイン 2008-03-29

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SH@PPLE ―しゃっぷる― (1)

 双子の姉弟が互いの目的のために立場を取りかえて相手の学校に通うという男女入れ替わりもの。姉の女子高に通う弟パートの描写だけではなく、弟の共学に通う姉パートの描写もあり。

 あらすじやイラストからして、どうせ可愛いイラストで美少女いっぱいなことだけが売りの媚びまくった作品だろうと思っていたら、迷って、悩んで、でも頑張って、突き進む、驚くほどまっすぐな青春ストーリーしててびっくり。

 あまりにきれいにまとまり過ぎていて「一冊完結の単発もの? でも(1)と数字がふられていたしなあ?」と思っていたら、最後に上手くかわして今後も続きそうな流れに。なるほど、こうきたか。メインヒロインの蜜もサブヒロインの胡蝶の宮も魅力的で良かった。サポート役の久我原さんも人気出そう。

 弟の雪国の方はまだ話が続きそうだったけど、今後双子の姉の舞姫のほうはどうなるのかな。巻頭のカラー口絵で出てきた謎のソロリティの人はいつ出てくるのかと思っていたら、おまけのみの登場人物なのね。
眼鏡なカノジョ (Flex Comix)


 眼鏡っ娘ヒロインとの恋愛を描いたオムニバスストーリー集。「第一話 かけず嫌い」「第二話 外して二人」「第三話 見えない絆」「第四話 伊達男作戦」「第五話 空色めがね」「第六話 透き通る心」「第七話 かけた魔法」「第八話 曇ぬくもり」の全八話収録。巻末には第三話以降のヒロインがかけていた眼鏡に関する解説も収録という眼鏡尽しっぷり。なおカバー下には面白眼鏡版の表紙イラストが収録されているので見てみましょう(笑) 各話扉絵はカラーで収録してほしかった気がするが、さすがにそれは無理か……

 総合的に一番のお気に入りは「第一話 かけず嫌い」。小悪魔な先輩がたまらん。小道具としての眼鏡の使い方もこれが一番良かったかと。次点で「第五話 空色めがね」と「第八話 曇ぬくもり」。「第五話 空色めがね」は少々天然気味ながらしっかりしたヒロインが好感度高し。「第八話 曇ぬくもり」は黒髪ストレートロングでクールビューティータイプなヒロインが萌え。
七人の武器屋 飛べ! エクス・ガリバーズ!!

 武器屋を営む七人の少年少女の青春冒険もの。まあ現在進行中のエピソードは冒険ものとしての側面が強く出ているけど。今回も面白かった。あいかわらずこの作品はノリが良くていいわ。すごくストレートに楽しめる。

 今回はマーガスが主人公に復帰し、マーガスの一人称で語られることに。これはこれでもちろんいいのだけど、もう少しケンジの一人称での話も読んでみたかったな。というか、七人全員のそれぞれの一人称を読んでみたいぐらい。

 イラストは今回も恒例の見開きイラストあり。どのイラストも素晴らしく、登場人物紹介のページとかP7の扉絵とかあとがきのものが特にお気に入り。

 カバーイラストやあらすじからして、どうもあまり最終巻じゃなさそうな雰囲気だと思っていたら、やはり一冊にはとてもおさまりきらなくて最終巻にはならなかった様子。いちおう次で今度こそ完結になるはずで、六月ごろ発売予定とのこと。思ったよりも早く出そうで楽しみ。とりあえず今回でひとつの件には決着がついたけど、まだまだ未消化の伏線が残っているので、このへんをどう消化して、どうシリーズの締めくくりにふさわしいまとめ方をしてくれるのか大いに期待。
ハチワンダイバー(6)

 受け師さんの指定した相手との対局をすべて終え、偶然始まった最後の対局相手である斬野の師匠・澄野との一局も決着がつき、受け師さんの目的が明らかになって新展開ゲーム対局編に入ったところまで収録。

 雑誌で読んでいた時はゲームでの対局が始まったときは、この作品も変な方向に迷走してしまうのかと心配したけど、この一局もしっかり本編に関わっていて一安心だったな。受け師さんはすさまじい無敵ぶり。どうしたらこんなに強くなるのやら。いま掲載誌で進行中のエピソードで少しだけその強さの秘密がうかがえたけど。
鋼殻のレギオス VIII ミキシング・ノート
 移動する都市・レギオスを舞台に超人的な戦闘能力を持つ武芸者と都市を脅かす存在である汚染獣との戦いや武芸者同士の闘いを描いた超人バトルもの。

 この『ミキシング・ノート』最新刊なんだけど、前回のラストでとうとうツェルニにやってきたリーリンにレイフォンが今の彼の周りにいる女の子について語るということで小エピソードが入るという形式の事実上の短編集。最後にはグレンダンにいたころのレイフォンを描いた書き下ろしもあり。「クール・イン・ザ・カッフェ」「ダイアモンド・パッション」「イノセンス・ワンダー」収録。それぞれ順番に、フェリ、ニーナ、メイシェンが中心のエピソード。

 そういや前回のあとがきで次は短編集と告知していたっけ……すっかり忘れていて長編だと思っていたので少々がっくり。とはいえ、短編は短編で十分面白かったのだけど。というか、むしろこの短編エピソードの方が最近の長編よりも初期のころの良さを保っている気が。アニメのことに関しては何も触れていなかったけど、まだはっきりしたことは言えない段階なのか、それとも時機をみて秘密にしているのか。とりあえず次は六月の予定ということなので、長編の続きにも期待。
そらのカナタの! 1 (1) (CR COMICS)そらのカナタの! 1 (1) (CR COMICS)
小野 敏洋
ジャイブ 2007-07-07

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 特殊な力を身につけた少年少女が異世界からの侵略者と戦う話。個人によって能力が違うのは面白いし、侵略によって出た被害の描写もあるのはいいのだけど、今のところ苦戦する様子もなくて戦いに緊張感がないのが残念。

 それとそういう性格設定だからと言ってしまえばそれまでだが、男の登場人物のひとりであるセンパイの性格がうっとうしいというか、イヤなタイプなのがちょっとなあ。早く改心するとまではいかないまでも、もう少しマシな言動になってほしいところ。
ねくろま。 (MF文庫J (ひ-02-09))ねくろま。 (MF文庫J (ひ-02-09))
平坂 読
メディアファクトリー 2007-06


 絶望した!

 表紙イラストの詐欺っぷりに絶望した!


 実のところ例の

 メインヒロインが本編中ずっと全裸 

というネタバレ情報は知っていたのだけど、表紙や口絵のイラストがああだから途中でどうにかなると思っていたのに……。うう、ええ子やのにもったいないなあ……

 というわけで後先になったけど、魔法学校でエリートと知られているけど、実はオバケの類が苦手という弱点を持つ主人公があれこれがんばるお話。登場人物のやりとりが面白くて良かった。変態幼女な生徒会長とか、自称ライバルなツンデレさんとか、やたらとハイテンションだったり、反対にやたらとネガティブな後輩とか、とても個性的なキャラがそろっているし。今回の敵役すら、三流っぽい間抜けな男と毒舌幼女のやりとりがすごく面白かった。

 また地の文で太字を多用したり、一部だけとはいえ冲方丁さんの『シュピーゲル』シリーズのような文体が用いられていたり、特徴的なルビをふられていたりするのも特色のひとつか。今のままの気楽に楽しめるノリで今後も続いてほしいと期待。
レンズと悪魔〈1〉魔神覚醒 (角川スニーカー文庫)レンズと悪魔〈1〉魔神覚醒 (角川スニーカー文庫)
六塚 光
角川書店 2006-09-30

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 レンズを用いて悪魔を召喚し身にまとってその力を行使する技術が発達した社会で、普通の悪魔よりも一段上の魔神と呼ばれる存在をパートナーとして、他の七人の魔神をパートナーとする者たちと戦い勝利することによって己の願いをかなえようとするという人外パートナーバトルロイヤルもの。『Fate』やら『金色のガッシュ』やらみたいなもんですな。作者もあとがきで某ジャンプ的熱血小説と称しているけど、まさにそんな感じ。良くも悪くも。

 定番の型を踏襲しているので安心して楽しめるのだけど、反面、それゆえにストーリー展開が容易に読めてしまうのが困りもの。せっかく複数のレンズを用意することで様々なタイプの悪魔の力が使えるという設定になっているのに、対魔神戦ではあまり役に立ちそうになくて残念。まあ、使い方次第だろうけど。テッキの右手のアレに関する設定はなかなか個性的で良かった。

 一定のレベル以上には楽しめそうな安定した作風だとは思うのだけど、今から追いかけるのは厳しそうだなあ。気が向いたら続きを読んでみることもあるかもといったぐらいか。

ブレイク ブレイド 1巻 Flex Comixブレイク ブレイド 1巻 Flex Comix
吉永 裕ノ介
ソフトバンク クリエイティブ 2007-04-10

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 魔力によってロボットを動かすファンタジー・ロボットもの。魔力といっても石英を意のままに動かせる力をそう称しているだけで、火やら電撃やらを放ったり動物に変身したりするような「魔法使い」は出てこない。あくまで銃と剣とロボットによる戦闘。主人公はそんな世界観の中で極めて珍しい魔力を持たない人間。この特性のため魔力を持たない種族だったらしい古代人が使っていたという特殊なロボットが操縦できるという設定。

 絵が好みの画風で楽しめた。世界観やロボットの設定が細かいのも良かった。主人公が魔力を持たないという設定は今のところ古代人の特殊なロボットを扱えるというだけで、他には何の意味もなさそうだが、単に特殊なロボットを動かせるというだけなら魔力を持たないだとかそんな設定でなくても、ニュー○イ○でしたとかいう設定でも良さそうなものなので、このへんは今後に期待したいところ。また単にロボットの性能だけで活躍されても興醒めなので、この主人公ならではの魅力も見せてほしい。

 敵・味方にわかれて戦うことになった親友であるゼスとの対立に関しては、もうちょっと過去のエピソードの描写がほしいかな。過去の仲が良かった様子に読者が共感できればできるほど、それだけ敵対した現状のつらさがより伝わってくるわけだし。

 今のところ古代人の特殊なロボットといってもそれだけで強力無敵というわけでなく、多少性能が優れているといった程度のようなので、ここからどう活躍するようになるのか今後に期待。とりあえず近いうちに2巻と最近出たらしい3巻も読んでみよう。
ARIA(12) (BLADE COMICS)

 アクアと呼ばれるようになった火星のネオ・ヴェネツィアという街を舞台に、一人前のゴンドラ漕ぎ水先案内人を目指す灯里の何気ない日常の中の幸せを描いた未来形ヒーリングコミック最終巻。

 ああ、とうとう終わってしまったか……。終わってしまってさみしくないというと嘘になるけど、この作品ほど一番いい時に終われた作品もめずらしいかと。早々に打ち切りになるわけでもなく、かといってだらだら続いてつまらなくなってしまうわけでもなく、アニメ化も三度にまで及んで、やれることすべてやりつくして、最後にはちょっとさみしいけどいい作品だったなと思えるのだから。この作品に出会えて良かったと心から言える一作。

 作者様、お疲れ様でした。素晴らしい作品を世に送り出していただいてありがとうございました。次の作品も楽しみにしています。


追記
 なお今回も当然カバー下のおまけ漫画あり。知らない人や忘れている人はぜひ見てみましょう。あんなトラップを仕掛けるとは、やるな、灯里(笑)
彼女はQ〈クイーン〉 (電撃文庫 よ 3-3)彼女はQ〈クイーン〉 (電撃文庫 よ 3-3)
吉田 親司
メディアワークス 2007-08

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 トランプ限定のギャンブルバトルもの。ゲームの種類としてはインディアン・ポーカー、5スタッド・ポーカー、大貧民、ブラックジャック、ドロー・ポーカーが出てくる。ちょっとした特徴としては宇宙人が実在している世界観だということ。いちおう作中ではこの宇宙人に関する設定もそれなりに意味があったのだけど、こういう作品でこういう設定は浮いている気が。

 それに肝心のギャンブルバトルにしても、勝負はこういう経緯で進行して、最後に勝者がこんなふうに勝ちましたと描いているだけで、緊張感のある駆け引きの心理描写やら、勝負に際しての創意工夫やらが描けていなくて全然盛り上がりが感じられなかった。

 主要登場人物のひとり亜美夏はイカサマの天才というからもっと読者がびっくりするようなイカサマを駆使するのかと思っていたら対戦相手がマヌケで単純なイカサマをするのをあっさり許しているだけだし、もうひとりの主要登場人物である倉美子は確立を重んじる数字の天才というより、ほんのちょっと計算が得意なだけの普通の小娘でしかないし。

 漫画ならともかく小説でこういうギャンブル勝負ものは少ないので期待していたし、はじめはけっこういい感じだったのに残念。


 入ることも出ていくこともできない(何故かタビは入れたが)同じ一日をくりかえす街で、自分の目的を目指してがんばる少女・タビを描いた不思議冒険もの……かな? 帯の後ろには「青春迷走リリカルファンタジードラマ」と表現されている。Wikipediaのタビと道づれの概要とあらすじがいちばんわかりやすいかと。

 今までの話の流れをすっかり忘れていてすぐに話についていけなかった……発売間隔がかなりあいているとはいえ半年程度なんだし、同じぐらい間隔があいても普通についていける作品もあるのだけどなあ。なんでこの作品はついていきづらいのだろう? とりあえず今度からは新刊が出る前に既刊分を読み直すことにしよう……

 今回はタビの出番は少な目で、1巻に出てきた少年クロネ(ひょっとして2巻にも出てきてたか? おぼえてないけど……)と、ユキタのエピソードが中心。この作品って基本的には優しい雰囲気だけど、今回のタビやクロネの過去の描写とか意外とビター風味な要素もある作品だよな。
(以下ネタバレ感想)
旅に出よう、滅びゆく世界の果てまで。 (電撃文庫 よ 4-1)旅に出よう、滅びゆく世界の果てまで。 (電撃文庫 よ 4-1)
萬屋 直人
メディアワークス 2008-03-10

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 名前を失い、色彩を失い、最後には存在自体を喪失してしまう「喪失症」と呼ばれる謎の現象によって穏やかに滅びつつある世界で、スーパーカブに乗って「世界の果て」を目指して旅をする「少年」と「少女」を描いた、終末世界ロードムービー風作品。似たような作風というと思いつくのは『塩の街』の前半部分とか、MF文庫Jの『世界が終わる場所へ君をつれていく』かな。

 正直読む前はそれほど期待していなかったというか、もっといまいちな作品かと思っていたのだけど、いざ読んでみるとすごく良かった。こういう世界観だともっとすさんだ人物や事件もありそうなものだけど、少なくともこの作品の中ではそういったことはなく、旅先で出会う人はみんないい人ばかりで安心して読むことができたし、食事や寝床や風呂や病気のときなどに関する旅暮らしならではのあれこれの描写も良かった。「喪失症」という設定も上手く話に生かせていたと思う。それに何気に熱々な「少女」と「少年」の関係が読んでいて思わずにやけてしまいそう。こういう話なら十分続きも出せそうで楽しみ。今のままの作風で今後も続いてほしい。
メイド戦記 1 (1) (シリウスコミックス)メイド戦記 1 (1) (シリウスコミックス)
RAN
講談社 2007-09-21

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 隣国の侵略によって滅ぼされた国の王子と六人のメイドが逃亡中に伝説の神器を手に入れて、という戦う美少女メイドさんもの。サーカスの一座出身で運動能力の優れたカカオは大剣の神器、ドジっ娘メイドのバニラは弓、褐色肌野生娘のバナは盾、といったようにタイプの違ったメイド娘が出てきてそれぞれ違った神器を持つという設定。

 国が滅ぼされ逃亡生活といってもほとんど緊張感がなく、バトルにしても今のところ神器を使えば無敵状態のうえ、せっかく六人もいるわりには持て余しているのか、戦うのはメインヒロインらしきカカオばかりというありさまで残念。

 あとスカート姿でけっこう激しいアクションをしているはずなのに、どういうわけかパンチラなどは全くなし。見えてもおかしくないアングルの場面もあるのにしっかり隠されている。最近は漫画の方でも規制が厳しいのかね?

 正直特にこれといって魅力を感じる要素が見つからなくて微妙だった。べたべただけど設定や基本的な話の方向性は悪くないとして、もう一味何かこれはというような個性がほしいところ。

ひだまりスケッチ 3 (3) (まんがタイムKRコミックス)ひだまりスケッチ 3 (3) (まんがタイムKRコミックス)
蒼樹 うめ
芳文社 2008-02-27

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 ひだまり荘というアパートに下宿する少女四人の日常を描いたほのぼの日常もの。あいかわらず絵が非常に可愛いのはいいとして、今回強烈に印象に残ったのは一番はじめに収録されているヒロがラブレターをもらったのを知って沙英がうろたえまくる話。『ひだまりスケッチ』を読むのも久々だけど、このふたりってこんなにラブな関係だったっけ(笑) ほかにもこのふたりが喧嘩する話など、すさまじいまでの夫婦ぶり。そういえばこの喧嘩のエピソードに出てくる夏目さんがとても可愛くて激萌え。ぜひ準レギュラー化を。
となりのウチナーンチュとなりのウチナーンチュ
早見 裕司
理論社 2007-12

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 彩華と夏海、ふたりの霊感の強い少女の沖縄での毎日を描いた作品。作者いわく、今の普通の沖縄をきちんと描いてみようと、80%は本当の、でもやっぱり幻想的な「ゆるみ系ホラー」。まあホラーといっても置物の神様と話をしたり、生き霊と対決したりといったぐらいで、やはりぬるい日常ものかな。ふたりの少女が主人公だけど、百合というほどではなくあくまで友情レベル。ちょっとした沖縄に関する雑学や方言がわかる作品。

 作者はGA文庫で『メイド刑事』を書いている人。でも個人的には以前、富士見ミステリーから出ていた『Mr.サイレント』が気に入っていたので手を出してみた。この作品に出てくる瑞慶覧(ずけらん)という名前は『Mr.サイレント』の三巻でも出てきていたな。それに主人公ペアの少女ふたりが高校に通っていないというのも『Mr.サイレント』の主人公ペアの設定と重なるし。何か思い入れのある名前や設定だったりするのかね。あとこの作者のべつのシリーズの主人公である季里も少しだけ登場。

 思った以上にオカルト要素は薄めだったが、もともとそちらにはあまり期待していなかったし、沖縄ウンチクが楽しめて良かった。でも沖縄移住で真っ先に問題になるのが仕事をどうするかということなのに、もう中年の男性がいくらアルバイトとはいえ将来の正社員雇用前提で職に就き、特にアルバイトをしている様子もない高校生ぐらいの娘と二人暮らしでやっていけるというのは無理がある気が。話の本筋には関係ないかもしれないけど、沖縄紹介小説としてはいかがなものかと思ってしまう。都合のいい強力なコネがあったことにでもした方が良かったのでは?
メグとセロン 1 (1) (電撃文庫 し 8-24)メグとセロン 1 (1) (電撃文庫 し 8-24)
時雨沢 恵一
メディアワークス 2008-03-10

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『アリソン』『リリアとトレイズ』の流れをくむスピンオフ作品。『リリアとトレイズ』のラストシーンらしき場面から始まり(『リリアとトレイズ』は一つ目のエピソードしか読んでいないのではっきりとはわからない)、そこから時をさかのぼって夏休み中の学園での出来事をタイトルにもなっているメグとセロンを中心に描く学園冒険もの。ほか四名の個性豊かな主要登場人物も登場。

 登場人物はなかなか魅力的なんだけど、全員が出そろい、事件が起こってさあこれからというところで終わってしまっているのが残念。下巻に当たる次の巻では今回の事件が解決されるまで描かれるのと短編が収録されるようだけど、短編を削れば一冊にまとめることもできたのでは? まあ続きは五月発売予定とのことなので、それほど待たされないですみそうだけど。