個人的な注目作品を紹介したり、たまに感想を書いたり

冴えない彼女の育てかた Girls Side3 (ファンタジア文庫)冴えない彼女の育てかた Girls Side3 (ファンタジア文庫)
丸戸 史明 深崎 暮人
KADOKAWA 2017-06-20

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 GS第3弾、またの名を本編12巻裏サイド編といった感じ。しかし後半の合宿の女子会的なノリはいかにもガールズサイドというタイトルにふさわしい雰囲気だった。全体的にはいかにも「ああ、終わりが目前なんだな……」という印象。主人公ががんばって事態を動かすのではなく、仲間の少女たちが互いに関わり合って事態を動かしてしまうのがギャルゲーとの大きな違いか。このシリーズは今までなぜ恵が倫也に惹かれることになったのかずっと疑問だったのだけど、今回語られた内容からするとなんとなくフィーリングが合った以上のものは無いということかね。

項羽と劉邦〈下〉 (新潮文庫)項羽と劉邦〈下〉 (新潮文庫)
司馬 遼太郎
新潮社 1984-09-27

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 最終巻。もうちょっと先まで読みたかった気もするが『項羽と劉邦』という題を考えればここで終わるのがもっともか。この最終巻の中で何人かの登場人物のその後にも触れられているしな。項羽は終盤近くまで優勢でこれでなぜ負けることになったのか首をひねりたくなる。周囲の人材を(身内以外は)大切にしなかったとか、補給を重視しなかったとか、いろいろもっともらしい要素があるのもわかるけど、そのことを踏まえてもあとほんのちょっと天秤の傾きが違えば天下を治めたのは項羽だったろうに。もっとも項羽が天下をとってもその治世はあまり長続きしなかっただろうけど、それを言えば劉邦の漢だってこの直後にもいろいろごたごたがあるわけだしなあ。

鬼滅の刃 3 (ジャンプコミックス)鬼滅の刃 3 (ジャンプコミックス)
吾峠 呼世晴
集英社 2016-10-04

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 ようやく他の剣士も出てきて一気にギャグ的な描写が増えた(笑) しかしなんというか普通に戦っているだけで思ったほど盛り上がらないな。一巻の方が内容は地味だけどもっと引き込まれるような魅力があった気がする。

虚構推理(6) (講談社コミックス月刊マガジン)虚構推理(6) (講談社コミックス月刊マガジン)
片瀬 茶柴 城平 京
講談社 2017-06-16

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 鋼人七瀬編完結。そして漫画版一巻を読んだときから期待していた通り続編もあるようで何より。しかしこの七瀬編の終わり方からして紗希さんの出番はもうないのかね。だとすると次の一般人枠はどんな人物が出てくるのだろう。虚構推理も一発ネタみたいなものに思えるけど続きでも上手く成立させられるのかね。何にせよ続きも楽しみ。

デンデラ (新潮文庫)デンデラ (新潮文庫)
佐藤 友哉
新潮社 2011-04-26

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斎藤カユは見知らぬ場所で目醒めた。姥捨ての風習に従い、雪深い『お山』から極楽浄土へ旅立つつもりだったのだが。そこはデンデラ。『村』に棄てられた五十人以上の女により、三十年の歳月をかけて秘かに作りあげられた共同体だった。やがて老婆たちは、猛り狂った巨大な雌羆との対決を迫られる――。生と死が絡み合い、螺旋を描く。あなたが未だ見たことのないアナザーワールド。
 老婆たちが羆と戦う作品ということでてっきり大真面目に馬鹿な展開を描くシュールなアクションコメディ的作風なのかと思ったら、当たり前のように暮らしは貧しくて厳しいわ、人間関係はドロドロしてていがみ合い対立するわで想像していたのとはだいぶ違う作風だった。また主人公のカユが、文句をたれ、キレイごとを口にするわりには、代案を示さず周囲に流されるだけといった感じでいまいち好感が持ちづらかった。しかしそんなだからこそ、様々な考え方があって、生死の迫力があって、読みごたえがあった。最終的な満足度は並。自分の好みの作風ではないが力作ではあったと思うといったところ。

月とライカと吸血姫 (ガガガ文庫)月とライカと吸血姫 (ガガガ文庫)
牧野圭祐 かれい
小学館 2016-12-25

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 微妙。宇宙を目指す訓練生の青春ものとしては訓練の描写が淡々としているし、ボーイ・ミーツ・ガールものとしては特に大きな衝突もなく少しずつ距離を縮めていつの間にか互いが互いの大切な存在になっているという流れで、これはこれで悪くないもののいまいち盛り上がりに欠ける印象だった。あと吸血鬼というファンタジー要素がいまいちいかされていない気が。ヒロインが吸血鬼だからこそ作中のような状況が成り立つというのはわかるけど、ちょっと変わった体質の人間ぐらいの扱いでしかないのがもの足りなかった。

レイリ 1 (少年チャンピオン・コミックス エクストラ)レイリ 1 (少年チャンピオン・コミックス エクストラ)
室井大資 岩明均
秋田書店 2016-11-08

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 原作者あとがきによると何か描きたい「出来事」があるらしいけど、この一巻ではまだ主人公の過去を描いただけなのでどういう方向に進むのかよくわからん。

グレイプニル(1) (ヤングマガジンコミックス)グレイプニル(1) (ヤングマガジンコミックス)
武田すん
講談社 2016-03-18

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 微妙。まだよくわからないことが多いけど主人公が内向的なのがまどろっこしく感じそう。

ぼくたちは勉強ができない 1 (ジャンプコミックス)ぼくたちは勉強ができない 1 (ジャンプコミックス)
筒井 大志
集英社 2017-06-02

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 苦手分野だからって努力してないわけでもないのにここまで成績が悪いというのは無理があるのでは(武元みたいにスポーツ全振りで根本的に勉強する習慣がついていなくて苦手というのはわかる)と思わないでもなかったが、お勉強ノウハウものではなくラブコメがメインの作品なのでこれでいいか。そのへんを割り切れば絵はきれいだし女の子も可愛いし主人公も好感が持てるしでそれなりに楽しめた。ただ、無難でそれほど突き抜けたものは無い感じかな。

鬼滅の刃 2 (ジャンプコミックス)鬼滅の刃 2 (ジャンプコミックス)
吾峠 呼世晴
集英社 2016-08-04

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 早くも仇と遭遇したりトップクラスと戦ったり展開が急ぎ気味な印象。一巻収録のあたりの内容が修業ばかりで人気が出なかったので展開を急いだりしたのかね。試験突破人数の伏線が気になる。