個人的な注目作品を紹介したり、たまに感想を書いたり
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ソード・ワールド2.0リプレイ  滅びのサーペント (富士見ドラゴン・ブック)ソード・ワールド2.0リプレイ 滅びのサーペント (富士見ドラゴン・ブック)
清松 みゆき グループSNE 末弥 純
富士見書房 2011-08-20

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ソード・ワールド2.0リプレイ初の試み、最強の15レベルPCたちによる超英雄級セッションが開幕! 一騎当千のPCたちを迎え撃つGMは、歴戦の猛者、清松みゆき。だが、PCたちは本当に強かった!
「ダメージは110点です」「なにぃ!?」
 最強PCを迎え撃つべく、ついにGMは奥の手を解禁。
「やむをえん――“黒の封印”を解く!」
表題作「滅びのサーペント」に加え、仕掛けが満載の書き下ろしリプレイも収録。今度のPCは1レベル?
 普通にやっていたらまずお目にかかれないような高レベルキャラを使ってのリプレイということで読んでみたのだけど微妙だった。理由としては、2.0の設定はあまりよく知らないので、いろいろ特技やら呪文やらをくり出しているようだけど、それらがどういった効果を持っているのかよくわからなかったというのがひとつ。数字とか惜しみなく使いまくっていることからしてなんとなくすげーってのはわかるのだけど。

 もうひとつはシナリオの大筋そのものが単純過ぎてもの足りなかった。高レベルキャラだと万能過ぎて話が単純化してしまったり、知名度が高過ぎて普通に街中をうろついたりできないといった側面もあるだろうし、雑誌に掲載するページ数の都合でそれほどボリュームのある話はできなかったという事情もあるのだろうけど、やはりTRPGってのは敵と戦ったりダンジョンをうろついておしまいでなく、もっと自由に動きまわった方が面白いと思うわけで。

 そのせいか、もう一本の最弱キャラのコボルドパーティのリプレイの方が楽しめた。単なる最弱パーティだったらつまらなかっただろうけど、TRPGなのにあえてコンピューターRPGっぽいしかけがあったのが面白かったというか。

ソード・ワールド2.0リプレイ  新米女神の勇者たち(11) (富士見ドラゴン・ブック)ソード・ワールド2.0リプレイ 新米女神の勇者たち(11) (富士見ドラゴン・ブック)
秋田 みやび グループSNE 中島 鯛
富士見書房 2011-05-20

by G-Tools
 シリーズクライマックスにふさわしく、実にギリギリの盛り上がったラストバトルだった。また最終決戦直前の30.5話が実にTRPGならではの展開で面白かった(笑) 普通の物語で、あの局面であの展開はできないよなー。まさしくTRPGだからこそ。

 シリーズ全体としてはシリーズ前半の伏線なども後半の展開に上手く組み込んでいてお見事だとは思うのだけど、正直11巻にもわたる長期シリーズの上、刊行ペースも決して遅くはないもののそれほど間をおかず出ているというわけでもないので、以前に出てきた登場人物や伏線などはあまりはっきりおぼえていないことが多くて、少々ついていきづらい面もあった。ストーリー構成力が格段に進歩しているのはけっこうなことなのだけど、へっぽこーずのときみたいにもうちょっとシンプルな内容の方がついていきやすくてありがたい気が。へっぽこーず後半あたりが理想か。

 ソード・ワールド2.0自体はあれこれ今後の展開予定があるようだけど、秋田さんの今後のリプレイ執筆予定はどうなのかが気になるところ。

魔法の会社で大もうけ!―ソーサルカンパニー・リプレイ (富士見ドラゴンブック)魔法の会社で大もうけ!―ソーサルカンパニー・リプレイ (富士見ドラゴンブック)
諸星 崇 グループSNE 秕 帷苓
富士見書房 2007-11

by G-Tools

魔法の都イースリーに新たな血社が誕生した! その名は“英知の箱”。方具使いを目指すマイヤー社長の下、若き力が集まって、大血社への道を歩みだす。
最初に請けた案件は、近所の魔道具屋からの依頼だった。
「届くはずの魔法の石が届かないので、調べてきて」
お使い程度の事件と思ったら、それは世界の危機へと繋がる大事件の発端だった。
魔法があふれる世界での、魔法の会社の物語。
きっと明日は大もうけ!
 プレイヤーのグループが「会社」という形でまとまっているせいか(作中では「血社」という)、中世よりももうちょっと現代よりな印象。もっとも傭兵なども普通に出てくるあたりなどはいかにもファンタジーRPGらしい。

 たいていのプレイヤーキャラが「魔法の素質」を持っていたり、設定上では魔法の素質3〜5ぐらいまであるのがいかにも魔法がメインの作品といった感じ。ルナルのころは「魔法の素質2」を持っていたらかなりすごく思えたしなぁ。ベースとなっているガープス・マジックがあたらしくなっているのも関係しているのかも。魔法の力の源が「マナ」ではなく「マガ」という名称に変わったのはどうしてなんだろう? 「マナ」では何か問題でもあったのかね。

 良くも悪くも魔法に影響を受けやすく、魔法の影響を受けると子供の姿から大人の姿に変身するシエロは、魔法がメインのこの作品にふさわしい種族ですな。しかし接近戦はほとんどシエロ頼みだったのは少々残念。魔法&接近戦の両方を使いこなす魔法戦士みたいなキャラもいてほしかった。

ソード・ワールド2.0リプレイ  新米女神の勇者たち(10) (富士見ドラゴン・ブック)ソード・ワールド2.0リプレイ 新米女神の勇者たち(10) (富士見ドラゴン・ブック)
秋田 みやび グループSNE 中島 鯛
富士見書房 2011-01-20

by G-Tools
 ついにラスボス登場! というわりにはなんとも格好がつかない登場だこと。いかにもこの作品らしいといえばらしいけど。

 パジャリガーはこうしてみるとけっこう英雄らしい英雄だったんだな。メッシュのオリジナルということや最初に触れられたエピソードの影響もあってどうしてもマヌケなイメージだったのだけど、今回ちょっと認識を改めた。

 ソードワールド2.0になってやはり神が身近な存在になったよな。行動を共にしたり、敵対したり。無印のころは高レベル神官が降臨させるときに出てくるぐらいだから、設定はあっても小説の方で見かけるぐらいで、リプレイではまず出てこないし。

 ところで前から何度も言ってるけど、ソラの復帰マダー? ムーテスはすでに完全復帰しているのに、なぜソラだけ……

ソードワールド2.0リプレイ  新米女神の勇者たち(9) (富士見ドラゴンブック 29-29)ソードワールド2.0リプレイ 新米女神の勇者たち(9) (富士見ドラゴンブック 29-29)
秋田 みやび グループSNE 中島 鯛
富士見書房 2010-09-18

by G-Tools
 絶望したっ! ソラが正式に復帰しなかったことに絶望したっ!!

 てっきり今回からソラが正式復帰かと思っていたのに、復帰したのはムーテスかよ……。しかもこれで六人パーティになってしまったから、なおさらソラの正式復帰が遠のいてしまっただろうし。もうこれで終盤までは復帰しないことほぼ確定か? なんてこった……

 今回はジークの女帝に対する態度があまりにひどいのが気になった。「ぞんざい」がパーティ名になっているぐらいとはいえ、いくらなんでも国のトップにこの態度はないだろと思えてしまって。それに私情を優先することが許されない女帝の立場がわからないほどバカじゃないと思っていたのだけどなぁ。

ソード・ワールド2.0リプレイ  新米女神の勇者たち(8) (富士見ドラゴン・ブック)ソード・ワールド2.0リプレイ 新米女神の勇者たち(8) (富士見ドラゴン・ブック)
秋田 みやび (著), グループSNE (著), 中島 鯛 (イラスト)
富士見書房 2010-05-20

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 水着シーンがないじゃないか! がっかりだ! ……いやまあ、SWの世界観で水着なんてないだろうとわかっていたけど、それでもほのかに期待する部分がなきにしもあらずだったというか。

 まあそれはそれとして。今回あかされたジークとあの登場人物の意外な関係にびっくり。そんなつながりがあったとは。前回から登場のメンバーは今巻になってなじんできた印象。でもやっぱりソラに復帰してもらいたいなぁ。今回ソラは鳥の反応が可愛かった。

 反面、ムーテスくんはすっかり空気ですな。ソラを連れ戻すことは今回のキャンペーンの大きな目標の一つであるのに対して、ムーテスは話題にのぼることすらほとんどないし。ムーテスの今後の復帰はありえるのだろうか。

ソード・ワールド2.0リプレイ  新米女神の勇者たち(7) (富士見ドラゴン・ブック)ソード・ワールド2.0リプレイ 新米女神の勇者たち(7) (富士見ドラゴン・ブック)
秋田 みやび (著), グループSNE (著), 中島 鯛 (イラスト)
富士見書房 2010-01-20

by G-Tools

蛮族たちの進攻を撃退し、湖の国ルーフェリアを守ることに成功した“ぞんざい勇者団”たちは、それぞれの休息をとっていた。そんな中、近くの村で騎獣が消えるという事件が。連絡のつかないメンバーの代わりにマギテックのタビット・イスミーシャと鞭使いの少女ニゲラを加え急遽調査に乗り出したジークたちだが…。新キャンペーン開始早々、惨事勃発!? GMの思惑も遙かに越えるTRPGならではの超展開、心して読め!
 一部メンバーチェンジして新展開開始。退場したメンバーの一人が最も気に入っていたキャラでショック。巻数を重ねてきてかなりの高レベルになってきたのでここらでメンバーチェンジも悪くないと思うが、何もこのキャラでなくてもいいだろうに……。さいわい復帰フラグが立っているので早いところ復帰してほしい。できれば次巻の一話目ぐらいに。もう一人の今回あまり話題にならなかった方はべつにどっちでもいいや(酷)

 一方、交代要員のうちひとりのニゲラは、せっかく加入してきたわりにはいまいち影が薄い気が。毒が足りないというか、おとなしい性格なので印象が薄いんだよな。まあまだ加わったばかりだし、当番エピソードを経たらまた印象が変わるのかもしれないが。

ソード・ワールド2.0リプレイ  新米女神の勇者たち(6) (富士見ドラゴン・ブック)

ルーフェリア攻防戦で力尽き、“竜子爵”フィルゲンに捕らえられてしまったジークたち。“奴隷の首輪”を着けられ、生き延びるために任務をこなしながらも逆襲をねらう“ぞんざい勇者団”にチャンスはあるのか!? 蛮族の進攻を止め、氷に覆われたルーフェリアを救い出すことは出来るのか!?
 ソード・ワールド2.0を代表する好調リプレイ、いよいよ第1部クライマックス!!
 あらすじに >第1部クライマックス とかあるけど、一区切りつけて第2部へとか、そういう展開予定でもあるのだろうか? 作中でも巻末の解説でも特にそういった言及はなかったと思うのだが。

(以下ネタバレ)

ソード・ワールド2.0リプレイ  新米女神の勇者たち(5) (富士見ドラゴン・ブック)

≪年輪国家アイヤール≫の皇位継承権者にして予知能力を持った姫ミスティンと知己を得た“ぞんざい勇者団”たち。だが彼女がジークたちに告げた予言は不吉で……。かつてない危機がパーティを襲う、シリーズ第5弾!
 いよいよ話の規模が大きくなってきたなあ。各キャラのレベル的にも、事件の規模の大きさ的にも、今回の事件がこのシリーズ最後のキャンペーンシナリオになりそう。

(以下ネタバレ)

ソード・ワールド2.0リプレイ  新米女神の勇者たち(4) (富士見ドラゴン・ブック)ソード・ワールド2.0リプレイ 新米女神の勇者たち(4) (富士見ドラゴン・ブック)
秋田 みやび
富士見書房 2009-02-20

by G-Tools

認定! “新米女神の勇者”

ダークトロールの魔手から“女神のかけら”であるルーを見事救い出したジークたち。アイヤールに留まり女神修行(?)を始めたルーに頼まれ、ついに専属冒険者となることに!! その、依頼内容は!? 好評リプレイ新展開!
「第十話 敵から祭りを守る方法」「第十一話 素敵な像を得る方法」「第十二話 ライバル勝負に勝つ方法」収録。読み始めた時はすっかり前巻までの話の流れやら国の名前やら忘れてしまっていたけど、しばらく読み進めると思い出せて問題なく楽しめた。意外におぼえているものだなあ。

 リプレイ開始時点でホームにしている街から旅立つ展開はめずらしくないけど、旅立って別の国で根付くのは珍しい気が。ぺらぺらーずは全員盗賊ギルド所属だったけど、こちらは神殿お抱えなのね。2.0になって大きく変化したことのひとつは神様との距離が近くなったことだよなあ。普通に話ができたりするし。今回の表紙に出目立っている女の子はだれだかわからなくて、ひょっとしてルーかと思ったが、ホーリィの方だったか。

 7レベルに手が届くキャラも出始めてかなり強くなった印象なのに、まだまだ真剣にヤバいほど苦戦することがあるのはびっくり。やはりこの2.0ではプレイヤー側は強くなりやすく、その分、敵も強力なのがいるようにバランス調整しているのかね。秋田さんはGMとして不測の事態に陥っても上手く受け流せるようになったなあ。へっぽこ初期のころのパニックぶりを思い出すとなかなか感慨深い(笑) 今後の展開に関わってきそうな伏線もいくつか出てきて次巻以降も楽しみ。

ソード・ワールド2.0リプレイ  新米女神の勇者たち(3) (富士見ドラゴン・ブック)ソード・ワールド2.0リプレイ 新米女神の勇者たち(3) (富士見ドラゴン・ブック)
グループSNE
富士見書房 2008-11-20

by G-Tools

新米女神の救出なるか!? “ぞんざい勇者”たちの大勝負!

旅馬車の護衛に端を発した女神ルーフェリア誘拐事件は意外な展開を見せる。さらったのは蛮族たちではなく、人族の国家《アイヤール》の手のものだった。事件に隠された真相とは!? 好調リプレイ第3弾!
 第七話〜第九話収録。前巻からの続き。

 とうとうパーティ名決定。というか、この2.0ではポイントを稼げばプレイヤーが自分たちで名前を決められるシステムになっているわけだが。まだなじみがなくてしっくりこないけど、いずれはへっぽこやぺらぺらみたいになじめるようになるのかな。もっとも3巻にして早くも6レベルに達しているようキャラもいて、今後あとどれぐらい続くのか気になるところ。無印ソードワールドなら6レベルだともうかなりのレベルの高さのはずだけど、2.0はレベル上限ってどれぐらいに設定されているのかね? 各ステータスもずいぶん簡単にあげられるようだから、無印に比べてずっと上の方まであげられるようになっているのではないかと思っているのだけど。

 今回ちょろっと関わってきたアイヤールの皇女さまの話もこれで終わらすにはもったいないし、ひょっとして今後の伏線? それとも読者がソード・ワールド2.0を遊ぶときのための素材設定なのかな。どっちだろう。第九話のジークの発言が有効かどうかも気になる。普通に考えればまず間違いなく冗談なのだろうけど、どうも2,3巻の表紙イラストを見ているとマジでフラグ成立させるつもりなのではという疑いが……(笑)

デモンパラサイト・リプレイ  ぬぎぬぎアクマとぱくぱくデーモン (富士見ドラゴンブック 25-9)

GM藤澤さなえとプレイヤー緒方剛志ほか著名イラストレーターたちが贈る、ギャグ・下ネタ・コスプレ・悪ノリ満載のオーバーレブ・リプレイ登場!!
 新シリーズリプレイかと思ったらリプレイ短編集だった。「白雪が降る頃に舞う……」「欲望と食欲のはざまに……」「孤島に巣食う闇」収録。「白雪が降る頃に舞う……」「欲望と食欲のはざまに……」は藤澤さなえさんがGMで登場人物も共通、プロのイラストレーターがプレイヤーとして参加という企画。「孤島に巣食う闇」は北沢慶さんがGMで、キネティック・ノベルや他のリプレイの主人公が結集するというクロスオーバー作品。

 三本ともシナリオ的にはひねりが欠けていて単純でもの足りなかった。まあ一話完結型の単発作品だし、したかないのかもしれないけど。その分、「白雪が降る頃に舞う……」「欲望と食欲のはざまに……」は脱衣ネタとキャラの魅力で楽しめた。特にのぶ男とすみかのキャラがいいですな。「孤島に巣食う闇」は他の二本と比べて格段にキャラのレベルが上なので戦闘がハデになって勢いがあるのが良かった。