小説☆☆☆☆

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本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~ 第三部「領主の養女III」本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~ 第三部「領主の養女III」
香月美夜 椎名優
TOブックス 2017-03-10

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 印刷機の改良の話とか今となってはなつかしい。後半になると貴族間の勢力争いネタが増えて商売ネタや本ネタが少なくなってしまったからな。アンゲリカはこうしてイラストで見ると美人ね。それだけに残念感がひとしお(笑) ハルトムートもさらっと登場してきたけどこの時点ではそれほど目立たないな。ハッセの町のあれは現代人が中世社会の処刑シーンを見せられるようなものだからそりゃきっついわ。

冴えない彼女の育てかた 12 (ファンタジア文庫)冴えない彼女の育てかた 12 (ファンタジア文庫)
丸戸 史明 深崎 暮人
KADOKAWA 2017-03-18

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 今回の話を読み始めて英梨々や詩羽先輩の成果を守るためとはいえどうしてそういう方向にいくかなと思ったが、GSも含めてあと二冊でシリーズ完結だそうで、そう考えてみるといかにもシリーズのクライマックスらしい流れだった。そして今回ほとんど出番のない出海と美智留はやはり捨てヒロインなのね(哀) 最後のあの場面は2ページ見開きでイラストがほしかった。電撃文庫とかではけっこう見かける演出なんだけど、ファンタジア文庫ではやらないのかな。

この恋と、その未来。 -一年目 春- (ファミ通文庫)この恋と、その未来。 -一年目 春- (ファミ通文庫)
森橋ビンゴ Nardack
KADOKAWA/エンターブレイン 2014-06-30

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超理不尽な三人の姉の下、不遇な家庭生活を過ごしてきた松永四郎。その地獄から逃れるため、新設された全寮制の高校へと入学を決めた彼は、期待を胸に単身広島へ。知らない土地、耳慣れない言葉、そして何よりもあの姉達との不条理な日々から離れた高揚感に浸る四郎だったが、ルームメイトとなった織田未来は、複雑な心を持つ……女性!? 四郎と未来、二人の奇妙な共同生活が始まる――。『東雲侑子』のコンビで贈る、ためらいと切なさの青春ストーリー。
 まあまあ。体は女、心は男な相手との恋愛ものなんてめんどくせえと敬遠していたけど、東京ではなく広島が舞台で、しかも全寮制の学校ということでちょっと変わった青春ものとして見ればなかなか面白かった。しかしそれまでもたまに意識してドキッとすることはあってもわりとフラットにつきあってたのに、終盤になって急にはっきりと恋心を自覚する四郎の心情にはいまいち共感できず。なので今後は「恋しているけどそれを表に出すことができず切ない」という展開になるのだろうけど、その切ない気持ちに共感できなくてついていきづらくなりそう。

俺を好きなのはお前だけかよ (電撃文庫)俺を好きなのはお前だけかよ (電撃文庫)
駱駝 ブリキ
KADOKAWA/アスキー・メディアワークス 2016-02-10

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 ここで質問。もし、気になる子からデートに誘われたらどうする? しかもお相手は一人じゃない。クール系美人・コスモス先輩と可愛い系幼馴染み・ひまわりという二大美少女!! 意気揚々と待ち合わせ場所に向かうよね。そして告げられた『想い』とは! ……親友との『恋愛相談』かぁハハハ。……やめだ! やめやめ! 『鈍感系無害キャラ』から、つい本来の俺に戻ったね。でもここで俺は腐ったりなんかしない。恋愛相談に協力すれば、俺のことを好きになってくれるかもしれないからな! そんな俺の哀しい孤軍奮闘っぷりを、傍で見つめる少女がいた。パンジーこと三色院菫子。三つ編みメガネな陰気なヤツ。まぁなんというか、俺はコイツが嫌いです。なのに……俺を好きなのはお前だけかよ。
 第22回電撃小説大賞<金賞>受賞作!
 終盤になってシリアス要素を入れてまとめるのではなくて最後までゲラゲラ笑えるラブコメだけで通してほしかったとか、最後まで読んでもパンジーの言動はちょっと理解しがたいといった多少の不満点はあれどなかなか面白かった。主人公の一人称がテンション高い系で最初はついていけるか心配になったけどほとんど気にならずさくさく読めたし、クズなところもあるけど普通に好感が持てる主人公で楽しく読めた。異能もSF要素も純愛や何か打ち込んでいるスポーツや趣味といった青春要素もまじえず、純粋にラブコメだけで通していたのも良かったのだけど、この点は先述の通り終盤になってちょっと崩れたのが惜しい。続きにも期待。

86―エイティシックス― (電撃文庫)86―エイティシックス― (電撃文庫)
安里 アサト I-IV
KADOKAWA 2017-02-10

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 サンマグノリア共和国。そこは日々、隣国である「帝国」の無人兵器《レギオン》による侵略を受けていた。しかしその攻撃に対して、共和国側も同型兵器の開発に成功し、辛うじて犠牲を出すことなく、その脅威を退けていたのだった。
 そう――表向きは。
 本当は誰も死んでいないわけではなかった。共和国全85区画の外。《存在しない“第86区”》。そこでは「エイティシックス」の烙印を押された少年少女たちが日夜《有人の無人機として》戦い続けていた――。
 死地へ向かう若者たちを率いる少年・シンと、遥か後方から、特殊通信で彼らの指揮を執る“指揮管制官”となった少女・レーナ。二人の激しくも悲しい戦いと、別れの物語が始まる――!
 第23回電撃小説大賞《大賞》の栄冠に輝いた傑作、堂々発進!
 いくつかツッコミどころや気になった点はあったけど全体としてはまあまあ楽しめた。気になった点の一部についてもあとがきで作者が言及していて、それなら流してもいいかという気になれたし。ガーターベルトに関してはイラストレーターさんにもっと力を入れてほしかったが、そういう作品じゃないし仕方ないね。これがちょっとエッチなラブコメとかだったらなあ。結末はあのオチよりももうちょっと手前で終わっておいてくれた方が好みだったが、もちろんこれはこれでありだと思う。

無法の弁護人3 もう一人の悪魔 (Novel 0)無法の弁護人3 もう一人の悪魔 (Novel 0)
師走 トオル toi8
KADOKAWA 2017-02-15

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 今回で大きな一つの区切りらしいけど、次からそんなに今までとは大きく変わった内容になるのかな? 今までだって本多は阿武隈にあれこれ文句をつけつつもコンビを組んできたわけだし、たいして変わらない気がするんだが。それに今回の裁判は阿武隈の悪魔の策略による勝利というより半分は検察側の自滅みたいなものでいまいち終盤の盛り上がりが弱かった気が。井上検事の人生も今回の事件をきっかけに大きな転換期を迎えるようだけど、今後どう変わっていくのか気になる。

神さまは五線譜の隙間に (メディアワークス文庫)神さまは五線譜の隙間に (メディアワークス文庫)
瀬那和章
KADOKAWA/アスキー・メディアワークス 2016-06-25

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 念願かなって町の小さな調律事務所に就職が決まった幹太は、業界内で「エスピー調律師」と揶揄される時子の助手として働くことに。シンプルな黒スーツに鋭い目つき、無愛想な態度――時子の醸し出すエスピーのような雰囲気に最初は尻込んでいた幹太だが、彼女の天才的な手腕と真摯な仕事ぶりに尊敬の念を抱き始める。
 依頼人が望む「音」を作るために奮闘し、ときにピアノと音に隠された謎を解き明かしてゆく時子たち。調律が終わり、ピアノに神さまがおりた瞬間、様々な依頼人の心に温かい奇跡が訪れる――。
 そつなくまとまっていてそこそこ楽しめるのだけど、あとに残るものが少なくてすぐに印象が薄れてしまいそうな感じ。調律師のお仕事ものというにはそれなりに薀蓄も音楽ネタも散りばめられているけど掘り下げが深くなくて、新人の主人公が毎日の仕事の中でどういうことに直面してどのように成長しているのかがあまり見えてこなかった。また主人公たちが抱えるドラマもこの一冊できれいにまとまり過ぎていて広がりが感じられないのが残念。なんだか不満ばかりみたいだけど総合的に見れば十分いい作品だと思う。それだけに惜しいというか。

魔弾の王と戦姫<ヴァナディース>16 (MF文庫J)魔弾の王と戦姫<ヴァナディース>16 (MF文庫J)
川口 士 よし☆ヲ 片桐 雛太
KADOKAWA 2017-01-25

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 表紙がリムで火の粉っぽいエフェクトがついているので、まさか双剣がフィグネリアからリムの手に渡ってリムが戦姫になる展開か!? と予想したけど全然そんなことなかった。そりゃここで簡単に主が変わったら双剣はとんだ尻軽竜具でフィグネリアとはなんだったのかってことになってしまうので可能性が低いことはわかっていたけどね。しかし表紙を見てもやはりリムは双剣っぽいものを持っているように見えるし、次の前半あたりでフィグネリアと決着がついてフィグネリアは死亡しリムが次の戦姫になるという可能性はまだ残っているのかも。

ロード・エルメロイII世の事件簿 5 case.魔眼蒐集列車(下) (書籍)ロード・エルメロイII世の事件簿 5 case.魔眼蒐集列車(下) (書籍)
TYPE-MOON BOOKS

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 ここからシリーズ後半戦ということでシリーズ全体の結末に関わりそうな人物が顔見せ。しかし死徒やらサーヴァントやら代行者やら魔術師やらが入り組んで非常に派手な展開なんだけど、そのせいか今回はⅡ世の謎解きの影響力が少々薄めだった気が。終盤の描写からして最後はエルメロイ教室総出の大決戦になるのかね。ルヴィアや凛も参戦することになるのだろうか。ルヴィアはともかく凛の方はこの作品の時系列がその時どのあたりまで進んでいるかにもよるだろうけど。

Re:ゼロから始める異世界生活 (7) (MF文庫J)Re:ゼロから始める異世界生活 (7) (MF文庫J)
長月 達平 大塚 真一郎
KADOKAWA/メディアファクトリー 2015-09-25

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『白鯨』討伐編ともいうべき巻だけど個人的にはその前のクルシュとの交渉の方が好み。スバルの騎竜となるパトラッシュもここから本格的に話に関わってくるけどまだ現時点ではそれほど大きな存在感ではないな。これがもう少し後になるとパトラッシュたんマジヒロインというぐらいになるのだけど。ヴィルヘルムの過去もこの巻で語られるのだけど要点はすでにここでわかっているわけで。外伝の過去編では何が語られているのだろう。

Re:ゼロから始める異世界生活2 (MF文庫J)Re:ゼロから始める異世界生活2 (MF文庫J)
長月 達平 大塚 真一郎
KADOKAWA/メディアファクトリー 2014-02-22

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 こうして今読んでみると初期のレムとラムの描かれ方には少々違和感が。そういえばレムとラムでステレオ発言なんてしてたっけ。その後はほとんど見られなくなったけど。このころの流れだとどちらかというとむしろラムの方とフラグが立ちそうな印象なのもびっくり。あとがきによるとこの作品は無力な主人公が高嶺の花なヒロインを振り向かせるために足掻き続ける物語として生まれたそうだけど、エミリアはかなりチョロいヒロインな気が。そりゃ嫉妬の魔女関連でかなり重いものを背負ってはいるけどね。

アンデッドガール・マーダーファルス 2 (講談社タイガ)アンデッドガール・マーダーファルス 2 (講談社タイガ)
青崎 有吾
講談社 2016-10-19

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 ミステリというよりも活劇寄りの内容になったなという印象。まあ密室で守られた宝をめぐっての探偵と怪盗の頭脳戦とか暗号解読といった要素もあるけど、もうちょっとミステリ成分を濃くしてほしかった。鳥と間違えて取り違えたあたりの流れは笑えた。まさしくファルス(笑劇)といった感じ。あと静句がエロかった。あの後どうやっておさめたのか、私、気になります。